logo

―ネットワークの仮想化を可能とするOpenFlow /SDNの本格的な解説書!― 『次世代網を実現するOpenFlow技術最新動向2013』 を10月25日に発行

インプレスグループで法人向け情報コミュニケーション技術関連メディア事業を手がける株式会社インプレスR&D(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井芹昌信)のシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、OpenFlow/SDNアーキテクチャの基礎から実装、ONFの標準化動向までを網羅してまとめた『次世代網を実現するOpenFlow技術最新動向2013』の販売を10月25日(木)より開始いたします。

インターネットが普及し、情報化社会と言われて久しい昨今、さまざまなプロトコルが策定され、さまざまなアプリケーションが登場してきました。インターネットは社会を支えるインフラのひとつとして認識され、その規模も拡大の一途をたどっています。インターネットがここまで発展し拡大できたのは、そのオープン性であり、自律分散性であり、何でも受け入れる懐の深さにあると言えます。

現在、特に、ネットワークやクラウドに関する会合や関連する文章中において、「SDN」というキーワードを耳にすることが多くなりました。SDNとはSoftware Defined Networkの略であり、「ソフトウェアによって柔軟に構成・制御することのできるネットワーク」を意味します。SDNは、ネットワークとしてのコンセプトモデルを表す用語であり、それ自体で特定の技術を意味するものではありません。そのため、さまざまな技術がSDNに分類され、SDNとして紹介されています。
それではSDNは、今までのインターネットと何が違うのでしょうか。SDNの代表とされるOpenFlowは、久しぶりのネットワーク技術の革新であり、新たな概念であると言われます。インターネットをインターネットとして使うだけではなく、ネットワーク利用者が自分好みにカスタマイズされたネットワークを欲しがる、そんな時代が訪れつつあります。
サービスを仮想化するにあたってネットワークも仮想化され、複雑な依存関係をもったネットワークが構築されていくなかで、その複雑性を解くひとつの鍵がSDNであり、OpenFlowであると考えられます。OpenFlowが作るネットワークは、いわば特定の利用者のためのネットワークです。既存のインターネットがもつオープン性や自律分散性とは、また異なった性格をもつネットワークとなっています。
SDNとOpenFlowには、拡大と複雑化の一途をたどっている現在のインターネットを変革する、ひとつの「概念」としての可能性があります。SDNはまだ普及が始まったばかりであり、これからの発展に期待すべき技術です。

本書では、SDNの代表的なプロトコルである「OpenFlow」の成り立ちから詳細な技術内容、各社対応製品から実証実験、最新標準化動向まで、整理してまとめています。全体は9章で構成され、各章の概要は次の通りです。

第1章では、まず、従来のネットワークとSDNの違いを解説し、SDNの代表的なプロトコルである、OpenFlowの成り立ちと概要を紹介。次に、なぜ現在OpenFlowが注目されているのか、また、OpenFlowで実現できることは何なのかを中心に、OpenFlow技術を解説します。

第2章では、OpenFlowネットワークの基本的な構成と、コントローラとスイッチの連携方法、また交換されるメッセージの詳細について解説。さらに、最新版のOpenFlow 1.3の各種仕様の中でも、OpenFlow 1.3を理解するために特に重要と思われる部分を中心に解説します。

第3章では、OpenFlow/SDNアーキテクチャの概要やONF(Open Networking Foundation)における標準化動向を解説。次に、OpenFlow/SDNが適用されているクラウドデータセンター網、企業網、キャンパス網、WANとクラウドデータセンター間のネットワークなどの4つの領域について、それぞれの現状の課題を整理し、OpenFlow/SDNによる解決策とその商用で利用されているユースケースについて解説します。

第4章では、スマートフォンにOpenFlowスイッチ機能を搭載し、ネットワークオペレータや企業のネットワーク運用者側のシステムにOpenFlowコントローラを配備することで、スマートフォンのアクセスポリシー制御、ネットワーク経路制御、帯域制御等を行う方式について紹介します。具体的には、Android端末上に試作した基本機能について、試作システムの構成やプロトコルシーケンスなどについて解説します。

