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NFC搭載モバイル端末とセット機器をつなぐNFCタグ用LSIを商品化

パナソニック 2012年11月05日 11時30分
From PR TIMES



パナソニック株式会社 デバイス社は、スマートフォンやタブレットなどのNFC[1]搭載モバイル端末とセット機器をつなぐNFCタグ用LSIを商品化しました。

「NFC」とは今最も注目を集めている近距離無線通信技術であり、通信距離は数センチメートル程度ではありますが、「かざす」だけで、誰でも簡単にデータ通信が可能になる特長があります。
NFC搭載モバイル端末の増加に伴い、セット機器にNFCタグを組込む際の自由度向上や高速で安心安全なNFC通信への要望が高まってきています。このようなニーズに対応するため、本製品は、低消費電力化により安定した通信を行い、セット機器でのNFCタグ組込み自由度の向上に貢献します。また、通信速度の高速化と業界で初めて※1AES暗号[2]による通信中の安全性確保に対応し、より高速で安心安全なNFC通信機器の実現に貢献します。

【業界初※1、JISX6319-4(FeliCa※2)、ISO/IEC14443 TypeB両規格対応シリアルI/F付きNFCタグ用LSIの特長】
1.高速・低消費電力の特長をもつFeRAM[3]を搭載し、安定した通信性能を実現
公共用ICカード等の分野で6億個以上の出荷実績がある当社製FeRAMを搭載

2.通信路の暗号化、認証によるアクセス制限でセキュリティを強化
業界初※1 AES暗号方式でNFC通信のデータ漏洩を防止
NFC通信時に相手機器を認証することにより、なりすまし機器のアクセスを制限

3.トンネル通信モードへの対応により、大容量のデータ通信を高速化
大容量データ通信時のハンドオーバー[4]が容易
セット機器のマイコンからNFC通信でクラウドサーバへのアクセス可能

4.NFC通信規格の自動切換えでグローバルに対応可能
業界初※1 JISX6319-4(FeliCa※2)、ISO/IEC14443 TypeB規格に対応した通信プロトコルの自動切換えにより、同一セット機器でのグローバル展開が可能

【販売計画】
品番:MN63Y1208、MN63Y1210
サンプル出荷開始:2012年10月
サンプル価格:数量により異なるため個別相談
月産数量:100万個/月~

【用 途】
白物家電、AV機器、健康医療機器、事務機器、カーエレクトロニクス等

【お問合せ先】 
●報道関係お問合せ先
デバイス社 経営企画グループ 広報・調査チーム
TEL:06-6904-4732  ホームページURL:リンク
●商品に関するお問合せ先
デバイス社 ホームページURL:リンク

<商品情報サイト>
ホームページURL:リンク

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【特長の説明】
1.高速・低消費電力の特長をもつFeRAMを搭載し、安定した通信性能を実現
NFCタグLSIは、電源入力端子から供給される電源、またはタグLSIに接続したアンテナを通る磁界から生成される電源により動作することが可能です。特に、アンテナから生成された電源で動作する場合においては、NFCタグLSIの消費電力が大きいほど、通信距離が短くなる傾向があります。このため、タグLSIの消費電力をなるべく少なく抑えることが必要となり、本NFCタグLSIでは、面積の多くを占める不揮発メモリに一般的にNFCタグ用LSIに使用されているEEPROM[5]と比較して約3分の1の低消費電力で動作するFeRAMを採用しました。
FeRAMは、書き換える速度、および書き換える回数においても、EEPROMより優れており、タグLSIの品質を支えるとともに、タグLSIを搭載したセット機器の低電力化にも貢献します。

2.通信路の暗号化、認証によるアクセス制限でセキュリティを強化
NFCタグLSIの用途は、広く一般的にアクセスを許すものから、個人用途で高いセキュリティを必要とするものまで様々なアプリケーションに展開されています。特に個人情報を扱う場合などのユーザーを限定し情報の機密性を確保しなければならないアプリケーションでは、AES-128ビット暗号方式を採用した機器認証により、高いセキュリティを確保することができます。
暗号機能はMN63Y1208に搭載されています。

3.トンネル通信モードへの対応により、大容量のデータ転送を高速化
NFCタグLSIの基本動作は、RFインターフェイスまたはシリアルインターフェイスを介した不揮発メモリへのアクセスです。しかし、ソフトウエアのバージョンアップなど、NFCタグLSIを制御する制御マイコンからリーダ/ライタ端末のデータを読出したい場合は、これら2通りのアクセスのみでは、データ通信に時間がかかるという課題がありました。そこで本タグLSIでは、リーダ/ライタ端末と制御マイコンの間で直接通信を行うトンネル通信モードにより、スループットを上げ、効率的なデータ通信を可能にしました

4.NFC通信規格の自動切換えでグローバルに対応可能
NFC通信規格においては、国内で主流のJISX6319-4(FeliCa※2)と海外で主流のISO/IEC14443 TypeBの両方に対応しており、通信相手に合わせ自動的に切替えができます。これにより同一セット機器でのグローバル展開を可能にします。

【使用例】
本NFCタグLSIの代表的な使用例は、アプライアンス製品などにアンテナと共に搭載し、アンテナ付近にスマートフォンをタッチすることにより、タグLSIに搭載された不揮発メモリの情報にアクセスすることです。これにより、下記のようなアプリケーションが実現できます。
(1)搭載機器IDと関連付けたユーザー情報登録
(2)搭載機器自体の制御(予約、設定、操作など)
(3)搭載機器に蓄積されたデータの確認(電力消費量、メンテナンス情報など)
(4)搭載機器に対するBluetooth、Wi-Fiなどへのハンドオーバーの設定

※1 RFとシリアル両I/Fを持つNFCタグ用LSIとして。2012年11月5日、当社調べ。※2 「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。

【用語の説明】
[1]NFC(Near Field Communication)
NFCとは、13.56MHz帯の周波数を使った近距離無線通信です。
国際標準規格としては、ISO/IEC18092、ISO/IEC14443、ISO/IEC15693があります。
また、国際標準規格に基づき、NFC Forumがタグの実装仕様などを策定しています。
これら規格および技を総称して、NFCと呼ばれることもあります。

[2]AES暗号(Advanced Encryption Standard)
米国政府により策定された標準暗号方式です。
広く安全性が認められており、インターネットアクセスでも使用されている暗号方式の一つです。

[3]FeRAM
原子のスイッチングを利用し、高速書込み、低消費電力、高書換え耐性という特長を持つ不揮発メモリ素子です。

[4]ハンドオーバー
大容量のデータ通信を行うために、より高速なデータ通信に引き継ぐことを目的とした機器間の設定手続きのことです。

[5]EEPROM
電気によってデータの読み書きや消去を行う不揮発メモリ素子です。


プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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