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フリースケールのQorIQ T4240プロセッサに対応するAltiVecソフトウェア・ライブラリが登場

組込みコンピューティング・アプリケーション向けに172 GFLOPSのベクタ処理でコードの性能を高める次世代AltiVecエンジン

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、「QorIQ(コア・アイキュー)T4240」通信プロセッサ向けのAltiVec(アルタベック)ソフトウェア・ライブラリがメンター・グラフィックスより提供開始されたことを発表しました。次世代AltiVecエンジン上で動作するこの信号処理ライブラリは、組込みコンピューティングに求められるサイズ/重量/消費電力の要件を満たしつつ、フリースケールのQorIQ Tシリーズ・プロセッサから圧倒的な演算処理性能を引き出します。

次世代AltiVecエンジンは、フリースケールのQorIQ Tシリーズ・プロセッサが備える際立った特長の一つで、172 GFLOPSのベクタ処理という、従来のフリースケール製AltiVec搭載デバイスに比べて7倍以上の性能を発揮します。AltiVecテクノロジは、ネットワーク、医療/産業画像処理、印刷、航空宇宙といったアプリケーション向けに、高帯域幅のデータ処理や膨大なアルゴリズム演算に対応します。このエンジンが備えるSIMD(Single Instruction Multiple Data)信号処理により、新規や既存のコードの性能を高め、スマートで高性能な自律型機器を開発することができます。

フリースケールのAltiVecテクノロジ向けMentor Embedded Performance Library(MEPL)はバイナリ形式で提供され、メンター・グラフィックスのWebサイトから無償でダウンロードできます。これまで以上に使いやすく豊富なこのソフトウェアにより、32ビットおよび64ビット・アプリケーションに向けた製品開発の生産性と速度を高めることが可能です。

フリースケールのデジタル・ネットワーキング部門ソフトウェア&システム担当副社長であるラジャ・タベットは、次のように述べています。「この新しいソフトウェア・ライブラリによって、これまで以上にAltiVecテクノロジの性能が引き出され、超高性能なフリースケールのAltiVecベクタ処理技術をフル活用できるようになります。フリースケールのAltiVecエンジン向けに書かれた非常に多くのコードベースがあり、ユーザは最新のQorIQ T4240プロセッサとメンター・グラフィックスのソフトウェアにより、従来のコードの性能を大幅に高めることができます。」

メンター・グラフィックスのローレベルのハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)ライブラリは高度な算術演算や信号処理関数を持ち、エンド・ユーザ・ソフトウェアの迅速かつ信頼性に優れた開発のための堅牢な組込みソフトウェア基盤を提供します。この関数ライブラリには、高速フーリエ変換(FFT)、畳み込み、相関、FIRフィルタ、IIRフィルタ、要素単位ベクトル関数、線形代数関数など、250種以上の算術および信号処理関数が含まれています。

メンター・グラフィックスのオープン・ソース・ソリューション担当ジェネラル・マネージャであるMark Mitchell氏は、次のように述べています。「フリースケールの最新QorIQのAltiVec処理エンジンにより、圧倒的な性能を備えたソフトウェアを開発することが可能になります。ただし、その性能を解き放つには、SIMD命令セットを活かす洗練されたソフトウェアが必要です。メンター・グラフィックスは、フリースケールのお客様がT4240ベースの魅力的な新製品を開発する上で、比類のない組込み性能を容易に実現できるように、さまざまなユースケースに向けたルーチンを独自にまとめました。」

QorIQ T4240プロセッサ向け開発ツール・オプション
メンター・グラフィックスの新しいソフトウェア以外にも、フリースケールのエコシステム・パートナーであるCreative Electronic Systems(CES)が先日、QorIQ T4240デバイスをベースとする初の商用オフザシェルフ(COTS)ボード・ソリューションを発表しています。CESのソリューションは、3U VPXシングルボード・コンピュータにQorIQ T4240プロセッサを統合しています。このシステムは、航空宇宙/防衛市場の高性能組込みコンピューティング・プラットフォーム向けに設計されています。

CESの最高経営責任者(CEO)であるHerve Garchette氏は、次のように述べています。「次世代AltiVecテクノロジを搭載した極めて先進的なフリースケールQorIQ Tシリーズ・プロセッサを活用できることをうれしく思います。CESは、QorIQ T4240プロセッサをベースとする包括的なソリューションを開発しました。さまざまなOSをサポートし、メンター・グラフィックスの拡張ソフトウェア・ライブラリにも対応します。CESの新しいプラットフォームは、新製品の開発を加速する高性能なターンキー・ソリューションです。」

QorIQ T4240プロセッサについて
フリースケールのフラッグシップ製品であるQorIQ T4240は、QorIQ Tシリーズの最初のSoCで、28nmプロセス技術で製造され、24個の仮想コアをサポートする12個の物理デュアルスレッド・コアを備えています。最大1.8GHzまでの動作周波数、大容量キャッシュ、ハードウェア・アクセラレーション、先進的なシステム・ペリフェラルといった特長を備えており、コントロール/データ・プレーン処理を単一のSoCに統合することで恩恵を受けるアプリケーションをターゲットにしています。フリースケールのQorIQ Tシリーズ・マルチコア・プロセッサの重要な要素であるマルチスレッド対応64ビットPower Architecture e6500コアには、DSPレベルの浮動小数点演算性能を実現するAltiVecテクノロジが搭載されています。

フリースケールのAltiVecテクノロジの詳細については、www.freescale.com/AltiVecのWebサイトをご覧ください。CESのコンピューティング・ボードの詳細については、www.ces.chのWebサイトをご覧ください。

メンター・グラフィックスのAltiVecライブラリは、リンクのWebサイトからダウンロードできます。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、リンクをご覧ください。

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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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