テクトロニクス、MIPI規格のオシロスコープ用ソリューションを強化

テクトロニクス 2014年03月10日 13時33分
From Digital PR Platform


報道発表資料
2014年3月10日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、多くのモバイル機器で採用されているインタフェース用のプロトコル/デコード・ソリューションを発表します。これらのソリューションにはUSB 3.0 SuperSpeed Inter-Chip(SSIC)、RF Front-End(RFFE)制御インタフェースのプロトコル/デコード、および業界初のHigh Speed Synchronous Interface(HSI)の電気テスト/デコードが含まれます。これらのインタフェースの多くは、MIPIアライアンス規格に適合したPHY(物理層)を使用しています。

米国テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「テクトロニクスは広範囲なMIPIプロトコル/規格に対する、業界で最も豊富なオシロスコープベースのプロトコル・デコードおよび検証ツールを用意していますが、今回のサポート追加により、さらにラインアップを拡充することができました。テクトロニクスのデコード・ソリューションを使用することで、設計エンジニアはMIPI規格のプロトコル検証と電気検証を、1台のオシロスコープで効率的に、優れたコスト・パフォーマンスで実行可能です」

<オシロスコープによるUSB 3.0 SSICのデコード>
新製品のUSB 3.0 SSICソリューションをテクトロニクスの高性能オシロスコープで使用することにより、ファームウェア/ソフトウェアの設計チームは、複数のUSBレーンのプロトコル層、リンク層、ロー・データ/8b-10bエンコード・パケットにおいてSSICプロトコルを効率的にデバッグ、デコード、解析することができます。

SSICの規格は、物理層としてMIPIアライアンスのM-PHYを使用した、モバイル・アプリケーションのローパワーUSB 3.0のインターコネクトを規定しています。SSICは、USB 3.0 PHYで消費されるわずか20%の電力を使用しながら、USB 3.0の確立された技術とソフトウェアの互換性を維持することができます。

テクトロニクスのSSICデコード・ソリューションは、オシロスコープのハードウェア・トリガを使用してライブ波形にトリガすることにより、特定のパケット・タイプへのロック精度を向上させ、さまざまなパケット・タイプを検索し、M-PHY電気信号と相関をとることができます。オシロスコープベースのハードウェア・トリガは、ソフトウェアによるトリガに比べ、デコード信号を優れた精度で取込むことができます。

設計エンジニアは、HS Gear 1、2、3のスピードにおける1、2、または4レーン、およびPWM G1のプロトコルをデバッグ/検証することができます。SSICソリューションは、最高周波数帯域33GHz、業界トップクラスの波形取込能力を備えたMSO70000シリーズ・ミックスド・シグナル・オシロスコープで使用可能です。

<RFFE、HSIのソリューション>
業界初のHSIソリューションは、HSIの正確で信頼性の高い電気測定を自動的に実行し、コンプライアンス・テストとトラブルシュート用にプロトコルをデコードします。HSIは、アプリケーション・ダイと携帯電話のセルラ・モデム・ダイの接続で使用され、ダイ・ツー・ダイ・リンクにおけるマルチプロセッサ・ローレイテンシ通信チャンネルを提供します。

RFFEは、パワー・アンプ、ローノイズ・アンプ、フィルタ、スイッチ、パワー管理モジュール、アンテナ・チューナ、センサなどのRFフロントエンド・デバイスの代表的な制御手法です。テクトロニクスのデコード・ソリューションは、RFFEのプロトコルを効率的にデバッグ、デコード、解析します。

テクトロニクスはM-PHYデバイスのメモリ・インタフェースのマルチレーン・デコードなど、UniProおよびUFSのデコード・ソリューションも提供しています。

HSI、RFFEのデコード機能は、テクトロニクスDPO5000シリーズ、DPO7000シリーズ、MSO/DSA/DPO70000シリーズ・オシロスコープで利用できます。このソリューションは、パートナ企業であるProdigy Technovations社との協業により開発されました。

<D-PHYプロトコル・デコーダ>
モバイル・セグメントのプロトコル・デコード・ソリューションのラインアップを拡充すべく、パートナ企業であるMoving Pixel社とともにD-PHYプロトコル用のスタンドアロン・プロトコル・デコーダ・ユニットを発表しました。このユニットは、最高1.5Gbps/レーン、最大4レーンとクロックのMIPI D-PHY信号のCSI/DSIプロトコル・デコードをサポートします。主な特長としては、アクティブ・ソルダダウン・プローブによるDUTとの接続、優れたリアルタイム・トリガ機能、フィルタ/エラー検出機能があります。


<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開し、優れたサービスとサポートを提供しています。詳しくはウェブ・サイト(jp.tektronix.com)をご覧ください。

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