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◎精神保健サービスの意識、利用を高めるアイデア募集

ニューヨーク科学アカデミー 2013年09月11日 10時25分
From 共同通信PRワイヤー

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◎精神保健サービスの意識、利用を高めるアイデア募集

AsiaNet 54204
共同JBN 1036 (2013.9.11)

【ニューヨーク2013年9月11日PRN=共同JBN】
 *パートナーが低リソース環境のうつ病や不安に対するコミュニティー主体の包括的な精神保健サービスの要求と利用を促すアイデアを求めている。

Scientists Without Bordersはジョンソン・エンド・ジョンソンと協力して11日、発展途上国の患者の間のうつ病や不安障害に対する精神保健サービスの意識と利用を高めるアイデアを求めて、賞金1万ドルの画期的な公開チャレンジ計画を発表した。このチャレンジは31日間有効で、今年の10月10日の世界精神保健デーに締め切られる。

精神障害は世界の症例のほぼ3分の2を引き起こしている低中所得国(LMIC)で、深刻な公衆衛生上の結果をもたらしている。LMICやその他低リソース環境において、精神障害は多くの問題で悪化している。これらは意識や教育の欠如とともにコミュニティーと個人双方の悪い兆候などである。

さらに、精神保健ケアに対する世界的投資が極めて欠如している。精神障害は心疾患あるいはがんよりもはるかに重く非伝染性疾患の世界的負担の原因になっており(注1)、圧倒的多数の国が精神障害に保健予算の2%近くを割り当てている(注2)。精神保健障害の中でも、単極性うつ病(注3)は世界人口の推定5%、もしくは3億5000万人がかかっている最も一般的で体力を消耗する疾患の1つである。不安障害はすべての臨床的うつ病症例のほぼ半数で診断されている(注4)。

政府、ヘルスケア提唱者、政策決定者側のさまざまな努力にもかかわらず、患者やその家族の間に適切な精神保健サービスに対する意識と要求および提供されているそのようなサービスの利用が進んでいない状態が、国や地域レベルの双方で続いている。

従って、今回のチャレンジは特に、うつ病と不安障害にかかっている15-44歳の個人の間で、診断と治療に得られる証拠の基づくサービスの利用を大きく高める可能性を持つ大胆かつ斬新なアイデアを求める。アイデアは低リソース環境で実行に移すため、文化的に適しふさわしいものでなくてはならない。

Scientists Without Bordersプログラムアソシエートのシェネル・ボナビト氏は「われわれはジョンソン・エンド・ジョンソン、InnoCentiveと提携して、LMIC諸国のうつ病と不安障害の診断、治療に対する精神保健サービスへの意識と利用を高めるソリューションを求めて、公開の革新的モデル作りに応募してもらうため3者協力することに興奮している」と語った。

ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下企業Janssen Research & Development, LLC神経科学治療責任者であるフセイニ・マンジ医博は「精神疾患に苦しむ世界の発展途上地域の人々を支援する大きなニーズがある。われわれはさまざまな世界的問題を解決しようとする人々のこのような努力を支援して、人々を教育し、精神疾患に対するケアを求めることができ、効果的治療で希望を持ってもらえるよう支援する新しい方策を見いだすことを誇りに思う」と語った。このプロジェクトは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの系列のヤンセンファーマ(Janssen Pharmaceutical Companies)が2011年に開始したHealthy Minds Initiativeに関連している。同イニシアチブは基礎的発見、臨床解釈、マルチセクター・コラボレーションを通じて脳障害との戦い前進を加速し、人々に脳障害について教育を支援し、それら障害に関係を持つ兆候を減らす努力をする。

チャレンジ審査員の1人であるビクラム・パテル博士は「すべての国で精神保健ケアへのアクセスを高めるには、需要・供給両面に障壁がある。精神保健ケアの供給を高めることにはある程度進展はあるが、需要に応える面の活動はほとんどない。われわれは障壁を完全に理解すらせず、それらへの対応を放置していると言って差し支えないだろう。今回のチャレンジはまさに極めてタイムリーであり、低リソース環境におけるうつ病に対して精神保健ケアへの要求と利用の障壁に応えるいくつかのまさに革新的なアイデアを期待している」と語った。同教授はインターナショナル・メンタルヘルス(IMH)教授、Clinical Science、Centre for Global Mental Health、London School of Hygiene and Tropical Medicine、Sangath, Goa、India Centre for Mental Health、Public Health Foundation of IndiaのWellcome Trust研究フェローである。