第5章では、すでに公開され誰でも利用でき、OpenFlowやSDNを実現するオープンソースソフトウェアの実装について紹介します。既に製品として発売されているOpenFlowコントローラやOpenFlowスイッチも存在していますが、まずOpenFlowの機能を試してみたり試験的なネットワークを構築してみたりする場合には、無償で公開されているオープンソースソフトウェアの実装が役立つことを解説します。

第6章では、SDNというフレームワークとOpenFlowという技術があいまって、ネットワークにプログラマビリティが導入され、これまでの自立分散型のネットワークから、集中管理型のネットワークが実現されました。こうしたトレンドに対し、ベンダ各社からOpenFlow対応製品が相次いで市場に登場。そこで、現状の各社の製品の特徴やポジショニングを整理し、新たなソリューションの確立に向けた、ベンダ各社の連携や統合など動向を解説します。

第7章では、世界に先駆けて商用化に成功し、導入実績ももつNECの「ProgrammableFlow」を例に取り上げ、OpenFlow/SDNについて理解が深まるよう、詳しく解説。ここでは、このProgramambleFlowに関して、企業データセンター、クラウドデータセンター領域における現状の課題を整理し、その課題をProgrammableFlowソリューションでどのように解決していくのかを解説します。

第8章では、NECがOpenFlowを採用して開発したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」による導入事例として、プログラマブルフローで病院ネットワークを刷新している金沢大学附属病院を紹介。金沢大学附属病院は、ネットワーク全体を可視化して管理効率を向上させ、仮想ネットワークを柔軟に構築し既存技術の課題を解決するなど、次世代病院システムへの取り組みを解説しています。

第9章では、情報通信研究機構(NICT)が構築運用を進めている、新世代ネットワーク技術の研究開発のためのテストベッドJGN-Xの具体的な取り組みを紹介。このJGN-Xでは、2009年からOpenFlowネットワークの広域展開に取り組み、現在ではSDNのためのテストベッド「RISE」(ライズ。Research Infrastructure for large-Scale network Experiments)として広く一般に利用を開放しています。ここでは、このRISEにおける「第63回さっぽろ雪まつり」での実証実験の内容を解説します。

本書は、SDNやOpenFlowの技術と現状を正しく認識し、将来に向けての可能性を掴むための一助となる一冊です。


≪調査報告書の製品形態、および販売に関するご案内≫

『次世代網を実現するOpenFlow技術最新動向2013』
 関谷勇司、岩田淳、佐宗大介、下條真司、河合栄治[著]

≪製品形態・販売価格一覧≫
発売日 :2012年10月25 日(木)(予約受付中)
価格 :CD(PDF)版 89,250円(税込)
CD(PDF)+冊子版 99,750円(税込)
判型 :A4判
ページ数 :218ページ
詳細、ご予約は右よりご覧ください。 →リンク

弊社の調査報告書は「libura PRO(ライブラ・プロ)」からもご購入いただけます(新刊は近日登録予定)。⇒ リンク

※libura PROでは、誌面イメージを確認してから、ダウンロード版/CD版/冊子版を購入していただけるだけでなく、商品の興味のある一部分(現在は章単位)だけを選んで購入したり、選んだ部分をPOD(プリント・オン・デマンド)で製本してご購入いただくことができます。

インプレスR&D インターネットメディア総合研究所の調査報告書は、お客様のご利用ニーズに合わせ、簡易製本の冊子版、CD(PDF)版をご用意しております。

≪目次≫

はじめに

第1章 SDNとは? OpenFlowとは?
1.1 従来のネットワークとSDNとの違い
1.2 OpenFlowの成り立ち
1.3 ONFの組織構成と標準化活動
1.4 Interop Tokyo 2012で14社が展示デモ
1.5 今後期待されるOpenFlowの標準化
1.6 OpenFlow 1.0仕様の概要
1.7 なぜOpenFlowなのか?
1.8 OpenFlowの利点と今後の展開

第2章 OpenFlowの最新仕様:バージョン1.3が策定完了
2.1 OpenFlowネットワークの構成
2.2 OpenFlowスイッチの仕様
2.3 OpenFlowプロトコルの仕様

