知財情報検索の新時代を開くSTN新プラットフォーム Version 1

化学情報協会 2013年07月08日 15時04分
From PR TIMES

情報専門家向きのインターフェース、業界随一の処理能力、ワークフローとの協働が特徴

化学情報協会は、米 CAS (Chemical Abstracts Service) および独 FIZ Karlsruhe が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米 CAS の発表情報は下記をご覧ください。
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(ドイツ・カールスルーエおよびオハイオ州コロンバス発、2013年7月2日)- STNを運営する FIZ KarlsruheとChemical Abstracts Service (CAS) は、STN新プラットフォーム Version 1 のリリースを発表しました。STN新プラットフォームは、インターフェースのデザイン、プロジェクト指向のワークフロー、検索能力、精度、速度のいずれをとっても情報検索担当者の厳しい要求に十分応え得るばかりでなく期待を上回るものであることが、半年にわたるベータ版のテストに参加した世界の数百機関から寄せられた貴重なフィードバックより確認されています。STN新プラットフォーム Version 1 はSTNを定額契約で利用しているすべてのユーザーに公開され、新しい強力なSTNシステムへの第一歩を踏み出しました。

STN新プラットフォームVersion 1 では、STNの中核コンテンツであるCAS REGISTRYとCAplusの全データおよびトムソン・ロイター社の Derwent World Patents Index (DWPI)(Derwent Chemistry Resource (DCR) を含む)が提供されます。独自の検索技術によって、STNで利用可能なコンテンツが新しい方法で検索できます。新設計のユーザーインターフェースは、特許専門家の作業プロセスを考慮しています。検索式と検索結果はプロジェクトごとに管理されるため、情報検索担当者は多数のプロジェクトを組織化して、同時に効率よく進めることができます。このインターフェースでは特にワークフローが重視されており、検索式・検索履歴・検索結果が一括表示され、適合度の高い回答集合がハイライトされます。検索能力が飛躍的に増大したため、検索や結果の評価に全く新しいアプローチが可能になっています。たとえば7,000万件以上の物質を対象にした構造検索およびその結果に対する医・農薬としての薬理活性や毒性によるフィルタリングは数秒で完了します。

FIZ KarlsruheのSabine Bruenger-Weilandt会長兼CEOは「大きく向上した検索速度、リアルタイムでの解析機能、回答の処理効率の向上、検索能力の増大によって、ユーザーは今までとまったく違う感覚で調査できます。この新プラットフォームは知財情報検索の新時代への跳躍を示すものと信じています」と述べています。

CASのRobert Massie会長は、「従来のプラットフォームのサポートもSTNの新プラットフォームと平行して行います。新プラットフォームの利用は、まずは定額契約ユーザーのみが対象ですが、2014年には従量制ユーザーにも提供を開始する予定です。また移行期間を通じて、従来のプラットフォームのサポートと強化も継続して行います」と述べています。

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STNについて
特許専門家のファーストチョイスであるSTNは、権威あるCASの化学情報、トムソン・ロイター社のDerwent World Patent Indexの特許情報を含めた信頼できる科学技術情報へのアクセスを提供する唯一のサービスです。世界の主要な特許庁の審査官や研究機関の知財専門家が、情報ニーズを満たす手段としてSTNを信頼しています。STNは全世界的にCASとFIZ Karlsruheによって共同で運用されており、日本では化学情報協会がSTNの東京サービスセンターとしてSTNのサービスを行っています。
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CASについて
米国化学会 (American Chemical Society) の情報部門であるChemical Abstracts Service (CAS) は、化学情報の権威として世界に知られています。CASは物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CASに所属する科学者が構築と品質管理を行っているCASデータベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界の化学・製薬企業、大学、政府機関、特許発行機関に認められています。CAS はこれらデータベースと最新の検索・解析技術を組み合わせた SciFinder やSTN の各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
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FIZ Karlsruheについて 
FIZ Karlsruhe - Leibniz Institute for Information Infrastructure (www.fiz-karlsruhe.de) は非営利組織で、ドイツ最大の科学技術情報機関の一つです。その使命は学術研究および産業のための情報基盤の開発と提供にあります。FIZ Karlsruheはドイツ国内外において、知識の普及に努め技術革新の促進を支援しています。
事業内容は下記のとおりです。
●STN International:科学技術および特許に関する世界の代表的なオンラインサービス
●KnowEsis:科学全分野にわたり研究の全段階を支援(研究データ管理など)する革新的なeサイエンス・ソリューション
●データベースおよび情報サービス:数学、コンピュータ科学、結晶学、化学、エネルギー技術の各分野のデータベースおよびポータル
FIZ Karlsruheの加盟しているLeibniz Associationは80以上の会員機関を擁し、知識に基づく基礎研究を行うと共に学術基盤の維持、研究に基づくサービスの提供を行っています。

【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区) は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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