アルテラ、最初の SoC デバイスを出荷開始

日本アルテラ株式会社 2012年12月13日 09時43分
From PR TIMES



●アルテラの SoC デバイス、システム開発者の性能および信頼性要件を満たす機能セットを提供

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長: ジョン・デイナ、日本法人: 東京都新宿区、代表取締役社長: 日隈 寛和、NASDAQ: ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間12月12日、デュアルコア ARM(TM) Cortex(TM)-A9 プロセッサ・システムと FPGA ロジックを単一のデバイス上に統合した「28nm SoC デバイス」の最初の製品を出荷開始したことを発表いたしました。

アルテラの SoC デバイスは、多くの独自機能を有しており、ワイヤレス通信、産業、ビデオ・ネットワークカメラ、車載、および医療機器市場の開発者向けに、システム消費電力、ボード・スペース、性能、およびコスト要件に最適化されたカスタム SoC デバイス・バリエーションを開発できるようにします。アルテラが最初に出荷する SoC デバイスは、低消費電力、低コストの Cyclone(R) V SoC FPGA です。アルテラは、『ARM Technology Symposium Europe』において、同社の SoC デバイスのデモンストレーションを実施いたします。アルテラは、組み込みシステム全般にわたりデータ・インテグリティを改善する 32 ビット・エラー・コレクション・コーディング(ECC)サポートを備えた、SoC デバイスを出荷する唯一の FPGA ベンダです。ECC サポートは、高性能かつ信頼性に優れたシステムを運用しなければならないお客様企業が必要としている機能です。ECC 機能は、SoC デバイスの外部 DRAM メモリ・インタフェース、L2 キャッシュ、スクラッチ RAM、イーサネット MAC、USB ポート、フラッシュ・メモリ・インタフェースなどの、広範なオンチップ・メモリ・インタフェース、およびペリフェラル・インタフェースに内蔵されています。

また、アルテラの SoC デバイス・ファミリが備える独自機能には、全 SoC デバイスに共通するメモリ保護機能内蔵の高帯域幅メモリ・コントローラ、柔軟性に優れたブート機能、および統合された PCI Express(TM) などもあります。

Gilat 社の研究開発部門 ディレクタのアビハイ・ラーマン (Avihay Lahman)氏は、「SoC 製品は、ボード・スペースと消費電力に制約のあるシステムで使用するディスクリート・デバイスの数を削減できることから、当社の商用衛星通信ターミナルにとって魅力的なソリューションとなっています。慎重な評価およびテストの結果、アルテラの SoC デバイスが性能と消費電量に最適化された信頼性の高いシステムを開発できる、最も包括的な機能群を提供していることが分かりました。

アルテラの SoC デバイスは、様々なオペレーティング・システムのほか、アルテラ、ARM 社、サードパーティ企業から提供され、同デバイスの開発と使用を容易にするハードウェア・デザイン・ツールおよびソフトウェア開発ソリューションから構成される、広範なエコシステムによってサポートされています。また、アルテラと ARM 社は本日、アルテラの SoC デバイスのツール・エコシステムのサポートを強化すべく、当デバイスを唯一サポートする FPGA アダプティブ・デバッグ機能を備える「ARM Development Studio 5™ Altera(TM) エディション・ツールキット」の共同開発も発表いたしました。このツールキットの詳細は、リンク でご覧いただけます。

ソフトウェア開発期間を短縮するために、アルテラは2011年10月に、最終的なハードウェアの準備が整う前にアプリケーション・ソフトウェアの開発を開始可能にする「SoC Virtual Target ソフトウェア・デザイン・ツール」を発表しました。多くのお客様はすでに SoC Virtual Target ツールを活用しており、今回の発表により、自社のアプリケーション・ソフトウェアを SoC FPGA に移行できるようになり、開発期間を何ヶ月も短縮することができます。

アルテラは、今週開催される『ARM Technology Symposium Europe』において Cyclone V SoC 開発キットのデモンストレーションを実施いたします。本デモンストレーションでは、2個の CPU 上で、Cyclone V SoC 開発ボードからの Linux の起動および実行のデモンストレーションが行われ、また、アルテラの担当者が SoC FPGA について説明し、その開発ツール・エコシステムの特徴を紹介いたします。

アルテラ プロダクト&コーポレート・マーケティング担当バイスプレジデントのビンス・フー (Vince Hu) は、「当社の SoC 製品は、予想を大きく上回る数の企業に採用が決定されています。組み込みシステム開発者が当社の SoC デバイスを採用した理由は、当デバイス・ファミリが明らかな機能群の優位性を提供していたからです。今回シリコンが出荷開始されたことにより、当社の『SoC Virtual Target』を使用してアプリケーション・ソフトウェアを開発していたお客様は、アプリケーション・ソフトウェアを当社の SoC デバイスに迅速に移植し、開発期間を数ヶ月短縮できるようになります」と述べています。

出荷時期
アルテラは現在、11万ロジック・エレメント(LE)相当のロジック集積度を備える「Cyclone V SoC FPGA (5CSXA6)」の最初のサンプル製品を出荷しています。その他の多くのサンプル製品が2013年第1四半期に出荷され、2013年中に量産デバイスが出荷される予定です。アルテラの SoC デバイスの注文情報や価格については、アルテラの正規販売代理店にお問い合わせください。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA/CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジー・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。

アルテラに関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(リンク)をご覧ください。Facebook、RSS、Twitter でも情報提供を行っています。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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