InnoCentiveの創業者兼取締役であるアルフェウス・ビンガム博士は「われわれはこの重要な活動に参加でき、高く評価されているパートナーと協力できることを喜んでいる。世界中の当社当事者はすべての社員と同様に、精神衛生に対する効果的なアクセスとデリバリーシステムの問題を家族や友人に代わって直接経験を積んでいる。われわれは今回のチャレンジがもたらす多様な考え方とアプローチに期待している」と語った。

精神保健問題の解決を求める人々は、今回のチャレンジのオンライン部分を担当しているInnoCentive(リンク)を経由してアイデアを登録してほしい。Scientists Without Bordersが招集する有力専門家による中立的審査委員会は、チャレンジの入賞者を選ぶ。入賞者はチャレンジ締め切り後6週間後に結果を発表する。

素晴らしいアイデアの公開募集を進めるというパートナーのコミットメントに従って、受賞するソリューションはさらなる取り込みとイノベーションを推奨するため、Scientists Without Bordersウェブサイトに掲載、公開される。

チャレンジの詳細を閲覧し、詳しく知るにはwww.scientistswithoutborders.orgを参照。

▽Scientists Without Bordersについて
Scientists Without Bordersはニューヨーク科学アカデミー(New York Academy of Sciences)のプログラムの1つであり、世界発展上の問題に対して、革新的、効果的な科学と技術に基づくソリューションを見いだし、進めるウェブベースの共同コミュニティーである。Scientists Without Bordersのユニークなモデルは、学際的で多方面のユーザーによる世界的グループをつなぎ、これらの問題に対する具体的かつ効果的なソリューションを開発、広く共有する開かれたオンラインプラットフォームである。Scientists Without Bordersに関する詳しい情報はwww.scientistswithoutborders.orgを参照。

▽ニューヨーク科学アカデミー(New York Academy of Sciences)について
ニューヨーク科学アカデミー(New York Academy of Sciences)は中立系、非営利組織であり、1817年以来世界的に科学、技術、社会の発展にコミットしてきた。同アカデミーは140カ国に2万5000人の会員を擁し、人類の利益のために世界的な科学コミュニティーを形成しようとしている。アカデミーの中心的ミッションは、科学知識を開発し、科学に基づくソリューションによって主要な世界的科学コミュニティーに積極的に影響を与え、広く社会に科学の素養のある個人の数を増やすことである。詳細はwww.nyas.orgを参照。

▽InnoCentiveについて
InnoCentiveはビジネス、社会、科学、技術上の重要な問題でアイデアとソリューションを提供することに互いに競う世界で最も知性的な人々にイノベーション問題のクラウドソースを提供するグローバルリーダーである。主要な商業、政府、非営利団体はこの10年余りInnoCentiveと提携して、革新的な新しいアイデアを迅速に生み出し、差し迫った問題を解決してきた。詳しい情報は リンクを参照。

(注1)The Global Burden of Disease: 2004 Update. World Health Organization.  (WHO 2008)
(注2)MENTAL HEALTH GAP ACTION PROGRAMME (mhGAP),"Special Focus on the draft Global Mental Health Action Plan"
リンク World Health Organization. (WHO 2012).
(注3)単極性うつ病は悲しみ、喪失感、怒り、フラストレーションの抗し難い気持ちが2週間以上にわたって日常生活(個人関係、仕事ないしは教育の行動、睡眠、衛生状態、食習慣を含む)を妨げる気分障害である。今回のチャレンジでは「うつ病」は単極性うつ病を指す。
(注4)Barbee, J. G. (1998). Mixed symptoms and syndromes of anxiety and depression: Diagnostic, prognostic, and etiologic issues. Annals of Clinical Psychiatry, 10:15-29.

▽問い合わせ先
Diana Friedman,
+1-212-298-8645
dfriedman@nyas.org

ソース:New York Academy of Sciences

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