フロスト&サリバン:東南アジアの製造業拡大で、汎用試験装置市場が成長

フロスト&サリバンは7月9日、東南アジアにおける製造業の拡大や研究開発活動の増加に伴い、同地域で中古およびレンタルの汎用試験装置の市場が2018年までに拡大するという予測を発表した。

フロスト&サリバンが新たに発表した分析「東南アジアにおける汎用試験装置(中古・レンタル)市場」によると、東南アジアにおける中古およびレンタルの汎用試験装置*の市場規模は、2013年の3,190万米ドルから2018年には6,020万米ドルに到達する予測となっている。外国直接投資(FDI)の流入により、原材料、加工、検査やその他のサポート機能における需要を生み出しており、中古やレンタルの汎用検査機器の需要拡大につながることが見込まれている。
*今回の調査では、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、信号発生器、電力計、マルチメータ、電子カウンタを対象に含む

今回発表した調査分析によると、2013年時点での中古およびレンタルの汎用試験装置市場では、中古が全体の75%以上を占めている。一方で、レンタルの汎用試験装置は、エンドユーザー企業間でのレンタルによるメリットの認知不足や、新品を購入すべきという従来の認識などにより、成長は現時点では初期段階にあるものの、今後は中古の汎用試験装置よりも早いペースでの成長が予測される。

不確かな経済状況や予算の削減などは、エンドユーザー企業の支出にも影響を及ぼしている。このような状況下において、汎用試験装置のレンタルあるいは中古での購入は、エンドユーザー企業にとって所要コストを引き下げることが可能になるため、より効率の良い選択と言える。

「レンタルの汎用試験装置ベンダーは、サービスにおけるサポート体制を強化し、顧客のニーズをより深く理解するためにエンドユーザーとの協力関係を構築し、需要拡大の機会の活用を試みている」と、フロスト&サリバンの計測部門における産業アナリスト、スーザン・サハヤンは語る。

ベンダーの観点からみると、顧客のニーズに対応した検査機器の提供は、時として課題となる。これを満たすには、レンタルおよび中古の汎用検査装置ベンダーが、強固な製品ポートフォリオを維持すると同時に、最新の検査製品や測定製品、そして現在でもエンドユーザーに用いられる旧来の検査装置もカバーすることが必要である。

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