◎日本格付研究所がCAFの格付けをAA-からAAに引き上げ
AsiaNet 52022
共同JBN 0115 (2013.2.5)
【東京2013年2月5日PRN=共同JBN】日本格付研究所(JCR)はアンデス開発公社(CAF)の信用格付け「AAマイナス」から「AA」に引き上げた。この引き上げは、多国間金融機関であるCAFのこれまでの堅調な実績と財務管理をあらためて支持するものである。
CAFのエンリケ・ガルシア総裁は「この格付け引き上げは、他に例のないCAFの財務管理を認めた重要なものであり、今回の引き上げによって中南米およびカリブ海諸国の資金調達コストが低下することになる」と述べた。
CAFは域内における主要な多国間貸付機関の一つであり、過去5年間でみると中南米諸国の経済的発展、地域統合をサポートするため500億米ドル以上のファイナンスを承認してきた。
JCRが格付け引き上げを決めたのは、CAF株主がこれまで繰り返し増資を承認し、同時に期限通りの資本金払い込みを表明してきた点に基づいている。さらにJCRはCAFの出資国が大幅に拡大するとともに、CAFが保守的な財務管理をとっていることも格付け引き上げの理由として強調している。
CAFの資金調達戦略は、調達先の多様化と拡大に基づくものであると同時に、国際金融市場においては調達コストの圧縮に務めており、現在まで行った100件の起債は競争的な起債条件で成功裏に完了している。ガルシア総裁はこの点について「これらの国際的起債は投資を中南米およびカリブ海諸国に向けることが目的で、これは地域の持続的発展と地域統合を促すとのわれわれの使命を下支えるものだ」としている。
中南米開発銀行(CAF)の使命は、官民双方の分野の各種プロジェクトに出資し、技術的協力およびその他専門的サービスを提供することによって、地域の持続的発展と地域統合を促進することにある。1970年に設立されたCAFは、中南米・カリブ海諸国16カ国とスペイン、ポルトガルの2カ国の計18カ国と民間銀行14行で構成され、域内の多国間融資の出資源であるとともに重要な情報源となっている。
ソース:CAF
▽問い合わせ先
CAF
Department of Strategic Communication
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