◎対ロシア投資の将来性を論じる ソウルで国際経済フォーラム
AsiaNet 52637
共同JBN 0378 (2013.4.5)
【ソウル2013年4月5日PRN=共同JBN】サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)は3日、韓国全国経済人連合会(Federation of Korean Industries、FKI)、ロシアのEn+ Groupの後援を受けて、ソウルで「Commodity and Tech Futures - Russia and the Asia century(商品とテクノロジーの将来性 ロシアとアジアの世紀)」の名称で会議を開催した。同イベントにはロシア、韓国両国の財界を代表する160人が出席した。
開会演説は韓国全経連の朴賛浩専務理事、ロシア連邦経済発展省のセルゲイ・ベリアコフ次官、韓国政府産業通商資源部の崔京林次官補によって行われた。討議集会での発言者はEn+ Groupのアルテム・ボリネッツ最高経営責任者(CEO)、韓国風力産業協会のイ・リムテグ会長、STX Corporationのイ・サンジュ副社長、Rosneft Oil Companyのワリド・チャンマー取締役会会長・社長担当顧問、大宇造船海洋のシン・オーキュン副社長だった。ブルームバーグ・ニュースのウィリアム・ペセク・アジア太平洋地区担当コラムニストが司会役を務めた。
討議集会の主要論点はロシアと韓国のパートナーシップに関する分野で、ロシアのビジネス環境、両国間投資の持つ潜在的可能性、とりわけロシアのシベリア東部、極東地方の発展的産業についての韓国の関与について論議が集中した。討議はロシアでビジネスを行う際の好ましい諸条件とロシア経済への韓国投資増大の潜在的可能性が大きいことに注目した。ベリアコフ次官は、金融危機が最高潮に達した2008、2009の両年においても、韓国自動車産業はロシアですばらしい販売実績を記録したと強調した。同次官はまた、ロシアは韓国企業の競争力での有利性を十分に認識しており、ロシア政府が特に合同造船プロジェクトを支援しているのはそれが理由であると述べた。En+ GroupのCEOは韓国投資家に、ロシアのビジネス環境が理想に遠い現状とはいえ、ロシアへの投資を増やすよう呼び掛けた。彼はロシアにすでに投資している他国の競争相手がいるものの、ロシア市場は投下資本に対して良い配当をもたらすだろうと力説した。ベリアコフ次官は韓国側出席者に対して、投資を志す人たちはロシアの経済発展省から支援を受けることになると確約した。
ソース:St. Petersburg International Economic Forum
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