アートプライス、今や二極化したグローバルなアート市場で中国の主要なアート市場情報流通会社と提携

Artprice 2013年02月22日 12時50分
From JCN Newswire

China, Feb 22, 2013 - ( JCN Newswire ) - アートプライスのアートロンとの戦略的提携は、今日の二極化したグローバルなアート市場の勢力図に直接的な影響を持つ、前例のない動きとなっている。この提携から予想される相乗効果は数多いが、以前は手に入らなかった中国のアート市場に関してキーとなるデータへのアートプライスの独占的なアクセスは、グローバルな市場のより実態に近い姿をもたらし、グローバルに展開する2大アート情報会社に、市場データの処理、市場の電子化事業、そしてグローバルなアート市場のバリューチェーンの全領域を、フルにコントロールする力を与えることになろう。

アートプライスの創業者にしてCEOであるティエリー・アーマンによると、「アートロンとのこのユニークな全面提携は、二極化されたアート市場(西欧プラスアジア)の完全な把握を可能にするだろう」ということだ。アートロンは中国とアジア圏で活躍する巨大なグローバル企業である。アートプライスとアートロンは自分たちの提携を、長期的戦略の構想に際してなされた双方からの外交努力を通じ、年月をかけて根気よく構築されたものであると考えている。多年に渡り、アートプライスとアートロンは、グローバルなアート市場でリーダーシップを取りたいという中国の大望に関し、周到な理解を育ててきた。

両者の契約に基づく義務から発生する実利以外に、この提携はアートプライスに、その世界中の顧客、主要なニュースエージェンシー、世界各地の6,300の出版物、そして230万人の自社の会員に対して、グローバルなアート市場の適切で正確な実像をリアルタイムに提供することを可能にするだろう。

歴史的には、中国は何世紀にも渡って、世界の芸術を先導する灯台のような存在であった。19世紀と20世紀、中国が西欧世界からは比較的姿が見えにくくなっていた時期は―その間に中国は国内市場を発展させた―、今日のグローバルなアート市場を席巻している学術・経済双方におけるスタンダードが西欧で発展した時期と重なっていた。とはいえ、この比較的見えにくかった時期は急速に終りつつあり、中国は再び世界にその影響力と文化を広めることに熱意を示している。

それゆえ、1987年以来アートプライスが世界のリーダーとしてアート市場に示してきた統計的なオークションデータのプリズムを通して、アート市場における中国の由緒正しい優越性を押し進めるため、アートロンがアートプライス―アート市場の情報に関する世界のリーダーである―と提携することは完全に理にかなっている。

引き換えに、アートロンはアートプライスに、広大な領土での強力な盟友であり第一人者である企業とともに、その地での様々なビジネスで有力なポジションを得ることを可能にし、「中華圏」への門戸を開くことになろう。

中国の市場データと情報の処理・分析に関するAMMA―アートロンの持つアート市場のモニター機関(Art Market Monitor of Artron)―のノウハウは最終的に、グローバルなアート市場のメカニズムを文化的な偏見にとらわれずに分析し、解明することをアートプライスに可能にするだろう。同じことは、アートプライスの事業と完全に相補的な関係にある強み(カタログ、出版物、中国市場のデーターフローと中国のアート市場に関する包括的なデータベース)を持つアートロンにも当てはまる。実際、それぞれの強みに基づき、二社はそれぞれの専門領域(データベース、経済的な分析、スタンダーダイズド・マーケットプレイス、アート市場の計量経済学)を豊かにすることが可能となり、グローバルなアート市場の成長と発展におけるそれぞれの既に重要な役割を盤石にするだろう。

2013年3月初頭におけるアートプライスの年次アート市場レポートの準備構想に提出されている意見交換は、それぞれの分野で第一人者である2社の持つ専門知識の間の、自然な提携のあり方を申し分なく解説している。

この包括提携の結果、アートプライスはアジアと西欧双方のアート市場において、そのグローバルなネットワークを通じ、経済的に正当かつバランスのとれた見解を広めることが可能になるだろう。アートロンとの提携は、アートロンが20年に渡り獲得し、発展させてきた知識と情報によって、アートプライスにアジアの市場を理解させるだろう。アートロンの活動領域(出版物、中国のオークション業者のサポート、地方のアートシーンのニュースリリースなど)は中国に限定されており、かつアートプライスと同じではないので、この提携に競合する要素は全くない。

AMMA(アートロンの持つアート市場のモニター機関)とアートプライスの通時的な目的は、アート市場のデータ分析と今日の二極化されたアート市場に適合する情報創出の分野で、大きな相乗効果をグローバルに生み出すことである。

AMMA―アートロン・グループの子会社について

AMMA―アートロンの持つアート市場のモニター機関―は、アートロン・グループの子会社である。AMMAは、中国のアート市場の包括的なモニタリングと綿密な調査に特化された調査期間である。調査とアドバイス業務はアートロンのデータベースを情報源としており、250万以上の芸術作品のリストと中国全土でのオークションの結果を持ち、中国のアート市場に関する最大で最も信頼できるデータベースであるとされている。リストされている個々の作品に対して、データベースは解像度の高い画像を含み、チャイナ・ガーディアンが1993年に中国でオークション事業を開始して以来の、500を超えるオークションハウスからの情報が添えられている。AMMAは、統計的な、あるいは経済的な手法を用い、ある種の特殊な市場や分野、アーティストに関する特定の動きだけでなく、中国のアート市場の価格トレンドにも目を注いでいる。AMMAはまた、データ分析、専門的な鑑定、価格設定に関するアドバイスも提供している。個人および組織を顧客とするセミナーの企画も行なっている。

アートプライスは名誉あるSBF120インデックスに名を連ねている。SBF120インデックスはフランスで上場されている120の最大手企業からなり、CAC40の各社と、フランスで最も流動性の高い80の銘柄を含む。現在のアートプライス株式の流動性は、440取引日で一日あたり383万ユーロ(総計16億8千8百万ユーロ)である。

Artpriceは50万人以上の美術家を対象とし、2700万件以上の索引、オークション結果を含む美術品市場データバンクの世界的なリーダーである。Artprice Images(登録商標)は1700年から現在に至る美術作品の画像、彫版印刷物1億800万点のライブラリーである世界最大の美術品市場リソースと、Artpriceの美術史家のコメントに対する無制限のアクセスを提供している。Artpriceは4500の国際的競売人からの情報で永続的にデータベースを更新しており、美術品市場の傾向に関する日々の情報を主要通信社と6300の国際的報道機関に提供している。Artpriceは207万2000人の会員(ログイン会員)に向けて、今や世界の主流になったStandardised Marketplace(登録商標)にフランス関連法(paragraphs 2 and 3 of Article L 321.3 of the French Code of Commerce)の規制に基づき個人契約、またはオークションによる美術品売買用に標準化された広告を掲載している。

Artpriceのアルケミーと世界に関する情報は以下のサイトを参照。 リンク
Artpriceの本部は有名な現代美術館Abode of Chaos / Demure du Chaosにある。 リンク

Artpriceは、ユーロネクスト・パリ(SDR long only)のユーロリストB SBF 120に上場されている。ユーロクリア(Euroclear):7478、ブルームバーグ(Bloomburg):PRC、ロイター(Reuters):ARTF。

Artpriceのリリース: リンク

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