2013年8月20日
株式会社メディネット
当社独自の「樹状細胞」に関する特許が米国で成立
株式会社メディネットは、ビスホスホネート(1)を用いて樹状細胞を調製する技術に関して、既に欧州、豪州、韓国および日本で特許を取得しておりますが、この度、米国においても特許が成立いたしましたので、お知らせします(2)。
今回成立した技術は、当社が既に提供している樹状細胞ワクチンの調製方法で、樹状細胞にビスホスホネートの一種であるゾレドロン酸をパルスすることにより、従来の方法に比べ、強力な樹状細胞を調製することができます。
今後は、本プラットフォーム技術を活用し、日本発の革新的な治療技術として世界中に普及すべく、積極的な事業拡大を図ってまいります。
【特許情報】
登録番号 : 8513010
発明の名称 : 樹状細胞、該樹状細胞を含む医薬、該樹状細胞を用いた治療方法およびγδT 細胞の培養方法
権利者 : 株式会社メディネット
対象国 : 米国
(1)ビスホスホネート
近年、悪性腫瘍による高カルシウム血症の治療薬として使用されており、ビスホスホネートの一種であるゾレドロン酸は、種々のがんの骨転移あるいは多発性骨髄腫の治療薬として使用されています。メディネットは、当社の研究開発により、樹状細胞をゾレドロン酸と外科手術で摘出したがん組織またはがん抗原ペプチドで共感作させることで、従来法と比べ、γδT 細胞を介した樹状細胞の活性化により、細胞傷害性T細胞(CTL)の誘導を数倍~100 倍まで向上させることを確認。この研究成果を取り入れた独自の「樹状細胞ワクチン」技術を開発し、2007 年より実用化しています。
(2)2012 年3 月19 日リリース リンク
「がん治療に用いる「樹状細胞」に関する特許が欧州11 カ国で成立」
2013 年1 月31 日リリース リンク
「「樹状細胞」に関する特許が日本および韓国においても成立」
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