第3章 OpenFlow/SDNの適用分野=企業網/キャンパス網/クラウド=
3.1 OpenFlow/SDNアーキテクチャの概要
3.2 クラウドデータセンター網での課題と解決
3.3 企業網におけるネットワークの課題
3.4 キャンパス網におけるネットワークの課題
3.5 WANとデータセンター間のネットワークの課題

第4章 OpenFlowスイッチ機能付きスマートフォン
4.1 OpenFlowによる端末の通信制御方式の提案
4.2 課題と要件:モバイル網/企業/ASPの観点から整理
4.3 OpenFlowによる経路選択方式
4.4 他の利用用途への展開:企業網でのOpenFlowモバイル制御の利用
4.5 今後の課題:端末の制御/スケーラビリティ

第5章 オープンソースソフトウェアにおけるOpenFlow/SDNの実装
5.1 Open vSwitch
5.2 LINC:OpenFlow 1.2準拠のOpenFlowスイッチ
5.3 OpenFlow Switching Reference System(OpenFlowスイッチング参照システム)
5.4 Trema(トレマ)
5.5 NOX/POX(ノックス/ポックス)
5.6 Beacon(ビーコン)
5.7 Pantou(パントウ)
5.8 Mininet(ミニネット)
5.9 VXLAN(ブイエックスラン)

第6章 市場におけるOpenFlow/SDNベンダ各社の役割
6.1 SDNのフレームワークとOpenFlowの関係
6.2 各社のOpenFlow/SDN対応製品
6.3 ベンダ各社の動向
6.4 各ベンダの製品のポジショニング
6.5 各ベンダの取りうる戦略

第7章 具体的なOpenFlow対応製品=NECの「ProgrammableFlow」の詳細=
7.1 企業データセンター、クラウドデータセンター領域の課題と解決のアプローチ
7.2 企業データセンター、クラウドデータセンター向けProgrammableFlowソリューション
7.3 ProgrammableFlowソリューションの提供機能
7.4 ProgrammableFlowソリューションでのOpen Source OpenFlowコントローラフレームワーク:Trema
7.5 ProgrammableFlowソリューションで開発中の機能:Hyper-V対応OpenFlow Virtual Switch
7.6 ProgrammableFlowソリューションで開発中の機能:WebSAM/OpenStack-OpenFlow連携

第8章 UNIVERGE PFシリーズ導入事例:金沢大学附属病院
8.1 各部門が個別にネットワークを構築、全体統制と管理が困難に
8.2 仮想ネットワークの容易な構築運用管理を効率化できる点を評価
8.3 ユニバーサル接続による機器追加設定の自動化にも期待

第9章 JGN-XにおけるOpenflowの実証実験
=RISE環境のもとに「第63回さっぽろ雪まつり」でシステムを構築=
9.1 JGN-Xとは
9.2 新世代ネットワークテストベッドとしてのJGN-X
9.3 RISEにおける「第63回さっぽろ雪まつり」での実証実験
9.4 まとめと今後の課題

索引


【株式会社インプレスR&D】 リンク
インプレスR&Dは、Webビジネス関係者、ワイヤレスブロードバンド技術者、放送・通信融合およびデジタル家電関係者、ICTを活用するビジネスマンなど、インターネットテクノロジーを核としたあらゆる分野の革新をいち早くキャッチし、これからの産業・社会の発展を作り出す人々に向けて、クロスメディア事業を展開しています。

【インプレスグループ】 リンク
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。2012年4月1日に創設20周年を迎えました。

【購入に関するお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D オンライン販売部
〒102-0075 東京都千代田区三番町20番地
フリーダイヤル:0120-350-995(平日11時~12時、13時~17時)  FAX:03-5213-6297
電子メール: report-sales@impress.co.jp

【内容に関するお問い合わせ先、報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所 編集担当:威能
〒102-0075 東京都千代田区三番町20番地
TEL:03-5275-1087 FAX:03-5275-9018
電子メール: im-info@impress.co.jp、URL: リンク


プレスリリース提供:PRTIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。