ファーウェイ、最新のSoftCOMテクノロジーをSDN Japan 2013で紹介

ファーウェイ・ジャパン 2013年09月13日 14時21分
From PR TIMES

世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、2013年9月18日に開幕するSDN Japan 2013で、同社のSoftCOM BIZプログラムを通じて開発された一連の主要テクノロジーとソリューションを展示します。今回の展示では、OpenFlow 1.3に準拠したSDNコントローラーとデータ・スイッチング・システム、POF(Protocol Oblivious Forwarding:プロトコル忘却型フォワーディング)技術など、完全にプログラマブルなネットワークを実現するテクノロジーをご紹介します。

世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、2013年9月18日に開幕するSDN Japan 2013で、同社のSoftCOM BIZプログラムを通じて開発された一連の主要テクノロジーとソリューションを展示します。これらのソリューションは、最先端のSDN技術を活用して新たな事業価値を創出しようとする通信事業者を支援する重要なステップとなるものです。今回の展示では、OpenFlow 1.3に準拠したSDNコントローラーとデータ・スイッチング・システム、POF(Protocol Oblivious Forwarding:プロトコル忘却型フォワーディング)技術など、完全にプログラマブルなネットワークを実現するテクノロジーをご紹介します。ファーウェイはこれらの画期的な技術により、通信ネットワークへのSDN技術の導入が通信事業者の事業価値を高めるという新たな段階へと進むことを目指します。

SoftCOMとは、クラウド・コンピューティング、SDN、NFV(Network Function Virtualization:ネットワーク機能の仮想化)、ネットワークのオープン化を基礎にファーウェイが開発した未来指向のエンド・ツー・エンドICTネットワーク・アーキテクチャで、ICT技術の融合がもたらすビジネス・チャンスと課題の双方に通信事業者がスムーズに対応できるよう支援するものです。ファーウェイはこのSoftCOMをより具体化するため2013年6月にSoftCOM BIZプログラムを立ち上げ、通信事業者各社のネットワークに関する徹底した分析を通じて同アーキテクチャの導入シナリオを見極めるとともに、現行のネットワークに迅速に適用可能なSDN/NFVソリューションの開発を進めています。このたびのSDN Japanでは、このSoftCOM BIZプログラムを通じて開発された革新的なソリューションの中から、SDNを基盤とするモバイル・バックホールやGi-LANのトラフィック・ステアリング、データセンター相互接続(DCI)ソリューションのほか、クラウド型IPマルチメディア・サブシステム(IMS)/EPC、仮想セット・トップ・ボックス、ビジネス・イネーブルメント・スイート(BES)、CaaS(Communication as a Service)などを紹介します。これらのソリューションは、通信事業者がネットワークの利用効率や運用効率の向上、ネットワーク構築コストの削減、エンドユーザーへのカスタマイズ・サービスの迅速な提供、ネットワーク収益性の向上などを実現することができるよう設計されています。

またファーウェイは、SoftCOMアーキテクチャの導入シナリオを研究する中で、OpenFlow 1.3に準拠したSDNコントローラーとデータ・スイッチング・システム、POF技術という注目すべき技術革新に成功しています。

このうち、SDNコントローラーとデータ・スイッチング・システムは、SOXコントローラーとSN-640スイッチを備え、OpenFlowプロトコルの複数のバージョンに対応しています。SOXはOpenFlow 1.0/1.2/1.3に対応する唯一のSDNコントローラーで、業界で初めてONF(Open Networking Foundation)のPlugFestとEANTC (European Advanced Networking Test Center)でのハイブリッド・ネットワーク・テストに成功しています。また、SN-640は低レイテンシーを特徴とする高速SDNスイッチでOpenFlow 1.2/1.3に対応しています。このようにOpenFlowプロトコルの複数の仕様に対応するファーウェイのSDNコントローラーとデータ・スイッチング・システムは、OpenFlowが通信ネットワークで求められる多くの機能をサポート可能であり、またSDN技術が強力な動的リソース・スケジューリングを実現できることを証明しました。

