アルテラ、Quartus II 開発ソフトウェア v14.0をリリース ~業界最短のコンパイル時間を実現~

日本アルテラ株式会社 2014年07月01日 10時00分
From PR TIMES

コンパイル時間が最大4倍高速化、デザイン・イタレーションを加速

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間6月30日 (日本時間:7月1日)、性能および生産性においてFPGA業界随一のソフトウェアである同社の「Quartus(R) II 開発ソフトウェア v14.0」をリリースしたことを発表しました。最も類似した競合製品と比べて、コンパイル時間を平均2倍高速化するこの最新バージョンの提供により、アルテラはFPGAおよびSoCデザイン向けソフトウェアのリーダー的地位を維持しています。

Quartus II 開発ソフトウェア v14.0により、ユーザーは生産性を高め、FPGAおよびSoCにおいて業界最速の設計収束を達成することが可能となります。最新版には、小規模なデザイン変更を行う際にコンパイル時間を最大4倍短縮するラピッド・リコンパイル機能、ならびにエンタープライズ・クラスの性能を提供するクラス最高水準のPCI Express(PCIe)IPソリューションが含まれています。さらに、Qsysシステム統合ツールでのAXI(TM)サポートの強化、ならびにアルテラ OpenCL向けSDKでは迅速なプロトタイピング・デザイン・フローにおいても、機能強化が図られています。

再設計されたラピッド・リコンパイル機能により、ユーザーはフル・コンパイルを行うよりはるかに短い時間で、小さなデザインの変更とリコンパイルを行うことができます。ラピッド・リコンパイル機能を使用することで、設計者はデザインが変更されていない部分の配置配線を維持しながら、合成前HDLの変更を最大3倍、またポストフィットSignalTap(R) II ロジック・アナライザの修正で最大4倍、コンパイル時間を短縮することができます。ラピッド・リコンパイル機能は現在、すべての28nm Cyclone(R) V、Arria(R) V、およびStratix(R) V FPGAでサポートされています。

アルテラは、FPGA業界最高性能のPCIeソリューションによって、クラス最高のIPポートフォリオをさらに強化しました。アルテラのクラス最高のPCIeソリューションは、アプリケーション性能を高め、最大6.7ギガバイト/秒の40万IOPS以上のスループットを提供します。当PCIeソリューションには、ダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)エンジン、エンタープライズ・クラス・デバイス・ドライバ、評価およびデザイン統合プロセスを著しく簡素化するリファレンス・デザインを備えています。

Qsysシステム統合ツールに施された機能強化は、システム・レベルのハードウェア・コンポーネントを接続するプロセスを簡素化します。Qsysは、AMBA(R) AXI3とAXI4仕様のサポートを拡張し、AXI4のLite版であるAXI4-Liteと、ポイント間接続用AXI4-Streamもサポートしています。これらの機能拡張により、より広範なカスタムIPをサポートし、アルテラおよびサードパーティ企業によって開発されたIPとの統合が容易になることで、より優れたデザイン再利用が可能になります。

FPGAをターゲットにしたソフトウェア・プログラマー向けに、アルテラはOpenCL向けSDKのアップデート版となるバージョン14.0もリリースしました。この最新バージョンでは、プログラマが直ちにFPGAアクセラレータ・ボード上でデザインのプロトタイピングができるラピッド・プロトタイピング・デザイン・フローが含まれています。FPGA開発プロセスを一層迅速化させる多数のリファレンス・プラットフォームも、OpenCL最新版である当バージョンに含まれています。詳細は、www.altera.co.jp/OpenCLをご覧ください。

Quartus II 開発ソフトウェアの最新機能に関するその他の情報は、“What’s New in Quartus II ソフトウェア”のウェブページに掲載されています

価格と出荷時期
Quartus II 開発ソフトウェアv14.0のサブスクリプション・エディションおよび無償のウェブ・エディションは、アルテラのウェブ・サイトから入手可能です。アルテラのソフトウェア・サブスクリプション・プログラムは、ライセンス料とメンテナンス料を合わせて年間費用として支払うことができるように簡素化されています。サブスクリプション契約者には、Quartus II 開発ソフトウェア、「ModelSim(R) Altera Starter Edition」、アルテラのIPコアで最もよく利用されているIPコアで構成される「IP Base Suite」の全ライセンスが提供されます。年間費用は、米国内販売価格2,995ドル(ノード・ロックPCライセンス時) で、アルテラのeStoreからご購入いただけます。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、リンク に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。 

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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