◎ブラジルが世界のスパム発信元ワースト10から外れる

CGI.br 2013年04月10日 10時20分
From 共同通信PRワイヤー

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◎ブラジルが世界のスパム発信元ワースト10から外れる

AsiaNet 52673
共同JBN 0393 (2013.4.10)

【サンパウロ2013年4月10日PRN=共同JBN】Brazilian Internet Steering Committee(CGI.br)はブラジルが導入したインターネット伝送プロトコルの25番ポート管理(Port 25 Management)に関する最初の評価を発表した。

過去10日間にスパムメールを送ったIPアドレスに関するデータを毎日更新しているCBL(Composite Blocking List、リンク)によれば、成果の一つはブラジルがスパム発信元のトップの座から下りたことだ。

2009年にはリストアップされたすべてのスパムのIPアドレスの17%にあたる100万以上のブラジルIPアドレスがリストアップされ、世界のワーストワンだった。今日ではリストアップされたIPアドレスは11万を下回り世界で18番目となり、リストアップされたすべてのIPアドレスのわずか2%になった。このスパム・ランキングにおけるブラジルの順位を下げることが25番ポート管理の目標だった。

2005年、CGI.brによって始められた25番ポート管理計画はスパマーがブロードバンド・ネットワークを使って直接スパムメールを送りつけることを減らすことを狙いにした一連の取り決めを含んでいる。この計画は2012年12月、最終段階に到達し、インターネット・プロバイダーがネットワーク管理技術を駆使してアウトバウンドのスパムメールをブロックするようになった。

CGI.brの理事会メンバーであり、反スパムプロジェクトの調整役でもあったエンリケ・ファウルハーバー氏によると、その効果は絶大なものがあった。同氏は「われわれは結果を見守っているが、過去6カ月の変化は非常によく、明らかに今回導入措置の最終局面による影響だと思われる。しかしながら、われわれはさらに継続して結果を見守る必要がある。なぜならばブラジルのネットワークは巨大で、ブラジルのブロードバンド・ネットワークに対する措置を今後も講じていかなければないからだ。ブラジルのランクが今後も引き続き下がることを期待している」と述べた。

同じくCGI.brの理事会メンバーでSindiTelebrasilの最高経営責任者(CEO)であるエドアルド・レビ氏によれば、25番ポート管理はネットワーク管理がシステムおよび通信の利用者の両方にもたらす恩恵の一例である。ユーザーにとって、インターネット利用環境がさらに安全なものになる。レビ氏はこの種の措置はネットワークの安全性、安定性を確保するために不可欠であるときはいつでも講じなければならいものである。同氏は「ブラジルから発信されるスパムの量を減らすためにはインターネット・プロバイダーの貢献が決定的に重要だった。今回の結果はインターネット・トラフィック管理の手法を使い、特定のパケット・データをブロックする方策を実施したことによって初めて可能になった」と語った。

ファウルハーバー氏はさらに、25番ポート管理はCGI.brが調整し、Brazilian Network Information Center(NIC.br)が実施した悪意のあるメッセージを減らすためのいくつかの計画の一つにすぎないと述べた。その例として同氏はウェブサイトリンクによる恒久的なキャンペーンやブラジルのコンピューター緊急事態対策チーム(CERT.br)が作ったInternet Security Best Practices Document(リンク)などを挙げている。これら両プロジェクトはインターネット・ユーザーに対するガイドやアドバイスを提供する目的を持っている。ファウルハーバー氏は続けて、その結果として「ブラジルのインターネット・ユーザーはネットワークをさらに安全な形で利用することができるだろう」と述べた。

CGI.brの理事会メンバーでBrazilian Internet Association(Abranet、ブラジルインターネット協会)の最高諮問委員会の専務理事でもあるエドアルド・フミス・パラジョ氏はプロバイダーにとって今回の措置がもたらすメリットとして「ブラジルのネットワークから出るスパムの量が削減されれば、間接的にすべてのプロバイダーが処理するメッセージの量が低減され、そのことが電子メールサービスの運用コスト削減、ネットワーク・インフラの有効利用につながる」と指摘した。傾向としてはこれらの数字はこれも25番ポートを遮断した結果として、引き続き下がることが期待されている。

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ソース:CGI.br

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