◎プルコボ空港の新ターミナルがオープン
AsiaNet 55226
共同JBN 1471 (2013.12.5)
【サンクトペテルブルク(ロシア)2013年12月5日PRN=共同JBN】サンクトペテルブルクの新プルコボ空港ターミナルはことし12月4日、操業を開始した。このターミナルは総面積11万平方メートル以上で、乗客受け入れ能力は年間1700万人に達する。
新ターミナルには88のチェックイン・カウンター、110の入国審査ブース、7カ所の荷物用ベルトコンベヤーがあり、そのうち1カ所は国内線、国際線で到着した乗客の荷物のどちらかを選んで処理可能になっている。ターミナルには搭乗システム、エレベーター45基、エスカレーター17基が備わっている。バリアフリーの要件に準拠したこのターミナルは、体の不自由な人があらゆる場所にアクセスできるようになっている。
新ターミナルは、カフェ、バー、免税店など数多くの店舗が1万5400平方メートルを占めている。空港のランドサイドにはラディソンの4つ星パークイン・ホテル(215室)、ビジネスセンター、560台収容可能な多層駐車場と2300台収容可能な駐車場ができている。
プルコボ空港開発のフェーズ1でエプロンが改修され、総面積は25万平方メートルから45万平方メートルに拡大した。軽飛行機用サポートビル、グランドハンドリング・ベース、運航サービスビル、2カ所の救急ステーション、緊急対応センター、エネルギー・センター、その他の空港インフラ施設が建設された。
Northern Capital Gateway LLCのセルゲイ・エムディン最高経営責任者(CEO)は以下のように語っている。
「われわれは、新しい乗客用セントラル・ターミナルの建設と既存ターミナルを快適な状況にするための努力の両方を同時に実施した。この最新鋭ターミナルのオープンによって、高品質のサービスと厳重な空港セキュリティーが提供できる。プルコボ空港をバルト海地域における主要なハブにするという計画は完成に近づいている。これは単に飛行空域の拡大と今後のサンクトペテルブルクの観光市場成長を促進するというだけでなく、北西地域全体の経済的潜在力を高めることになる」
▽NCGについて
Northern Capital Gateway(NCG)は、VTB Capital、Fraport AG、Capelouzos Groupで構成する国際コンソーシアムである。Northern Capital Gatewayは2010年4月29日、プルコボ空港の運営管理を開始した。同社の主要な役割は、空港管理、開発、改築である。プルコボ空港近代化計画は、国家予算割り当てを受けずに実行されているロシアにおける官民連携の成功例である。同計画への投資額は12億ユーロ。
ソース:Northern Capital Geteway LLC
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