◎バイオ系容器で戦略的提携 ICISイノベーション・アワード受賞のRenmatixとVirent

Renmatix / Virent 2013年12月10日 10時55分
From 共同通信PRワイヤー

◎バイオ系容器で戦略的提携 ICISイノベーション・アワード受賞のRenmatixとVirent

AsiaNet 55247
共同JBN 1483 (2013.12.10)

【ロンドン2013年12月10日PRN=共同JBN】妥当な価格のバイオプラスチックを大量に供給する持続可能な化学に新ルート-。ICISイノベーション・アワード(ICIS Innovation Award)を受賞したRenmatix、Virent両社はロンドンの授賞式会場で10日、安価なセルローズ系糖質を再生可能な化学物質、バイオ系容器に転換する戦略的提携を発表した。

多面的な開発プロジェクトの条件によると、RenmatixのPlantrose(商標)プラットフォームは、VirentのBioforming(登録商標)によるバイオ系パラキシレンの大量生産処理に向けて安価な糖質を供給するために評価され、潜在的に最適化される。パラキシレンは精製テレフタル酸(PTA)生産に使用される基礎原料で、テレフタル酸ポリエチレン(PET)から作られるプラスチック製のボトル、繊維の生産に重要な化学物質である。ローカル原料処理と現地商業生産の統合はコストを軽減するとともに、工業、一般製品用のバイオ系容器、プラスチック向け再生可能化学物質の生産能力を増大する。

ICISから中小企業部門の最優秀イノベーション賞に選定されたRenmatixのPlantrose(商標)処理法は、上流のバイオマスと下流の植物ベース化学物質をつなぐ懸け橋として、安価なセルローズ系糖質を生産する。既存の石油系原料の代替として、RenmatixのC5 (キシロース)、C6 (ブドウ糖)、Plantro(登録商標)糖質は「超臨界加水分解」として知られる高度な水処理によって生産される。いまなお使われているセルローズ系糖質を高価な化学、酵素手法に代替させるために、Plantroseは超臨界加水分解を利用している。さまざまな再生可能原料を低コストでバイオ系成分に転換、ペンキ、おむつ、洗剤、ボトル、その他プラスチック容器など日用品に使うことができる。

Renmatixの最高経営責任者(CEO)、マイク・ハミルトン氏は「再生可能資源から得られる製品の需要は大きく、その需要は伝統的な価値連鎖全体に重大な変化をもたらしている。ICISが認定したことは持続可能テクノロジーを強固にする。かつての潜在的変化の種は業界の付託を得るまで成長した。安価で拡張性あるソリューションを提供するという共通目標に向かって、Virentのような理想のパートナーと協力することによって、われわれはこのようなニーズに応えるバイオ系価値連鎖を開拓している」と語った。

Virentのバイオ系パラキシレン製品、BioFormPX(商標)はことし、ICISの最優秀持続可能性イノベーション(Best Innovation for Sustainability)賞を受賞した。VirentのBioFormPXは石油から作られるパラキシレンと化学的には同質で、各メーカーは100%バイオ系のPET容器、繊維、フィルムを顧客に提供できる。Virentとコカ・コーラカンパニー(Coca-Cola Company)は2011年、100%再生・リサイクル可能なPlantBottle(登録商標)容器の商業化を促進するため戦略的提携関係に入った。

コカ・コーラカンパニーPlantBottle容器イノベーション・プラットフォームのゼネラルマネジャー、スコット・ビッターズ氏は「われわれは拡張性、持続性がある画期的なバイオプラスチック・テクノロジーの進展支援に重点を置いている。Renmatixの革新的なセルローズ系原料テクノロジーとVirentのバイオ系パラキシレン処理の結合の将来性は、PlantBottle容器の目標達成に向かう有望な進路である」と語った。

VirentのCEO、リー・エドワーズ氏は「持続可能製品の市場成長は、世界的大手ブランドとの提携で生かせる革新的テクノロジーによって達成される。本日VirentとRenmatixが発表したコカ・コーラのPlantBottle目標を支援する共同事業は、このビジョンが有望であることを示した。われわれは手を携えて、持続可能なバイオマス系原料から低コスト、高効率で達成する世界トップ級テクノロジーの統合によって、再生化学製品の商業生産促進を目指している。ことしの表彰でRenmatixとともにICISから認定されて大変うれしい」と語った。

▽Renmatixについて
Renmatixはバイオマスをセルロース系シュガーに転換する技術の大手ライセンサーであり、世界のバイオケミカルおよびバイオ燃料市場で使用される石油代替製品向け原材料を製造している。同社特許のPlantrose(商標)処理法は、木くずから農業残渣(さ)までのセルローズ系バイオマスを有用でコスト効率のいい糖質に低コストで転換することによって、通常の糖質経済性の問題に答える。Renmatixの超臨界加水分解技術は、ほかの処理法より一桁分速く非食糧系バイオマスを分解し、重要な消耗品ではない木材を使うことによるコスト上の優位性を強化する。Renmatixは非上場企業であり、米ジョージア州に業務拠点を持ち、現在は1日当たり3トンのセルローズ系バイオマスをPlantrose(商標)糖質に転換する製造能力を持っている。同社はまたペンシルベニア州に世界クラスのテクニカルセンターを保有している。詳しい情報はwww.renmatix.comを参照。

▽Virentについて
Virentは自然に存在するさまざまな再生可能資源を利用、原油に代わる化学物質を創出して世界の需要に応じている。同社の特許テクノロジーは、触媒化学から植物系原料をガソリン、ディーゼル、ジェット燃料、プラスチック、繊維用化学物質など石油製品と同質のあらゆる製品に転換することまで及んでいる。製品は混合制限なく既存物流インフラを全面活用できるドロップイン代替品である。VirentのBioForming(登録商標)テクノロジー・プラットフォームは、カーギル(Cargill)、コカ・コーラカンパニー、本田技研工業、シェル(Shell)などの戦略的パートナーと米ウィスコンシン州マディソンの本社従業員80人に支えられている。同社は米商務省、エネルギー省、農務省から数件の許諾を受けており、世界経済フォーラム(WEF)のテクノロジー・パイオニア(Technology Pioneer)賞、米環境保護局(EPA)の大統領グリーンケミストリー(Presidential Green Chemistry Challenge)賞など各賞を受賞している。詳しい情報はwww.Virent.comを参照。

▽問い合わせ先
Renmatix
Duncan Cross
Director of Marketing
Phone: +484 751 4006
Duncan.Cross@renmatix.com

Media relations
Caroline Venza
MissionCTRL
Phone : +415 601 9645
Caroline@missionCTRLcommunications.com

Virent
David Hitchcock
Vice President, Corporate Affairs
Phone: +202 507 1316
David_Hitchcock@virent.com

Media relations
Megan Weber
Associate Marketing Coordinator
+608-210-3368
Megan_Weber@virent.com

ソース:Renmatix; Virent

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