◎UPMとRenmatixが木質バイオマスの糖質転換処理法Plantrose開発で契約

Renmatix 2013年06月11日 16時15分
From 共同通信PRワイヤー

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

◎UPMとRenmatixが木質バイオマスの糖質転換処理法Plantrose開発で契約

AsiaNet 53335
共同JBN 0683 (2013.6.11)

【ヘルシンキ22013年6月11日PRN=共同JBN】フィンランドのUPM(リンク)(OMX: UPM1V)と米Renmatix, Inc. (リンク)はこのほど、生化学物質の分野で非独占的な共同開発契約(JDA)を結んだ。JDAの規定に基づき、両社は、木質バイオマスを低コスト糖質中間物質に変換して後続のダウンストリーム処理で生化学物質に転換する、Renmatix社の水ベースのプラントローズ(商標)プロセスの開発をさらに進める。工業規模で特定の石油化学製品のコスト競争力のあるバイオ代替物質を提供することが、今回のイニシアチブの長期目標である。

UPMのバイオケミカルズ担当ディレクターであるミヒャエル・ドイチェ氏は「われわれはまさにこのコラボレーション努力に興奮している。それは木材の持続的調達と効率的な工業処理におけるUPMの能力と、Renmatix独自の転換技術との結合である。ほとんど消耗品とはならない木材を利用する処理を通じて、第2世代のグリセルロース系糖質にアクセスできることは、Plantrose技術の魅力の決定的要因である」と語った。

Plantrose処理法は超臨界加水分解法を通じてバイオマスを分解するため、極めて高温、高圧で水処理する。水はそのような条件下では、強力な溶媒と触媒として作用し、急激な反応を起こすことができる。

Renmatixのマイク・ハミルトン最高経営責任者(CEO)は「われわれはこの先駆的アプローチが、通常の手段より決定的なコスト上の優位につながると考えている。UPMとの関係がますます強まれば、RenmatixはBiofore構想(将来の方向性、技術革新、持続可能性など)を広げるための支援の機会を与えられる。米国のテクノロジープロバイダーとしてRenmatixは、台頭するバイオバリューチェーンにわたり世界企業と協力することに自負心を持っている。アップストリームのバイオマスの持続的供給源をバイオケミカルズと燃料のダウンストリーム製造との間の橋渡しとなるPlantroseのライセンスに対する既存の需要を強化することになる」と語った。

UPMのユーソ・コンティネン副社長は「Renmatixとの共同開発契約は、当社のバイオケミカルズ戦略およびUPMのBioforeビジョンの実行の新たな一里塚である。この協力関係は、イノベーション主導のバイオ産業と林業との統合で先頭を行く当社の立場をさらに強化する」と語った。

UPMは新しい持続的かつイノベーション先導の将来に向けて、バイオ産業と林業を統合することで先行している。同社の製品は再生可能な原材料で製造され、再利用可能である。UPMはEnergy and pulp、Paper、Engineered materialsの3つのビジネスグループで構成されている。同グループ従業員は約2万2000人。UPMは67カ国に拠点があり、17カ国に製造部門がある。UPMの年商は100億ユーロを超える。同社株式はヘルシンキ証券取引所に上場されている。UPM-www.upm.com-はBiofore会社である

UPM New Businesses and Development (NBD)はUPMの再生およびBiofore戦略の重要な一部である。NBDの目的は、新製品とビジネスにアイデアを取り込むことによって、再生可能な木材原材料に付加価値を付けることである。その主要プロジェクトはbiocomposites、biofibrils、biochemicalsである。

Renmatixはセルローズ系糖質の大手メーカーであり、世界のバイオケミカルおよびバイオ燃料市場で使用される石油代替製品向け工業用原材料を製造している。同社特許のPlantrose(商標)処理法は、木くずから農産物残さまでのセルローズ系バイオマスを有用でコスト効率のいい糖質に低コストで転換することによって、通常の糖質経済性の問題に応える。Renmatixの超臨界加水分解技術は、ほかの処理法より概して速く非食糧系バイオマスを分解し、決して重要な消耗品ではない木材を使うことによるコスト上の優位性を強化する。Renmatixは非上場企業であり、米ジョージア州に業務拠点を持ち、現在は1日当たり3トンのセルローズ系バイオマスをPlantrose(登録商標)糖質に転換する製造能力を持っている。同社はまたペンシルベニア州に世界クラスのテクニカルセンターを保有している。www.renmatix.com

▽問い合わせ先
Michael Duetsch, Director, Biochemicals, UPM,
+49.821.310.9130 (German, English)
Juuso Konttinen, Vice President, New Businesses & Development, UPM,    
+358.40.531.7405 (Finnish, English)
Duncan Cross, Director, Marketing, Renmatix,
+484.751.4000 (English, French)
Tim Brown, Vice President, Corporate Strategy, Renmatix,   
businessdevelopment@renmatix.com

UPM, Corporate Communications
Media Desk, +358.40.588.3284
media@upm.com
www.twitter.com/UPM_News

Renmatix, Media Inquiries
Katie Struble, +415.977.1928
renmatix@antennagroup.com
www.twitter.com/renmatix

ソース:Renmatix  

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]