logo

◎カナダと英国がアフリカ、アジアの気候変動への取り組みで協力

国際開発研究センター(IDRC) 2014年03月07日 15時23分
From 共同通信PRワイヤー

◎カナダと英国がアフリカ、アジアの気候変動への取り組みで協力

AsiaNet 56088
共同JBN 0271 (2014.3.7)

【ナイロビ(ケニア)2014年3月7日PRN=共同JBN】カナダの国際開発研究センター(IDRC)と英国の国際開発省(DFID)は7日、アフリカとアジアにおける気候変動の影響に取り組むことを狙いとした4つの複数提携研究イニシアチブを選定したと発表した。これは「Collaborative Adaptation Research Initiative in Africa and Asia(CARIAA、アフリカとアジアにおける共同適応研究イニシアチブ)」の名前で7年間に総額7000万ドルにおよぶ資金援助が行われるもので、アフリカとアジアの最も脆弱な地域のいくつかにおける気候変動とそれへの適応の理解に向けて斬新なアプローチを取る。

CARIAAイニシアチブは4つの多地域コンソーシアムを中心として組織されており、今後、アフリカおよび南・中央アジアの半乾燥地域、アフリカおよび南アジアのデルタ地域、そしてヒマラヤ河川流域など世界の3つの「ホットスポット」に焦点を当てる予定にしており、現場での効果的な政策立案、行動に貢献することを構想としている。このプログラムは複数の国、地域、区域にまたがっており、研究のひとつの拡大鏡としてホットスポットを使おうとするもの。アフリカでCARIAAが対象とするのはアフリカの東部、西部および南部の半乾燥地域とボルタ川およびナイル川のデルタ地域の2つのホットスポットになる。

カナダIDRCのジャン・ルベル理事長は「今回の研究は政策立案者と地方の政策決定者に向けた実際的な助言を生み出すためのものだ。これはビジネス・リーダー、経済関係省庁や地域経済界が政策を立案し、投資戦略を立て、貧困を減少させることならびに適応力を強化するための一助になると考えている」として次のように述べた。「またこの研究は、例えば、半乾燥地域における気候変動やその他の重要な原動力が生んだ新たな市場機会や脅威に対して、企業がどのように対応することができるか、そして各国政府が気候変動による生産やバリューチェーンへの影響に適応しようとする企業をどのようにサポートしていけるかを解明しようというものだ」

英国のDFIDケニアの気候変動アドバイザーであるビリンダー・シャルマー氏は「CARIAAは、世界で最も脆弱なコミュニティーのいくつかが異常気象の事変に対して抵抗力をつけ気候変動に適応しようとすることを支援するに際して、何が機能し何が機能しないかをしっかりした事実証拠に基づく根拠を表すことに焦点を置いており、これは歓迎すべきことだ」と述べた。同氏はまた「私は特にこのプログラムがすべてのレベルで機能すること狙いとしており、地方から全国まで、地域から世界的レベルまで最初からすべてのステークホルダーを巻き込もうと計画していることを見て励まされている。特に重要なことは、このプログラムが研究と政策、実践との間に橋を架けることに焦点をおいていることだ。共同開発というプロセスは集めた証拠が有用であることを関係する政策立案者に納得させる上で重要になるだろう」と述べた。

3月に発表予定の「気象変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書(リンク)」は地球温暖化よって世界の乾燥地帯はさらに乾燥が進むとしている。これらすでに過酷な環境に高温や水資源の枯渇が加われば農業、漁業または林業など自然資源に頼って生活する人々はさらなるストレスを受けることになる。

今世紀半ばには、アフリカの多くの地域で夏の平均気温が最高温度の記録を超え、水不足や凶作が引き起こされる可能性がある。同報告書は西アフリカ・サヘル地域、南部アフリカ、東アフリカの一部では生育期の長さが最大で20%も短くなる可能性があるとしている。

気候変動はまた、ナイル川デルタ地域のような沿海地域にも影響を与えると考えられている。ナイル川デルタ地域は海面上昇や土壌塩化に対して非常に脆弱で、その結果、2050年までには130万人近くの人が移住を余儀なくされる可能性がある。インドやバングラデシュのような大規模なデルタ地域でも同様の影響が予測されており、影響を受ける人の数は1億を超える可能性がある。

これらの気候変動のストレスは、すでに脆弱な地域における開発の圧力によってさらに倍加されている。例えばケニアのリフトバレー地域は降雨が不安定になっており、家畜、放牧地、野生生物、経済基盤が交互に起こる干ばつと洪水によって影響を受けている。無計画な土地利用の変更や不安定な土地保有パターンがこれらの気候ストレスを倍加している。最もリスクにさらされているのは資金調達が困難な農民や牧羊者である。しかし、現在進行中の変化は都市・地方に関わりなく人々に影響を与えるだろう。気候変動の予測のうち最悪のケースが現実になった場合、今世紀中頃にはこれらの半乾燥地帯ではすべての生活システムが変更を迫られるかもしれない。

4つのコンソーシアムに選ばれた団体のリストを含め、詳しい情報はウェブサイト(リンク)を参照。背景説明も請求があり次第入手可能。

対話への参加はTwitter(リンク)#CARIAAおよびFacebook(リンク)を参照。

▽IDRCについて
IDRCはカナダの外交努力の重要な一環として開発途上国における成長と開発を促進するための研究を支援している。IDRCは研究を通じた気候変動に対する取り組みを主要な活動の一部としている。
気候変動に対する同センターの取り組みについての詳しい情報はウェブサイト(リンク)を参照。

▽DFIDについて
英国国際開発省(DFID)は英国政府の世界の貧困に対する戦いの先頭に立っている。

▽メディア問い合わせ先
Gloria Lihemo | Kenya
+254-727-903-983
glihemo@idrc.ca
@IDRC_ROSSA

Isabelle Bourgeault-Tasse | Canada
+1-613-696-2343
ibourgeault-tasse@idrc.ca
@IDRC_CRDI

ソース:International Development Research Centre

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。