ボーダフォン、Towers Watsonと共同でテレマティクス活用による自動車の運転状況に応じた課金保険サービスを開始し、第1号の顧客を獲得

ボーダフォン・グループ 2013年03月11日 11時08分
From Digital PR Platform


ボーダフォン・グループは、世界有数のコンサルティング企業であるTowers Watson社と戦略的提携関係を結び、北米以外の地域で営業する自動車保険会社向けに、テレマティクスの活用をベースとする自動車の運転状況に応じた課金保険商品の開発と導入を進めていくことを発表しました。本サービスは2013年3月5日の週より提供を開始し、開始にあたり、ボーダフォンおよびTowers Watson社はAIGグループ傘下のAIG Europeと導入試験の実施で合意したことも併せて発表します。

ボーダフォンのテレマティクスソリューションVodafone Vehicle ConnectとTowers WatsonのDriveAbilityプログラムを組み合わせたこのサービスにより、保険会社はコストをかけずに新たなサービスを迅速に製品化することができます。

このソリューションを活用することにより、保険会社は運転状況の詳細なデータを1秒ごとに収集することができ(顧客の事前同意の下)、将来的には緊急時の自動通報や盗難時の車両追跡など付加価値の高いオプションサービスの提供も可能となります。データ収集用の機器はさまざまな選択肢の中から保険会社が自由に選択することができ、細かく収集されたデータにトラフィックパターンや気象データなどの外部情報を組み合わせることで、車両の評価スコアの正確性やバリューをさらに高めることができます。

このソリューションは、基本的に保険加入者が自らインストールして利用できるよう考案されています。保険会社は契約前の希望顧客に対し、試用のためのスマートフォンアプリを提供することもできます。車両に自ら機器を取り付けることが一般的ではない国では、取り付け支援サービスも提供されます。また、車両を安全に運転するためのアドバイスを含め、各保険会社が擁する既存のコールセンター、スマートフォンサイトや専用のウェブサイトを通したユーザーサポートも提供されます。

Towers Watson社の価格・製品管理部門のグローバル責任者、ダンカン・アンダーソン(Duncan Anderson)氏は次のように述べています。
「テレマティクスを利用した自動車保険を立ち上げ、それをうまく維持していくためには単純にデバイスを調達して運転に対して起こるアクシデント等を想定するだけでは十分とは言えません。米国で実際に保険会社の支援を行った経験から、当社では詳細なデータ分析によってそれぞれの運転行動の背景にある状況の理解を深めることができ、請求内容の傾向をより十分に把握できる、ということがわかっています。実際に、当社の評価スコアを導入することで、上位10%の事象から下位10%の事象まで、10以上の要因により細かく損害率を差別化することができると実証されています」

ボーダフォンのM2M事業部門長、エリック・ブレンナイス(Erik Brenneis)は次のように述べています。
「ボーダフォンとTowers Watsonは全世界に拠点を持つグローバル企業です。これにより、お客様には多くの国で一貫したサービスやサポートを受けることができるというメリットを提供することができます」

この数カ月間で、テレマティクス市場への参入の意向を示す保険会社の数が増加しています。EUの男女均等政策により、より安全な運転が可能となるテレマティクスへの消費者の関心は欧州全域で一気に高まっており、運転習慣や道路交通の安全向上につながる技術の将来性も注目されています。これは最終的に、多くの人がお求めやすい料金で加入できる自動車保険の提供につながっていくことが期待されます。

タワーズワトソンについて:
タワーズワトソン(NYSE, NASDAQ: TW)は、人事・財務およびリスクマネジメントの領域において企業の業績向上を支援する、世界有数のプロフェッショナルファームです。全世界に約14,000人の社員を擁し、報酬制度、退職給付制度、福利厚生制度、タレントマネジメント、リスク及び資本管理の分野におけるソリューションを提供しています。ウェブサイトのアドレスは以下の通りです:
www.towerswatson.com

「DriveAbility」プログラムは保険会社がテレマティクス向け製品を開発する上で必要な戦略、機器選定、分析に加え、共同または単独でのパイロット試験の準備や調整までを含めたサービスパッケージです。米国を皮切りに、現在複数の企業が導入試験を行っています。

ボーダフォン M2Mについて
ボーダフォンM2Mは、個別に稼動していた機器やデバイスをネットワークに接続させ、新たな機能やより高度なサービスを人の手を介さず提供することができるように変革させることができる技術です。20年を超える経験と250名の専任スタッフによってサポートされるボーダフォンのグローバルM2Mプラットフォームは、グローバル企業のために、地域間にまたがる展開でも集中管理を可能にするだけではなく、高度な制御機能をお求めやすい価格で提供されています。詳細については以下ウェブサイトをご参照ください。リンク
Twitter: @vodafone_m2m

ボーダフォンについて
ボーダフォンは世界最大規模のモバイル通信会社です。携帯電話の加入者数(直接、また関連会社を通じての加入を含む)は約4億300万人(2012年12月31日時点)に上り、現在、5大陸30カ国に子会社を持ち、全世界に50以上のパートナーネットワークを擁しています。ボーダフォンの詳細については以下ウェブサイトをご参照ください。 www.vodafone.com

本件に関する報道関係者お問合わせ先:

テキスト・ワンハンドレッド・ジャパン株式会社
山本・平出
電話番号:03-5210-1981
vodafone-japan-pr@text100.co.jp

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