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第4回「早稲田大学坪内逍遙大賞」決定 大賞 小川洋子氏、奨励賞 小野正嗣氏・山田航氏

早稲田大学 2013年10月02日 18時00分
From 共同通信PRワイヤー

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2013-10-01

早稲田大学広報室広報課

第4回「早稲田大学坪内逍遙大賞」決定のお知らせ
大賞 小川洋子氏、奨励賞 小野正嗣氏・山田航氏

 早稲田大学文学学術院の前身・東京専門学校文学科の創設者で、近代日本文芸の父といえる坪内逍遙博士の業績をたたえ、文芸・芸術などの幅広い分野で貢献した人物・団体を顕彰する「早稲田大学坪内逍遙大賞」の受賞者が決まり、大賞には小川洋子氏が、奨励賞には小野正嗣氏、山田航氏が選ばれましたので、お知らせいたします。受賞者には正賞として表彰状、副賞として記念メダルおよび大賞受賞者には100万円、奨励賞受賞者には50万円を贈呈いたします。授賞式は11月22日(金)午後6時からリーガロイヤルホテル東京において行います。

■大賞:小川洋子(おがわ・ようこ)氏受賞理由
 小川洋子氏は芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」から、ベストセラーとなった『博士の愛した数式』(読売文学賞)、『ことり』(芸術選奨文部科学大臣賞)に至るまで、一作ごとに新たな物語世界の地平を切り拓いてきた。その優しく無垢でありながら残酷なほど精緻で、リアルでありながら幻想的な雰囲気を漂わせる作風はいまや日本の境界を越え、多くの外国語に翻訳され、国際的にも高い評価を得ている。また映画や現代アート・漫画・絵本などの分野とのコラボレーションも多く、その作品は幅広く受容され、広範な読者に支持されている。今後さらなる活躍が期待される、坪内逍遙大賞に相応しい現代日本を代表する作家の一人である。

プロフィール
 1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞を受賞し作家デビュー。90年「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞受賞。主な著書に『博士の愛した数式』(04年、第55回読売文学賞、第1回本屋大賞)、『ブラフマンの埋葬』(04年、第32回泉鏡花賞受賞)、『ミーナの行進』(06年、第42回谷崎潤一郎賞)、『ことり』(13年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)など。

■奨励賞:小野正嗣氏(おの・まさつぐ)氏授賞理由
 小野正嗣氏は、クレオール文学についての気鋭の研究者にして、ナイポール、グリッサンなどのすぐれた翻訳者でもある。だが、彼は何より「小説家」であり、その才覚は、「小説」の孕みうる多様性のなかに、第一級の研究、翻訳力を柔軟に呼び込む貴重な力量にかかっている。ことに『獅子渡り鼻』は、この力量を存分に窺わせるのみならず、独自の時間処理技法などの生彩を通して、日本小説の可能性を若々しく開拓した作品にほかならない。依って、奨励賞に価すると考える。

プロフィール
 1970年大分県生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。文学博士(パリ第8大学)。現在、明治学院大学文学部准教授。2001年「水に埋もれる墓」で第12回朝日新人文学賞受賞、02年「にぎやかな湾に背負われた船」で第15回三島由紀夫賞受賞。主な著書に『マイクロバス』(08年、芥川賞候補)、『獅子渡り鼻』(13年、芥川賞候補)、訳書にマリー・ンディアイ『ロジー・カルプ』(10年)など。

■奨励賞:山田航(やまだ・わたる)氏授賞理由
 山田航さんは短歌の世界に現れた超新星と言うべきでしょう。短歌は1980年前後から新しい時代、新しいモードに入りました。俵万智や穂村弘らが、その先頭を走ったことは周知の通りです。歌人としても、また、批評家としても、山田航はその後を引き継ぐ最も重大な存在になりつつあります。山田航の短歌は「新しい」だけでなく、長い間、短歌の美しさとして称揚されて来た、深い叙情性も持っています。伝統と新しさの融合は、坪内逍遙の特徴でもありました。坪内賞の奨励賞にふさわしい人物であることは疑いを入れません。

プロフィール
 1983年北海道札幌市生まれ・在住。立命館大学法学部卒業。2008年、歌誌「かばん」に入会。09年、第55回角川短歌賞および第27回現代短歌評論賞を受賞。12年、穂村弘との共著「世界中が夕焼け 穂村弘の短歌の秘密」を刊行。同年歌集「さよならバグ・チルドレン」を刊行、北海道新聞短歌賞および現代歌人協会賞を受賞。

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