またファーウェイは2013年6月に、OpenFlowプロトコルを拡張・強化するために、転送装置が有するプロトコルへの依存性をなくす新たなSDN転送技術であるPOF技術を発表しました。このPOF技術を活用したSDNコントローラーは、カスタマイズされたものを含むパケットベースのあらゆるプロトコルの全領域を処理することができます。このため、既存・新規を問わず、さまざまなカスタマイズされたプロトコルやサービスへの対応が可能となります。

POF技術はOpenFlowの導入シナリオの幅を広げるとともに、真に柔軟でプログラマブルなSDNを展開するための基盤となるものです。ファーウェイはこのPOF技術をオープンソース・ソフトウェアとして公開するウェブサイト(リンク)を同月に立ち上げています。

ファーウェイの固定ネットワーク部門CTO(最高技術責任者)兼技術戦略担当バイスプレジデント、ジャスティン・ジュバイン・ダスツァデー(Justin Joubine Dustzadeh)は、SDN技術の通信ネットワークへの活用について次のように述べています。「POF技術は次世代の転送プレーン技術およびネットワーク・アプリケーションの革新に向けて開発されたオープンなSDN技術で、OpenFlowの今後の進化において重要な役割を担う可能性があると考えています。ファーウェイは、SoftCOMというビジョンの実現に向け、SDN技術に関係する主要な国際標準化団体に積極的に貢献すると同時に、世界各地の通信事業者や通信機器ベンダー、研究機関と連携し、POF技術のような継続的な技術革新を通じて、オープンかつ標準ベースのSDN技術をエンド・ツー・エンドで活用する取り組みを進めています」

また、ファーウェイ・ジャパンの副社長兼ソリューション&マーケティング本部長の周明成(エドワード・ジョウ)はSDN Japan 2013への出展にあたり、今後に向けた期待を次のように語っています。
「ファーウェイは、通信事業者が直面するビジネス・チャンスや課題、そして技術的な要求への深い理解をもとに、SoftCOMというアーキテクチャを開発しました。新たなアーキテクチャや技術を提案することで、通信事業者が自社のネットワーク・リソースを統合し、新たな事業機会を創出できるよう支援し、結果として、産業のバリューチェーン統合を進め、ICT産業に革新的かつオープンなエコシステムが形成されることを目指しています。ここ日本において、ファーウェイは日本の通信事業者およびサプライヤーと協力し、さまざまな条件で通信ネットワークの相互運用性試験を実施しています。今後も革新的なSDNソリューションの提供に向け、日本のパートナー各社と緊密に連携していきます」

<ファーウェイ・ジャパン SDN Japan 2013 講演およびブースのご案内>
・ 講演
日時: 9月20日(金) 10:55 ~ 11:25
演題: 「SoftCOM: Ushering SDN and NFV into the Carrier Network」
講演者: ファーウェイ 固定ネットワーク部門CTO兼技術戦略担当バイスプレジデント
ジャスティン・ジュバイン・ダスツァデー(Justin Joubine Dustzadeh)

・ 展示・デモ
場所: ブースNO.8
展示: プロトコル忘却型フォワーディング(POF:Protocol Oblivious Forwarding)、SOXコントローラー、SN-640スイッチ
デモ: SOXによるOpenFlowスイッチのコントロール(デモ例:マルチパス、SDNコントローラ・ロードバランシング、フロー制御、QoS等)、クラウド環境におけるSOXのROAベースのノースバウンドAPI(RESTful)、IP/MPLSネットワークとのインターワーキング


【ファーウェイについて】
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーです。お客様志向のイノベーションとお客様との強い信頼関係により、通信事業者向けネットワーク、端末、クラウド分野におけるエンド・ツー・エンドの競争優位性を確立しています。ファーウェイは通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく献身しており、競争力の高いソリューションおよびサービスを140か国以上で提供し、世界人口の三分の一にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。

日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、ツイッター(英語):www.twitter.com/huaweipress、および、YouTube(英語):www.youtube.com/user/HuaweiPressをご覧ください。

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