ザイリンクス、リアルタイム ビデオ エンジン (RTVE) 2.1 によってOEM 企業による「スマート」放送機器ソリューション開発を支援

ザイリンクス社(本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX)は4 月 8 日 (米国時間)、同社のビデオシステム開発向けのリファレンスデザインであるリアルタイム ビデオ エンジン (RTVE) 2.1 が利用可能になったと発表した。これにより放送機器 OEM 企業が次世代「スマート」ソリューションの開発を加速することが可能となる。このRTVE 2.1 は、ザイリンクス アライアンス プログラムの公式メンバー企業である OmniTek 社が提供するOZ745 Zynq(TM)-7045 All Programmable システムオンチップ (SoC) ベースボード上で動作する。NAB 2013 のブース# N311 で発表された RTVE 2.1 は、ザイリンクスの All Programmable Smarter Vision ソリューションの重要なリファレンスデザインで、Zynq-7000 All Programmable SoC に加え、IP インテグレーター ソフトウェア ツールを備えた Vivado(TM) 高位合成 (HLS) やOpenCV ライブラリー、SmartCORE(TM) IP、ハードウェア開発キットを組み合わせることにより、高度なビデオ解析や抜群のリアルタイム パフォーマンスが求められるアプリケーションの開発を加速することができる。


ザイリンクスのブロードキャスト/コンシューマ マーケティング担当ディレクターであるベン ランヤン (Ben Runyan) は、「OmniTek 社と協力して開発した RTVE 2.1 は総合的なビデオ システム リファレンス デザインであり、これを OEM 企業が利用することによって、新しい業務用モニターやデジタルシネマ プロジェクター、ルータ、スイッチャ、マルチビューワ、カメラなど、ハイ パフォーマンスなビデオ プロセッシング、とりわけマルチ ビデオストリームの処理能力が求められる重要な放送機器を開発できるようになります。RTVE 2.1 のアーキテクチャには Zynq-7000 All Programmable SoC を用いているので、ひとつのデバイス上で 1080p60 ビデオ チャンネルを同時に最大 8 つまで統合可能なスケーラブルなソリューションが実現します。さらに、ARM(R) デュアルコア Cortex(TM)-A9 MPCore(TM) プロセッサ上で動作する機能も合わせて利用できるため、ビデオに基づくアプリケーションにおいてASIC と ASSP が生み出しているギャップを埋めるのに最適なプラットフォームです」と述べている。


RTVE 2.1 リファレンス デザインでは、10 ビットの色深度、フル 4:4:4カラー サブサンプリングで動作するビデオ プロセッシング パイプラインを複数利用でき、さらに、今回からウェブ ベースの GUI が利用できるようになったのでリファレンス デザインの取り扱いが容易になった。RTVE 2.1 新リリースでは、機能と使い勝手の点でさらに次のような改善が行われている。


●最高 8 チャンネルのビデオをサポートするため、シリコン上の同一エリアでシステム パフォーマンスを高めることが可能。

●デインターレーサとスケーラを内蔵した OmniTek 社の スケーラブル ビデオ プロセッサ (OSVP) に加え、堅牢なマルチポート ビデオ ダイレクト メモリ アクセス (VDMA) テクノロジにより、ハイ パフォーマンスを維持しながら
消費リソースを最小化できる。


ザイリンクスと OmniTek 社 (ブース# N4323) はいずれも、OmniTek OZ745Zynq-7000 All Programmable SoC 開発プラットフォーム上で動作する最新版の RTVE 2.1をそれぞれのブースで NAB の開催期間を通じてデモンストレーションする。RTVE について詳しくはリンク を参照されたい。


■供給体制
RTVE 2.0ラウンジ は直ちに利用できる。RTVE 2.1 は 2013 年第 2 四半期に利用可能となる予定である。詳しくは、ザイリンクスのブロードキャストウェブ ページ、または OmniTek 社のウェブサイトを参照されたい。


■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境および IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。


※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。ARM、Cortex、MPCore はEU およびその他の国での ARM の登録商標および商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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