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フリースケール、車載レーダーを大衆車に普及させるべく業界で最も集積度の高いADASシステム・ソリューションを発表

自動車メーカーによる安全規格への準拠とADASセーフティ機能の普及を促進する新しいマイクロコントローラと77GHzレーダー・トランシーバ・チップセット

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、先進ドライバ・アシスタンス・システム(ADAS)向けに、車載レーダー・ベースの業界で最も包括的なシステムレベル・ソリューションを発表しました。新しいマイクロコントローラ「Qorivva(コリーヴァ) MPC577xK」と「77GHzレーダー・トランシーバ・チップセット MRD2001」は、普及価格帯のミリ波レーダーADASソリューションに必要とされる組込み技術をより少ないコンポーネント数で実現し、大衆車でのADAS採用を促進します。

アメリカ国家道路交通安全局(NHTSA)は先日、これまでの「5つ星」格付けセーフティ・プログラムに対して、さまざまな修正を加えることを提案しました。これらの提案は、自動車メーカーが単に衝突時に乗員を保護するにとどまらず、車両の衝突自体を防ぐための処置を強化することがまもなく求められるようになる可能性があることを示唆しています。多くの自動車メーカーは、2016年までにこの新基準に適合できるように取り組みを進めており、現在はさまざまな試験を通じて、最高レベルの安全性を実現しつつ、消費者の求める先進的な技術と便利な機能を提供するソリューションを探し求めています。ヨーロッパ新車アセスメント・プログラム(ユーロNCAP)の性能データによると、自律型緊急ブレーキ(AEB)などのセーフティ・システムにより、事故の発生を最大27%削減し、交通事故による怪我を大幅に減らすことができることが示唆されています。ユーロNCAPでは、ヨーロッパで販売される自動車に対して2014年から適用される「5つ星」格付け方式において、AEB性能評価を組み込むことを予定しています。

フリースケールのQorivva MPC577xKマイクロコントローラとMRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセットを活用することで、自動車メーカーは、車間距離制御(ACC)システムや自律型緊急ブレーキ・システム向けに長距離/中距離の前方レーダーを実装し、死角検知や側面衝突検知も実装することが可能になります。しかもそのすべてを、このMPC577xKマイクロコントローラとMRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセットの単一な組み合わせながらも容易なチャネル数の拡張性により、スケーラブルなマルチチャネル・ソリューションで実現できます。

フリースケールの上席副社長兼オートモーティブ・マイクロコントローラ部門担当ジェネラル・マネージャであるボブ・コンラッドは、次のように述べています。「フリースケールの新しい車載レーダー・システム向けシステムレベル・ソリューションは、自動車メーカーに対して比類のないレベルの統合性を提供します。ボードのコンポーネント数が抑えられるため、ソフトウェアの複雑さが緩和され、コストも削減できます。さらに、手ごろな価格帯でこのような機能が実現するため今後普及が期待されるセーフティ・システムをより幅広い車種で採用できるようになります。」

レーダー・トランシーバ・チップセットとQorivvaマイクロコントローラを組み合わせることで、ローエンドとハイエンドの両方のレーダー・モジュールに対応するトータル・システム・ソリューションを実現することができます。単一のスケーラブルなソリューションを活用することで、自動車メーカーは、車種ごとにさまざまなソリューションの購入や再構築を行う必要がなくなり、時間と部品コストを節約することができます。

市場調査会社Strategy Analyticsのグローバル・オートモーティブ・プラクティス担当ディレクターであるIan Riches氏は、次のように述べています。「ADASソリューションの普及が進んでおり、もはやハイエンドの高級車だけに採用されるものではなくなっています。現在、各自動車メーカーは洗練されたセーフティ機能をすべてのラインナップで実装しようと検討しており、そのために、優れた統合性を備えた最適なコストのソリューションが求められています。フリースケールのレーダー・ソリューションは、自動車メーカーが望むスケーラブルなADASアプリケーションに必要とされる要素をほぼすべて備えており、システムを完成する上で、他の半導体製品やコンポーネントは不要となります。これにより、高級車市場の枠を超えて、安全で先進的かつ信頼性に優れた自動車を一般消費者に届けることができるようになるでしょう。」

Qorivva MPC577xKマイクロコントローラ - シングルチップ車載レーダー・ソリューション
Power Architecture(R)テクノロジをベースとするQorivva MPC577xKマイクロコントローラは、レーダー・アプリケーション向けのデジタル/アナログ回路の統合を最高レベルで実現したシングルチップ・ソリューションです。最大4つの主要な追加プリント基板(PCB)コンポーネントが不要なため、システムレベル・コストやPCBスペースを抑え、ソフトウェアの複雑さを緩和します。また、このマイクロコントローラは、主要な統合デジタル・アクセラレータにより、負荷の高い演算処理タスクに対して優れた性能を発揮するほか、搭載された最新の信号処理ツールボックスには、短距離/中距離/長距離レーダー・アプリケーションのサンプル信号の処理に必要とされるハードウェア・モジュールがすべて含まれています。このような特長を通じて、Qorivva MPC577xKマイクロコントローラは、主流車種でのレーダー・ベースADASの採用を促進します。

MRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセット
MRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセットは、低消費電力性能と優れたVCO位相ノイズ性能を備えた包括的な高性能レーダー・トランシーバを実現し、対象物の正確な認識を可能にします。このチップセットは、同時にアクティブ可能なマルチ・チャネルによる高速変調をサポートし、優れた分解能と検出精度を実現します。MRD2001は、先進的なパッケージ技術で提供され、最大100GHzの周波数で極めて低い挿入損失と寄生を実現します。チップセットのパッケージ化により、ベア・ダイ用のチップ/ワイヤ組み立てのための技術が不要になるため、エンド・ユーザによるレーダー・モジュールの組み立てが簡素化されます。また、このチップセットは最大4個のTxチャネル、12個のRxチャネルまで容易に拡張可能なため、広範な視野の電子ビーム・スキャンを備えたシングル・レーダー・プラットフォームが実現し、低価格車から高級車に至るあらゆる価格帯の自動車を対象とする長距離/中距離/短距離レーダー・アプリケーションが幅広くサポートされます。

その他のアプリケーション
ADAS以外にも、フリースケールのQorivva MPC577xKマイクロコントローラ/MRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセット・ソリューションは、ジェスチャ認識、防火幕、セキュリティ・システム、位置情報機能など、産業アプリケーションや新たな民生アプリケーションに幅広く利用できます。

セーフティ・リーダーシップ
15年以上にわたり自動車セーフティ市場をリードしているフリースケール製品は、最も厳格な安全レベルを実現するよう設計されています。新しいQorivva MPC577xKマイクロコントローラは、SafeAssure機能安全ソリューションの対象製品で、ISO 26262機能安全規格に準拠するよう、設計開発が行われています。MPC577xKのアーキテクチャと設計プロセスにより、ISO 26262に準拠した自動車セーフティ・アプリケーションの開発時間と複雑さが削減されます。MPC577xKは、ISO 26262が規定するすべての安全度水準の中で最もセーフティ・クリティカルなプロセスと最も厳格な試験基準が求められるASIL-Dに準拠したセーフティ・アプリケーションをターゲットとしています。

価格と供給
フリースケールのQorivva MPC577xKマイクロコントローラとMRD2001 77GHzレーダー・トランシーバ・チップセットは、現在サンプル出荷中です。詳細については、フリースケール・セミコンダクタまたはお近くの販売代理店にお尋ねください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、リンクをご覧ください。

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