◎NCD疾患に関する政策提言集をリリース ジョンズホプキンス大学
AsiaNet 52016
共同JBN 0114 (2013.2.5)
【ジュネーブ2013年2月4日PRN=共同JBN】ジョンズホプキンス大学のInstitute for Applied Economics Global Health and Study of Business Enterpriseは4日、非感染性疾患(NCD)政策、リサーチおよび最終的にはケアを改善するため行動可能な指針等をまとめた政策提言をリリースした。この研究は、国際製薬団体連合会(International Federation of Pharmaceutical Manufacturers & Associations、IFPMA)が委託したものである。
NCDの4つの主要なカテゴリーである循環器疾患、がん、慢性肺疾患、糖尿病は、世界で5人に3人を死に至らしめている。NCDによる死亡の80%近くは、低・中所得諸国で起きている。
2011年の国連におけるNCD予防・管理に関する高級レベル会議を契機として、有数の学者(注)がワーキンググループとして集まり、この政策提言集「Addressing the Gaps in Global Policy and Research for Non-Communicalbe Diseases」を作成した。彼らの研究結果は以下の5つの鍵となる分野について政策決定者に行動指針を提供している。1)サプライチェーンの強化。2)集約された監督行政機関の推進。3)HIV/AIDSの経験から学んだ医療措置へのアクセス改善。4)プライマリ・ケアの再構築。5)多部門にわたる活動の促進。
WHOの汎アメリカ地域事務局であるPan American Health Organization (PAHO)の元ディレクターで提言の一つを書いたジョージ・アレイン卿は「われわれは、国連加盟国によって採択されたNCD政治宣言とその方針を最大限に利用した。この指針に基づいたわれわれの研究は、多部門による部門間の相互協力を通して、より良いヘルスケアの成果を達成するための道を開くと信じる」と語った。
IFPMA理事長エドアルド・ピサニ氏は「研究開発型製薬業界は、この政策提言を通して世界保健機構(WHO)のNCD関連議論に貢献し、当業界は他の関係者とともに一定の役割を果たす用意がある。」と述べた。
ジョンズホプキンス大学の政策提言は以下でアクセス可能。
(リンク)
注:Authors include: Brian White-Guay, Lisa Smith, PrashantYadav, SoerenMattke,
Margaret Kruk, Felicia Knaul, Gustavo Nigenda, Sir George Alleyne, and
SaniaNishtar. Jeffrey L.Sturchio and Louis Galambos served as editors.
▽IFPMAについて
IFPMAは全世界の研究開発指向型の医薬品会社と業界団体を代表している。研究開発指向型の医薬品業界の130万人の従業員は世界の患者の生活を改善する医薬品、ワクチンを研究、開発、提供している。ジュネーブに本部を置くIFPMAは国連と正式関係を持ち、業界の専門知識を提供して世界の健康関連コミュニティーが世界の健康を改善するソリューションを発見するのを助けている。
ソース:International Federation of Pharmaceutical Manufacturers and Associations
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