ams、業界トップクラスの超高感度デジタル光センサを発表

ams 2013年04月17日 14時00分
From DreamNews

ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、新たな性能ベンチマークにおいて、最小で0.000377ルクスまでの微小光検出を可能にするデジタル光センサファミリを発表しました。

最高88,000ルクス (明るい日光)で、6億 : 1という広範囲なダイナミックレンジを提供する「TSL2591」デバイスファミリは、製品設計における柔軟性を上げると共に、ディスプレイや広範囲な非ディスプレイ・アプリケーション向け照度センサの新たな性能レベルを製品開発者に提供します。

低感度光センサを使った設計では、厳しい制限が課せられ、設計者は、センサの上の光を減衰させる素材の特性、センサの物理的配置、正確な測定をするために必要な最小光度といった厳しい仕様規定を与儀なくされます。設計者は、TSL2591ファミリの登場によって、システム設計およびレイアウトにより高い自由度が得ることができます。TSL2591は、超高感度かつ幅広いダイナミックレンジを実現することで、ごくわずかな光でも、正確で意味のある測定値を提供できます。このデバイスによって、設計者は、測定する光が直接当たらない場所や、色の濃さが様々なガラスや減衰要因となる素材の裏側などにセンサを自由に配置することが可能です。
TSL2591光センサデバイスファミリは、ディスプレイアプリケーション向けに、非常に正確な照度測定ができる特許取得のデュアル・フォトダイオード・アーキテクチャを採用しています。同アーキテクチャは、可視光の99%が減衰するような素材の裏側に配置した場合でも、増大するIR成分により自動的に照度測定を補償します。これにより、人の目に近い照度に対する明所視反応が可能になります。この超高感度により、インク付ガラスのバリエーションによる低感度デバイスでの設計変更コストがかかるスマートフォンやタブレットのディスプレイ設計課題を低減または排除することができます。TSL2591は、最終製品の深部に配置することができ、システム設計の観点から柔軟性の高い、効率的かつ低価格なソリューションを提供します。また、本デバイスは、見苦しい隙間などがない、滑らかで均一なインク付ガラスの工業デザインにも適用が可能です。

さらに、TSL2591デバイスファミリは、光度の値をセンサからポーリングする必要性を無くすことで、システム効率の簡素化と向上を実現する割込み機能を提供します。割込み機能の主な目的は、光度の有意な変化を検出することです。有意な変化の定義は、ユーザが設定する光度と時間、また光度変化の持続性となります。TSL2591は、2つのアナログ・デジタルコンバータおよびI2Cインターフェースを内蔵し、完全集積した光・デジタル変換センサです。このデバイスは、ゲインや、インテグレーション時間をプログラマブルに選択できます。

TSL2591デバイスファミリを含むamsのインテリジェント光センサのポートフォリオは、すべてamsオンライン製品選択ツールに含まれています。このツールは、使いやすいパラメトリック検索を可能にします。エンジニアは、当該ツールを活用することで、迅速かつ簡単に設計仕様を比較して、開発しているアプリケーションに最適な製品を選択することができます。

製品選択ツールは、光センサ、LEDドライバ、磁気式ポジションセンサ、パワーコンバータ、パワーマネージメントIC(PMIC)などamsが開発する5つの製品カテゴリをサポートしています。検索能力は幅広い設計基準をサポートし、価格、ボードエリア、ピッチといったパラメータで製品をランク付けするための革新的なバーチャルナビゲーション・ポインタを含みます。本ツールは、オンライン(利用可能な場合)の設計ツールであるanalogbenchや、amsのオンラインストアに直接アクセスしてデバイスを注文することができます。製品選択ツールはこちらから。www.ams.com/productselector


価格と出荷時期
超高感度光センサ「TSL25911FN (Vbus=Vdd=3.3V)」および「TSL25913FN (Vbus=1.8V)」は現在、amsおよび当社販売代理店から出荷されています。販売価格については、当社の販売代理店までお問い合わせください。

テクニカルサポート
お客様は、TSL2591用の評価モジュールをご利用いただけます。同モジュールは、USBインターフェースを備え、GUIをそなえたソフトウェアアプリケーションでサポートされています。これにより、開発者は、設定やデバイスレジスタの検査を簡単に実行できます。またamsでは、Cリファレンスコードを含むデバイスドライバをサポートしています。光センサTSL2591に関する詳しい情報およびサンプル請求についてはこちらのサイトをご覧ください。www.ams.com/Light-to-Digital/TSL2591.

本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp


本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]