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2013年中堅・中小企業におけるストレージ機能ニーズに関する調査報告

ノークリサーチは中堅・中小企業におけるストレージ機能のニーズに関する調査を実施し、分析結果を発表した。

<ストレージ管理全般におけるユーザの意識変化を網羅的に踏まえ、機能面での差別化を図ることが重要>
■ 「今後どのような機能が求められるか」がストレージ活用提案における差別化戦略のカギ
■ 「SSDキャッシュ」と「レプリケーション」は共に機能面では有望だが、投資意向の差に注意
■ バックアップの意識変化により、中堅・中小でも「スナップショット」機能の重要度が高まる

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2013年7月17日

2013年 中堅・中小企業におけるストレージ機能ニーズに関する調査報告

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5244-6691
URL:http//www.norkresearch.co.jp)は中堅・中小企業におけるストレージ機能のニーズに関する調査を実施し、分析結果を発表した。本リリースは「2013年版 中堅・中小企業におけるストレージ環境の実態と展望レポート」のダイジェストである。


<ストレージ管理全般におけるユーザの意識変化を網羅的に踏まえ、機能面での差別化を図ることが重要>
■ 「今後どのような機能が求められるか」がストレージ活用提案における差別化戦略のカギ
■ 「SSDキャッシュ」と「レプリケーション」は共に機能面では有望だが、投資意向の差に注意
■ バックアップの意識変化により、中堅・中小でも「スナップショット」機能の重要度が高まる


対象企業: 日本全国/全業種の年商5億円以上~500億円未満の中堅・中小企業および年商500億円以上の大企業
対象職責: 企業経営もしくはITインフラの導入/選定/運用作業に関わる社員
調査実施時期: 2013年1月~2月
有効回答件数: 1000件
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照 リンク


■ 「今後どのような機能が求められるか」がストレージ活用提案における差別化戦略のカギ
ここでの「ストレージ」とは、サーバとは別筐体として導入されるデータ格納を目的としたハードウェアを指す。これまで中堅・中小企業におけるストレージ活用は、「バックアップ用途が主体であり、業務システムで利用するデータはサーバ内蔵ハードディスクで足りてしまうことも多い」といった状況であると言われてきた。だが、サーバ仮想化やクラウドといった新たなIT活用手段の登場などにより、大企業と比べデータ容量の少ない中堅・中小企業においてもユーザ企業がストレージ管理のあり方について目を向ける機会が生じつつある。そうした背景を踏まえ、まず抑えておくべきなのは「どのような機能がストレージに求められているのか?」を通じて、ユーザ企業が今後ストレージに期待する役割を知ることである。
以下のグラフは年商5億円以上の企業に対して、導入予定の最も重要なストレージにおいて利用する予定の機能や技術を尋ねた結果である。次頁以降ではこの結果を踏まえながら、「ストレージの機能」という観点から垣間見えるユーザ企業のストレージ活用に関する意識の現状と今後について見ていくことにする。


■ 「SSDキャッシュ」と「レプリケーション」は共に機能面では有望だが、投資意向の差に注意
前頁のグラフを見ると、いずれの年商帯でも「レプリケーション機能」と「スナップショット」が多く挙げられている。まずはこれら2つ以外の項目について確認しておく。
「階層化ストレージ」「SSDキャッシュ」「ストレージ仮想化」については年商規模が大きくなるにつれて割合も徐々に高くなる傾向がうかがえる。これら3つの機能はコストを抑えつつ大量のデータを効率的に利用したい場合に有効なものといえる。
年商規模が大きくなるにつれてデータ量も増えるため、これらの機能は年商規模の大きなユーザ企業でのニーズが高いということになる。
ただし3つの機能のうち、「SSDキャッシュ」については年商規模によるニーズ差が比較的小さい。大企業向けにはSSDのみで構成された「オールフラッシュストレージ」も登場してきているが、中堅・中小企業にとっては価格面/性能面いずれの観点においてもニーズには合致しにくい。一方でSSDをキャッシュとして利用する手法についてはストレージのみならず、サーバにも徐々に適用されつつある。中堅・中小企業においても、頻繁にやりとりされる受発注データとリンクするマスタデータや、eコマースにおいて高頻度で閲覧される商品データなどといったように、アクセスの高速化が求められるデータは少なからず存在する。そのため、「SSDキャッシュ」は中堅・中小企業向けストレージでも差別化ポイントの一つとなる可能性がある。
次に、最も多く挙げられた「レプリケーション」について詳しく見ていくことにする。以下のグラフは年商5億円以上のユーザ企業に対し、ストレージ選定において重視する事柄(複数回答可)を尋ねた結果である。この「機能」だけでなく、「価格」や「性能」なども含めた広い観点でストレージを選ぶ際に重視する事項を尋ねたものだが、以下のグラフからもわかるように「データレプリケーション」を挙げる割合は非常に低くなっている。
レプリケーション関連の機能は高いニーズを示しているものの、高い費用や運用管理の手間を投入するほどの優先度は期待できない可能性がある。さらに「レプリケーション」に求める機能レベルが年商規模によって異なる可能性についても留意が必要だ。大企業向けのレプリケーション機能では、リアルタイムにデータを複製をするのか?ある程度の時間差を許容するのか?といった細かいポリシー策定が不可欠となる。一方、中小企業ではLAN接続型ハードディスクをインターネットに接続し、クラウドサービスを介在して簡易なデータ複製を行う機能もレプリケーションの範疇に含まれている。
いずれにしても、「機能としてニーズが高い」=「追加コストを伴う差別化ポイント」とは限らず、年商規模や他の観点からのストレージ関連投資意向なども踏まえた多角的な視点で捉えることが重要となってくる。


■ バックアップの意識変化により、中堅・中小でも「スナップショット」機能の重要度が高まる
続いて、2番目に多く挙げられた「スナップショット」についても見ていくことにする。この機能はバックアップとも深く関連する。
以下のグラフは年商5億円以上の企業に対して、導入済みの最も重要なストレージおよび導入予定の最も重要なストレージにおけるバックアップ方針を尋ねた結果である。
「導入済み」と「導入予定」を比べると、「スナップショット技術を活用するなどしてデータの整合性を配慮する」という回答の割合が増えていることがわかる。とくに年商5億円以上~50億円未満の中小企業における伸びが大きい。このようにバックアップにおけるデータ整合性に関するユーザ企業の意識はしだいに高まりつつある。今後利用する予定の機能や役割を尋ねた冒頭のグラフで中堅・中小企業においても「スナップショット」が多く挙げられている背景には、ユーザ企業のこうした意識の変化があるものと考えられる。
このようにユーザ企業が今後利用したいと考えるストレージの機能や役割はストレージ管理全般に関わるユーザ企業の意識変化と密接に関連している。ここで例示したものは本リリースの元となる調査レポートに含まれる中のごく一例だが、こうしたユーザ企業の意向はストレージ形態の選択(DAS接続、IP-SAN/FC-SAN、NASなどのうち、今後はどれに投資をするか?)にも大きな影響を与える。
それらを総合的な視点で俯瞰することが、今後のストレージ活用提案において差別化ポイントを見出すためには極めて重要と考えられる。


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本リリースの元となっている「2013年版 中堅・中小企業におけるストレージ環境の実態と展望レポート」の詳細は
右記を参照 リンク
本データの無断引用・転載を禁じます。引用・転載をご希望の場合は下記をご参照の上、担当窓口にお問い合わせください。
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当調査データに関するお問い合わせ
株式会社 ノークリサーチ
担当:岩上 由高
東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705
TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
inform@norkresearch.co.jp
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