◎キング・アブドラ科学技術大学が次期学長を任命

キング・アブドラ科学技術大学(KAUST) 2013年02月20日 10時25分
From 共同通信PRワイヤー

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

◎キング・アブドラ科学技術大学が次期学長を任命

AsiaNet 52133
共同JBN0171 (2013.2.20)


【スワル(サウジアラビア)2013年2月20日PRN=共同JBN】キング・アブドラ科学技術大学(KAUST)は2013年2月16日、同大評議会の幹部会が満場一致でジャンルー・シャモー博士を次期学長として選任したと発表した。

今年、第2代のKAUST学長になるシャモー博士は2006年からカリフォルニア工科大学学長を努めてきた。

KAUST評議会会長を兼務するアリ・ヌアイミ・サウジアラビア石油鉱物資源相は新学長の任命に当たって「当校としてはこれ以上ない学長を得た。ジャンルー・シャモー博士は研究者、教育者および学界の高名なリーダーとしての業績があり、KAUSTを次の段階へと発展させるためのリーダーの資格がある」と述べた。

アリ・ヌアイミ会長は評議会メンバー、特に学長選考委員に対する謝辞の中で「10カ月におよぶ選考作業は厳しく、注意を必要としたが、シャモー博士というKAUSTにとっては完璧なリーダーを見つけて採用することができ、今では実りの多いものになった」と述べた。

KAUSTの現学長チュン・フォン・シー氏は幹部会の決定に喜びの意を表して「シャモー博士とは過去にもご一緒したことがあるが、研究や教育に関して幅広い識見と深い洞察力とを持っている方だ。博士は教員、学生に対して心から愛情を持っている。KAUSTのメンバーとしては博士がバトンを引き継いでKAUSTを世界的なリーチとインパクトを持つ研究大学へ育ててくれることになって喜んでいる」と述べた。

シャモー博士はフランス生まれで大学学部教育をフランスの国立高等工芸学校(リンク)で受け、スタンフォード大学で土木工学の博士号を得ている。博士は多くの米国教育機関で輝かしい業績を持っている。カリフォルニア工科大に職を得る前は、ジョージア工科大学でエンジニアリング学部長、その後は学長を務めた。

2006年9月には「カルテック」と呼ばれるカリフォルニア工科大学の学長に任命された。カルテックではシャモー博士は研究、教育の両面で学際的なアプローチを推進し、エネルギー、医療科学、環境を含む社会的インパクトがある分野のプログラム開発を奨励したことで知られている。シャモー博士はまた、学生の教育体験を改善し、教職員および学生が起業および国際的な機会を持つことを推進することに大きな重点を置いた。

カルテックはNASAジェット推進研究所の本部ともなっており、「The Times Higher Education」によって2012-2013年度の世界の研究大学1位にランクされている。

シャモー博士は「最近まで、私としてはカルテックで現役生活を終わらせ、カリフォルニア州パサディナで引退しようと考えていた。KAUSTを指導するという人生が変わるような申し出を受けるとは夢にも思わなかった。世界中の学者と同じく、私もKAUSTが設立して間もない頃から学業と研究のため、またそれらが人間の福祉に対して貢献するためのビーコンとして役に立つ21世紀の大学を作るというビジョンの明確さに感心した覚えがある。私がKAUSTの仕事を引き受けるべきか検討し、評議会のメンバー、教育界の指導者と話をした折に、そのビジョンを実現するために払われた努力とリソース、優れた文化を作るために払われた関心の高さに感銘を受けた」と述べた。

シャモー博士はさらに加えて「KAUSTはユニークな立地条件、学業と研究の国際的なセンターになるという設立の趣旨からしてもサウジアラビア王国および世界に大きな影響を与える可能性がある。その意味では、同校は大学であるにとどまらず、歴史的に重要な事業でもある。私としても自分のエネルギーを注いで大胆なビジョンを実現するために指導していきたいと考えている」と述べた。

BGグループ会長でシュルンベルジェの元最高経営責任者(CEO)、アンドリュー・グールド氏が評議会の選考委員会の議長を務めた。グールド氏は「ジャンルー・シャモー氏はKAUSTの理想的なリーダーとして早い段階で候補に浮かんだ。博士が申し出を引き受けてくれて非常に喜んでいる」と述べた。

評議会のメンバーも選考委員会と同じ気持ちだった。KAUST評議会のメンバーで米国国立技術アカデミーの会長でありマサチューセッツ工科大学の元学長でもあるチャールズ・ベスト氏は「ジャンルー・シャモー博士は世界でも最も尊敬されている学界のリーダーだ。博士はカルテック、ジョージア・テックの両方で立派な業績を残している。常に世界的な視野と見識を持っていた。KAUSTを率いてその目標を達成するためには博士ほどふさわしい人物は他にはない」と述べた。

KAUSTは2007年に国際大学院研究大学として設立され、2009年に第1期の学生を入学させている。2012年12月には第3期の理学修士が卒業、同時に第1期の博士課程から10人が卒業した。

ソース:King Abdullah University of Science and Technology (KAUST)

▽問い合わせ
Samia Falimban,
Head of University Communications,
+966-54-470-1203,
samia.falimban@kaust.edu.sa

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]