新日鉄住金 木造住宅の梁に鉄を用いた「スマートビーム工法」が3階建てに初採用

新日鐵住金株式会社 2013年03月07日 13時02分
From Digital PR Platform


新日鐵住金株式会社と建築金物大手の株式会社タツミが共同開発した木造軸組工法向け「スマートビーム(SMart BEAM)工法」が、日本建築センターの木質系住宅構造評定を取得し、このほど3階建て物件に初採用されました。

スマートビーム工法は、木造住宅の小梁に木材の代わりに溶接軽量H形鋼「スマートビーム」を用い、規格化された金物で木材と接合する工法です。
スマートビーム工法には以下の特徴・メリットがあります。

・木材に比べ断面積あたりの強度、剛性が高く、ロングスパン(最大8m)の大空間が実現できます。
・木材に比べ梁せい(梁の高さ)が小さく、天井を高くすることが可能です。
・また、斜線制限が厳しい都市部の建物等では天井高を確保しながら軒高を低く抑えることも可能です。
・木材に比べ経年劣化がほとんど無く、クリープによる床鳴り防止に効果があります。
・従来の木造軸組金物工法と互換性を持っており、金物工法の一部の木梁をそのまま「スマートビーム」に置き換えることが可能です。

スマートビーム工法の従来の評定範囲は2階建て以下に限定されていましたが、2012年7月の新評定取得で3階建てまでの対応が可能となり、加えて新たに小屋梁への適用も可能となりました。これにより、スマートビーム工法の適用範囲が格段に高まりました。

この新評定を適用したスマートビーム工法が、木造注文住宅メーカーの株式会社ノーブルホーム(水戸市)の3階建てモデルハウスに初採用されました。このモデルハウスでは、5.5mのスマートビーム梁により、従来の木造住宅では難しかった16.3帖の大空間リビングを実現しています。近年、木造建築においても大空間を取り入れたプランの需要が増えている背景があり、ノーブルホームはこれらの需要を捕捉するため、モデルハウスにスマートビーム工法を採用し大空間を実現しました。

当社は、大空間戸建て住宅をはじめ、大空間スペースを必要とする老健施設などの大型木造建築物を対象に提案活動を積極的に行い、スマートビーム工法の普及を図っていきます。

※スマートビームは、当社の登録商標です。


(お問い合わせ先)総務部広報センター TEL:03-6867-2135, 2976

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