◎テーマは水の協力関係構築 第23回世界水週間が開幕

ストックホルム国際水協会 2013年09月03日 12時20分
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◎テーマは水の協力関係構築 第23回世界水週間が開幕

AsiaNet 54120
共同JBN0994 (2013.9.3)

【ストックホルム2013年9月2日PRN=共同JBN】第23回世界水週間(World Water Week)がストックホルムで開かれ、参加した各国指導者は水問題の協力強化を呼びかけた。利用できる水の量が変わらないまま、世界の人口と経済が急速に増大しており、最も重要な資源に関する協力がかつてないほど喫緊の課題になってきた。

2日の世界水週間の開会講演で、ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute、SIWI)のエグゼクティブ・ディレクター、トルグニー・ホルムグレン氏は「地中、地上、空中から自然循環を超える速度で水を枯渇させて将来を賭けるのは、擁護できない愚かなことだ。それは文明全体の安定と安全を損なう」と語った。

世界人口は急速に膨張、2050年までに90億人に達する。しかし、世界中の水の量が増えることはない。現在ある水を上手に共有、管理するためには偏見のない協力と堅固なパートナーシップが必須条件である。水は国境に縛られないため、国境を超えた協力を強化する必要がある。官民間にもっと多くのより強固な「橋」を構築しなければならない。少ない水の有効利用を学ぶ必要がある。最も重要なことは、地上の誰もが安全な飲料水、公衆衛生を確実に利用できるようにすることである。

安全でない水や公衆衛生上の問題による疾病のため日々、5000人以上が死亡している。このような驚くべき数字にもかかわらず、公衆衛生分野が絶望的に必要としている関心が寄せられることはまれである。

国連副事務総長のヤン・エリアソン氏は、各国政府、開発パートナー、民間部門に対し、このような状況を変える手助けをするよう訴えている。

エリアソン氏は「公衆衛生の不足は健康、栄養、教育、女性や少女の人権、貧困軽減に直接の影響を与える。すべての関係者に自分たちの役割を果たすよう呼びかける」と語った。

「水の協力関係構築(Water Cooperation - Building Partnerships)」のテーマの下、100を超えるセミナー、ワークショップ、イベントが開かれ2500人以上が参加する。参加者は水が公平かつ持続的に管理される「賢い水利用の将来」に向けて、革新的手法を提案するよう求められている。

期間中、公衆衛生を革新したピーター・モーガン博士に2013年ストックホルム水大賞(Stockholm Water Prize)が贈られる。ストックホルム産業水大賞(Stockholm Industry Water Award)にはドリップ式かんがいテクノロジーを開発したネタフィム社(Netafim)が選ばれた。ストックホルム青少年水大賞(Stockholm Junior Water Prize)の受賞者は追って発表される。

【編集者注意】プレスキット、インタビューのリクエスト、写真、ビデオなどは、リンクを参照。

ソース:Stockholm International Water Institute

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