◎ナッツの健康効果を科学的に証明する研究結果を発表
AsiaNet 54336
共同JBN 1088 (2013.9.24)
【グラナダ(スペイン)2013年9月20日】
*ナッツを毎日食べると心臓血管病と関連の死亡率のリスクが28%減少する
有力な科学者たちがナッツの摂取と健康との関連、特に心筋梗塞、脳卒中、心臓血管病との関連についての大規模試験の最新の結果を発表している。最近の科学的研究はナッツの習慣的摂取の効果が心臓血管の健康に関連するだけでなく、腎臓機能、糖尿病、認識機能、アテローム性動脈硬化、メタボリック・シンドローム、炎症性バイオマーカーなどにも及ぶことを示している。科学的な証拠がナッツを食べることは体重増加のリスク増大に関連せず、むしろ主要な栄養補給源としての重要性を強めることを示していると強調しているのは重要である。
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グラナダで9月15-20日に開催された国際栄養学会で、INC(国際ナッツ・ドライフルーツ評議会)はシンポジウム「健康と病気におけるナッツ」を組織し、そこでは世界的に有力な研究者5人が最新の発見を報告した。
報告されたデータでスポットライトを浴びたもののなかでは、PREDIMED研究が毎日ひとつかみのナッツ(ウォールナッツ15グラム、ヘーゼルナッツ7.5グラム、アーモンド7,5グラム)がどのように心臓血管病(心筋梗塞、脳卒中、心臓血管死)の発症を28%減らすかに集中している。
EPIRDEMプロジェクトの中心的研究者であるモニカ・ブロ博士は、ピスタチオの習慣的摂取は2型糖尿病の発症の減少に直接的な効果があると結論づけている。ピスタチオはブドウ糖代謝、インスリン耐性、2型糖尿病のリスクに対する効果を評価するため、脂質特性と心臓血管病のほかのリスク要因との関係で研究されている。
ナッツと慢性疾患に対するその効果についての疫学的研究の重要な結果はハーバード大学のフランク・フー教授から報告され、ナッツ摂取の増加(1週間あたり5倍ないしそれ以上)が心臓血管病リスクの30%低下とどのように関連するかを示した。
オーストラリアのウォロンゴン大学のリンダ・タプセル教授は、ナッツ摂取は体重増加のリスク上昇とは関係ないと発表し、ナッツは肥満やその他の慢性疾患を予防する食事の一環であると推奨している。
最後にナッツの健康効果研究のパイオニアである米カリフォルニア州ロマリンダ大学公共保健学部教授のサベート博士は「疫学データは食事にナッツを含めることが体重増加リスクの最低化を代表することを示唆しており、これは臨床研究で支持されている」と結論づけている。
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ソース:INC International Nut & Dried Fruits
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