報道写真とデザインの父 名取洋之助展

株式会社 高島屋 2013年12月04日 18時01分
From Digital PR Platform


会期 : 2013年12月18日(水)~12月29日(日)  
会場 : 日本橋高島屋8階ホール
主催 : 朝日新聞社、一般財団法人日本カメラ財団 
監修 : 白山眞理(日本カメラ博物館運営委員)
入場料: 一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
入場時間:午前10時~午後7時30分(8時閉場)、最終日29日(日)は午後5時30分まで(6時閉場)

高島屋では、2013年12月18日(水)~12月29日(日)まで、日本橋高島屋8階ホールにて、名取洋之助展を開催いたします。また、娘・名取美和が創設した、タイ北部チェンマイにあるHIV母子感染孤児のための生活施設「バーンロムサイ」の活動紹介を同時開催(無料)いたします。

1931年、遊学先のドイツで21歳という若さで報道写真家となった名取洋之助は、1933年の帰国後も欧米のグラフ誌に写真を送り続け、大戦を挟んだ激動の時代に日本の実相を生き生きと海外に伝えました。世界を席捲したアメリカのグラフ誌『LIFE』(1936年創刊)と日本人初のカメラマンとして契約。寄稿した写真が表紙を飾るなど幾度も取り上げられ、高い評価を得ています。

また、海外に日本の文化を紹介する目的で作られたグラフ誌『NIPPON』(1934年創刊)、戦後の『岩波写真文庫』(1950年創刊)など、名取がプロデューサーとして指揮した刊行物は、優れた写真と清新なデザインによりそれぞれの時代を象徴するものとなりました。日本を代表する写真家木村伊兵衛、日本のグラフィックデザイナーの草分け的存在の原弘や河野鷹思らと仕事を重ね、リアリズム写真の巨匠土門拳、国際的フォトジャーナリスト三木淳、稲村隆正、長野重一、日本のグラフィックデザイン界を代表する亀倉雄策、のちに漫画家となった岡部冬彦らを育てた名取は、“報道写真とデザインの父”とも言われています。

今展は、名取が日本や海外のグラフ誌のために撮影したベルリンオリンピックやアメリカ大陸、朝鮮半島、写真集『ロマネスク』や岩波写真文庫に収められた中国各地の写真など約150点と、木村伊兵衛、土門拳らの作品20点以上、刊行物や資料約150点を紹介いたします。撮影に使用したカメラ、初出品となる日誌やスクラップブック、パスポートなども展示し見どころが満載です。

■名取洋之助(なとり ようのすけ) 1910年-1962年
東京市高輪生まれ。慶応義塾普通部を卒業後渡独し、ミュンヘンで商業美術を学ぶ。1931年、グラフ誌への寄稿を契機に報道写真家となりドイツ『ベルリーナ・イルストリールテ・ツァイツング』、アメリカ『LIFE』などで活躍。ヒットラーの外国人就業規制によって1933年に日本へ拠点を移し、東京で木村伊兵衛らと制作集団「日本工房」を結成。対外宣伝グラフ誌『NIPPON』などを制作、刊行。1937年から国際文化振興会のストックフォト運営に携わり、1938年から陸軍の対外宣伝写真撮影と配信を担当。戦後は綜合グラフ誌『週刊サンニュース』や『岩波写真文庫』編集長格として活躍。
作品集は『GROSESS JAPAN(DAI NIPPON)』(カールシュぺヒト社、1937年)『麦積山石窟』(岩波書店、1957年)、『ロマネスク 西洋美の始源』(慶友社、1962年)ほか。著書は『新しい写真』(慶友社、1955年)『写真の読みかた』(岩波新書、1963年)ほか。

■報道関係者のお問合わせ先
広報代行:株式会社ブレインズ・カンパニー 
担当:杉本・村山 
TEL: 03-3568-3844
FAX: 03-3568-3838 
E-mail: sugimoto@pjbc.co.jp


本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]