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フリースケール、産業/汎用市場向けにQorIQ Qonverge B4ファミリを拡張

浮動小数点演算能力の追加により、演算処理要求の厳しい各種アプリケーションの要件に対応

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ、以下 フリースケール)は、産業市場や汎用市場向けに魅力的な新ソリューションをもたらすべく、革新的なQorIQ Qonverge(コア・アイキュー コンバージ)B4製品ファミリに先進的な浮動小数点演算技術を追加しました。フリースケールのB4ファミリの中で最初に浮動小数点演算能力が追加されるメンバ製品は、SC3900 StarCore(スターコア)テクノロジをベースとするSoC(システムオンチップ)ソリューションの「B4420」と「B4860」です(B4860は、2012年度Telecoms.com LTE Awardチップセット/プロセッサ製品部門最優秀賞を受賞しています)。

フリースケールの先進的な浮動小数点演算技術は、レーダーや、医療/メディア画像処理、Cloud-RANのMACスケジューラ処理、動画解析、セキュリティ、産業オートメーション、試験/計測システムなど、高レベルの数値演算精度が必要とされる演算処理要求の厳しいさまざまなアプリケーションを対象に、求められる厳格な要件をさらに上回るように設計されています。

このようなアプリケーションをサポートするため、フリースケールは、業界最高の固定小数点演算性能を備えたDSPコア(*)であるSC3900処理ユニットに、浮動小数点演算能力を追加しました。高性能処理、セキュリティ、ネットワーク処理向けのアクセラレーション・エンジンなど、すでにQorIQ Qonverge SoCに統合されている幅広い先進技術を、今回追加された浮動小数点演算能力が補完します。

フリースケールの副社長兼デジタル・ネットワーキング・グループ担当プロダクト・マネージャであるタレク・ブスタミは、次のように述べています。「フリースケールの革新的なQorIQ Qonvergeポートフォリオは、市場から強い支持を得ており、通信/ネットワーク機器分野で広く採用されています。先進的な浮動小数点演算能力の追加により、演算処理要求の厳しいタスクをサポートできるようになるため、幅広い市場分野において、QorIQ Qonverge技術が備える消費電力、性能、コスト面のメリットを活かした革新的な製品が誕生することでしょう。」

先進的な28nmプロセス技術で製造されるB4860は、最大14.4GHzのプログラマブルな処理性能を生み出し、4つのe6500デュアルスレッドPower Architecture(R) プロセッサ・コアを統合することで、CoreMarkプロセッサ・ベンチマークにおいて「61,000」というスコアを達成しています。6つの固定小数点/浮動小数点DSPコアは、230.4GMACSの固定小数点演算性能、115.2GFLOPSの浮動小数点演算性能を実現します。さらに、e6500コアに組み込まれた4つのAltiVec SIMDエンジンと組み合わせることで、総計172.8GFLOPSのIEEE(R) 754浮動小数点演算性能を達成することができます。強力なプログラマブル・コアの組み合わせと、組込みIPパケット処理/セキュリティ・アクセラレーション・エンジンの結合により、卓越した柔軟性と比類のない処理性能が実現するため、エネルギー効率に優れたシステム向けに大規模な処理能力を必要とするさまざまなアプリケーションの開発が促進されます。

フリースケールは、量産バージョンのB4860/B4420 SoCに浮動小数点演算能力を追加しつつ、既存のSC3900コアともバイナリ・コードの互換性を維持します。そのため、両SoC向けにすでに開発を進めているソフトウェアについても中断する必要はありません。

他の多くのヘテロジニアス・マルチコア・アーキテクチャとは異なり、B4ファミリは、完全なキャッシュ・コヒーレント・システムを実現し、ローカル・キャッシュに保存された共有リソースのデータ整合性を維持します。これは、コア・クラスタ内のL1キャッシュと共有L2キャッシュの間だけでなく、異なる種類のコア・クラスタや外部インタフェースの間にも当てはまり、ソフトウェアの介入は不要です。この性能により、マルチコア・プログラミングが簡素化され、お客様の市場投入が加速されます。

また、高速かつ低レイテンシの業界標準インタフェースが組み込まれており、強力なSoC演算リソースをサポートします。B4860 SoCの場合、2つの10Gbps XFI/XAUI Ethernetコントローラ、4つの2.5Gbps/1Gbps SGMII Ethernetコントローラ、2つのSerial RapidIO(R) v2.1コントローラ(5Gで8レーンをサポート)、1つのPCI Express(R) Gen2コントローラ(5Gで4レーンをサポート)など、多目的SoC向けの高速標準インタフェース・スイートが統合されています。さらに、2つのDDR3/3Lコントローラ(64ビット/72ビット、ECC対応、1.867GHz)や、NAND/NOR Flashメモリ・コントローラ、I2C、SPI、SDHC、USB、UARTなどのインタフェースを備えています。

開発ツール
フリースケールのB4860向け開発エコシステムには、Eclipse技術ベースのCodeWarrior統合開発環境(IDE)が含まれており、包括的なマルチコア開発プラットフォームが提供されます。利用可能なツールには他にも、B4860QDS/B4420QDS開発ボード、Power Architectureコア/StarCoreコア向けのC最適化コンパイラ、ソースレベル・マルチコア・デバッガ、デバイス/コア・ソフトウェア・シミュレータ、最適化済みのデバイス・ドライバ、Linux(R) SDK、プロファイリングやプログラム/データ・トレース用のソフトウェア解析ツールなどがあります。また、フリースケールとパートナー・ネットワークからは、最適化済みのデバイス・ドライバを含め、BSPやSDKを備えた高効率MPU/DSPオペレーティング・システムが提供されます。

 
供給
フリースケールの浮動小数点演算技術をサポートするB4860/B4420 SoC限定サンプルとその評価ボードは、2013年第3四半期に出荷を開始する予定です。詳細については、www.freescale.com/QorIQQonvergeのWebサイトをご覧ください。

(*)信号処理技術分析機関のBDTIが以前に実施したベンチマークにおいて、フリースケールの1.2GHz SC3900は、固定小数点演算に関して史上最高のBDTIsimMark2000(TM)スコアを達成しました。詳細については、www.BDTI.comのWebサイトをご覧ください。BDTIでは、SC3900の浮動小数点演算性能の評価は行っていません。


フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、リンクをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2013フリースケール・セミコンダクタ・インク

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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