観察データから、対象者の価値観や考え方を論理的に推測するには?--消費者のインサイトに仮想コンセプトを使って観察する (その2)【大阪ガス行動観察研究所のコラム】

「サービスサイエンス」の考え方に基づき、心理学や人間工学等をもとに独自のマーケティング技法を開発・実施する、「大阪ガス行動観察研究所」(大阪市西区、所長:松波 晴人 / 指定会社 株式会社エルネット)のウェブサイトにて、和歌山大学システム工学部 教授 山岡先生による掲載コラム「観察工学の概念と方法 第29回」を更新しました。

■観察工学の概念と方法 第29回/和歌山大学システム工学部教授 山岡 俊樹
「消費者のインサイトに仮想コンセプトを使って観察する (その2)」

観察データから「目的-手段」の関係に基づいて、究極の目的を特定する方法について、人間工学の立場から解説します。
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【第1回~第28回までのコラムはこちら】
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■「大阪ガス行動観察研究所」では、行動観察に関わるさまざまな学術的知見や理論を、専門家によるコラム形式で紹介しています。ぜひご覧ください。


●観察工学の概念と方法
和歌山大学システム工学部教授 山岡 俊樹
行動観察の理論的な枠組みとなる、観察工学の基本的な考え方とその方法について解説します。
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●環境心理学で考える
日本大学文理学部教授 羽生 和紀
環境心理学からみた、モノ、空間のデザインと、人間の行動の関わりについて、事例を交えて解説します。
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●行動観察と社会心理学
九州大学大学院 人間環境学研究院教授 山口 裕幸
行動が人の意思決定に与える影響など、社会心理学からみた行動と人間心理との関係を解説します。
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■「行動観察」とは・・・
「行動観察」は、一見難しそうに思える名称ですが、読んで字のごとく、人が何をどのように使って、あるいはどのような姿勢で、様々なことを行っているのかを見て、その結果を分析することを言います。学問の世界ではかなり以前から取り組まれてきたものですが、近年提唱されている「サービスサイエンス」への取り組みの中で、マーケティングリサーチに取り入れられ始めた手法です。


顧客は自身の何気ない行動を全て把握しているわけではありません。言い換えれば、アンケートで記入されたり、インタビューで答えられた、“言語化された” 回答は、顧客の持っている希望や不満の一部に過ぎません。行動観察では、“言語化されていない” 潜在ニーズなどを浮き彫りにします。


行動観察からは、従来の手法では導き出せなかった潜在ニーズやリスク、暗黙知などが抽出できます。それは、顕在ニーズのようにある程度想像できるものではなく、まったく新しいイノベーションを起こす可能性を秘めており、ここに行動観察の価値があるのです。


大阪ガス行動観察研究所
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指定会社 株式会社エルネット
インタラクティブ・マーケティング事業部
【大阪】
〒550-0004 大阪市西区靱本町1-10-24 三共本町ビル10F
【東京】
〒101-0036 東京都千代田区神田北乗物町12 大竹ビル3F

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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