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腎臓病には様々な種類があるのをご存じですか?

NPO法人 腎臓サポート協会 2013年03月28日 14時12分
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慢性腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、、、原因も症状もさまざまです。

 近年「新たな国民病」としてCKD(Chronic Kidney Disease=慢性腎臓病)が注目されていることはご存じですか?CKDは極めて患者数の多い身近な疾患です。腎臓病にはいろいろな種類があるため、患者さんにとっても、医療者にとっても腎臓病をわかりやすいものにしよう、という医学界の新しい動きにより、腎臓病の総称としてCKDという言葉が使われています。

 ひとくちにCKDといっても、種類によって、原因や症状、治療方法などに違いがあります。その中でも代表的と思われるCKDをご紹介いたします。


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■慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
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 何らかの原因で腎臓内にある糸球体(※)に障害が起こる病気です。全身性の疾患が、背後に隠れているケースもあります。健康診断でたんぱく尿を指摘されて発覚したり、他の病気の治療中に発見されるケースもあります。ネフローゼ症候群(後述)の状態では、浮腫(むくみ)を訴え、病院にかかるケースもあります。腎生検を行い実際に腎臓の組織をみることで診断を確定します。治療は原因となる疾患により異なりますが、主としてステロイド(副腎皮質ホルモン)の内服加療などを行います。
 代表的な慢性糸球体腎炎には次のような病気があります:
・微小変化群
・IgA腎症
・膜性増殖性糸球体腎炎
・膜性腎症
・巣状糸球体硬化症 など
(※)糸球体・・・腎臓の中にある毛細血管の集まりで、汚れた血液をきれいにするフィルターの役目をしています。

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■糖尿病性腎症
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 糖尿病に由来する腎臓病です。現在、透析患者さんの導入原因の第一位(約40%)を占め、年々急速に増加しています。糖尿病による高血糖状態は、糸球体にも障害を起こし、その結果、最初は微量アルブミンたんぱく尿とよばれる尿が見られるようになります。後述のネフローゼ症候群の状態になることもあります。さらに腎障害が進行すると腎臓の機能は徐々に失われ、血液をろ過する働きが悪くなります。
↓糖尿病性腎症について詳しくはこちら↓
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■腎硬化症
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 高血圧や動脈硬化症に由来する腎臓病です。高血圧や動脈硬化症になると、腎臓の細い血管が硬くなり、血液が流れにくくなります。血行障害は、糸球体などの腎臓の組織に障害をおこし、腎不全へ進行します。
↓腎硬化症について詳しくはこちら↓
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■多発性のう胞腎
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 腎臓にのう胞(液体が溜まった袋)がたくさんできて腎臓を圧迫し、腎臓の機能が低下する遺伝性の病気です。脳動脈瘤など、特有の合併症をともなっていることがあります。
 このほか、「急性腎炎」「腎盂腎炎(じんうじんえん)」などがありますが、どの病気であっても、治療せずに放置すれば、最後には腎不全にいたる可能性があります。
↓のう胞腎について詳しくはこちら↓
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■ネフローゼ症候群
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 腎臓病の一種類としてよく聞かれる「ネフローゼ症候群」とは、何らかの原因で腎臓に障害が起こることにより、たんぱく質が尿中へ排出されてしまう状態をさします。単一の病気をさす言葉ではありません。
 ネフローゼ症候群の患者さんには、下記のような症状が発生します。
・尿中へのたんぱく量の排泄が増加する(たんぱく尿)
・血液中のたんぱくの量が低下する(低たんぱく血症)
・血液中のコレステロールが増加する(高コレステロール血症:脂質異常症)
・全身のむくみ(浮腫)
 ネフローゼ症候群の原因として、慢性糸球体腎炎など腎臓そのものの障害によるもの(原発性)、糖尿病などの代謝異常や膠原病・感染症・毒物などが原因となるもの(続発性)などが考えられます。


 CKDは、適切な治療や生活習慣の改善により、発症や重症化の予防が可能になってきています。
 NPO法人腎臓サポート協会では、会報誌「そらまめ通信」の送付やホームページ『腎臓病なんでもサイト』などを通じて、腎臓疾患の啓発や、検査・治療法などの情報を提供しております。



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