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マーサー、新指標「グローバル年金バイアウト指標」を発表

年金バイアウトへの関心の高まりを受け、マーサーは グローバル年金バイアウト指標を初めて開発、発表した。

 当指標は、米国・英国・カナダ・アイルランドの4か国において、企業会計上の債務を100%とすると、年金バイアウトを行う際に必要となるキャッシュが何%になるかを指標化したものである。

 当指標は、企業会計上の計算前提と保険会社が債務を引き受ける際に用いる計算前提の差の変動が反映されるだけではなく、大きなディールが行われた後であれば指標が上昇するといった、年金バイアウト市場の実環境が広く反映される画期的な指標となる。

 2014年1月の結果で、4か国の中で英国が年金バイアウトコストが最も高くなることが分かった。実際の数字として、年金バイアウトの際にアイルランドは17%、米国は8.5%、カナダは5%とそれぞれ企業会計上の債務に加えての上乗せコストとなる一方で、英国が23%分の上乗せコストが必要となる。

 マーサージャパン年金コンサルティング部門アソシエイト・コンサルタント 坂元琢治は、以下の通りコメントしている。
「ビジネスの多角化・グローバル化の流れの中で、日本企業が伝統的な企業に対するM&Aを実施した例も多くみられます。その結果、企業に付随して成熟した退職金・年金制度を取り込むことになり、それらの財務インパクトは無視できない状況になっています。とりわけ海外の制度は、給付が終身年金であることや、 給付減額を含めた過去分の制度変更が実質不可能な国が多いため、年金費用の増加、財政上の掛金の増加などを甘んじて受け入れているのが現状ではないでしょうか。年金バイアウトはこのような現状を打破するのに最も効果的なスキームと考えられます。当指標の毎月の確認に加え、各国制度の財政モニタリングを組み合わせることで、年金バイアウトの実施を最適なタイミングで実行できるようになると言えます。」


【2013年の各国のグローバル年金バイアウト指標推移および2014年の展望】

(図は省略)

・米国
 2013年は2012年のような巨大ディールはなく、年金バイアウト市場環境は安定的に推移した。金利が上昇し株式市場が好調であったことで、積立水準が改善し、年金バイアウトコストも減少した。
 マーサーでは2014年も引き続き年金バイアウト市場環境は安定し、ディールも増加すると考えている。加えて、2013年12月の修正予算決議により、PBGC(年金給付保証公社)への保険料率の大幅上昇もディール増加の後押しとなるであろう。


・カナダ
 債務評価の点において米国との差は、主に使用している死亡率表に起因する。2013年は年金バイアウト市場がこれまでよりも広がりを見せ、特に第4四半期は著しく活発であった。 マーサーは2014年も引き続き年金バイアウト市場のボリュームはかなり大きくなると予想する。

 
・英国
 英国の年金制度は一般的に給付額がインフレに連動する仕組みである。そのため、インフレリスク分のプレミアムを、引受手の保険会社が年金バイアウトの際のコストに上乗せする。それを反映して、他国と比べて年金バイアウト指標が高く推移している。一方で、マーサーUKがアドバイザリー業務を行ったEMIグループ年金基金の15億ポンドの過去最大のディールを含めて、約200件ものディールが2013年度に実施された。
 2014年も引き続き、他国よりもコストのかかる環境下で、多くのディールが行われるものと予想される。

 
・アイルランド
 2013年は他国同様、多くのディールが実施された年であった。これらのディールは主に回復計画の提出期限に起因するものである。更にソブリン年金が導入されたことにより、低コストでソブリン年金を使って多くのディールが実施された。


【年金バイアウトについて】
 受給者・受給待期者の給付義務を保険会社に移転させるスキーム。
 取引の際に保険会社は一般的な企業会計における計算よりも保守的な計算前提で、更に移転後の運用リスク等も加味して当該債務の評価を行うため、売り手企業が計上していた退職給付債務よりも多くの費用が必要となる。
 一方で年金バイアウトの利点として、会社のバランスシートから退職給付債務を一度に取り除くことが可能という点で、社内での将来の年金リスク管理の負担が軽減されること、および株主・債権者等を対象に対外的アピールにもなることが挙げられる。


グローバル年金バイアウト指標は以下のウェブサイトにて更新されます:
グローバル年金バイアウト指標: リンク
米国:リンク
英国:リンク
アイルランド:リンク
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Press Release: Mercer releases first-of-its-kind Global Pension Buyout Index (英文オリジナル)
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マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズはマーシュ(保険仲介とリスクマネジメント)、ガイカーペンター(再保険仲介・コンサルティング)、マーサー(組織・人事マネジメント・コンサルティング)、そしてオリバーワイマン(戦略コンサルティング)から構成されており、年間総収入120億米ドル超、全世界に55,000名の従業員を擁し、100ヶ国以上で顧客に分析、アドバイスを行い、各種取引を支援しています。
当グループは責任ある企業市民として事業展開しているコミュニティに貢献しています。詳しい企業情報については www.mmc.com、今日企業が直面する課題に取り組む当グループの国際的な実務能力とソリューションについては www.PartneringImpact.com をご覧ください。
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このプレスリリースの付帯情報

2013年の各国のグローバル年金バイアウト指標推移

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