アルカテル・ルーセント、中国電信(チャイナテレコム)の光ファイバー・データネットワークを強化、中国全域でブロードバンドの広がりをサポート

チャイナテレコムのネットワークの速度・容量を向上、国家イニシアチブ「ブロードバンド・チャイナ」をサポート、ビデオをはじめ、個人・法人向けの広帯域サービスの増加に対応

【2012年9月11日、上海発】 アルカテル・ルーセント(CEO: ベン・ヴェヴァイエン(Ben Verwaayen))は、中国電信(チャイナテレコム)の展開する光ファイバー・データネットワークの容量と提供範囲を大幅に向上させることになりました。これは、中国が国家主導で行う「ブロードバンド・チャイナ」プログラムのサポートの一環であり、2015年までに都市部と農村部を合わせて2億5,000万以上の世帯に対し、高速ブロードバンド接続を提供するというものです。

アルカテル・ルーセントの中国における主力拠点であるアルカテル・ルーセント上海ベルは、光伝送ネットワーク(OTN)と波長分割多重(WDM)を統合した技術のトッププロバイダーとして選ばれており、この種類の入札としては過去最大規模となるチャイナテレコムによる直近の中央入札プロセスにおいて、10Gセクターで70%の市場シェアを獲得しています。今回の合意により、アルカテル・ルーセントは今後、チャイナテレコムの光伝送ネットワークの容量を向上させて、中国の全主要都市を対象に、サービスの提供範囲を拡大していきます。プログラムの拡張により、チャイナテレコムは、より多くの個人と法人に対し、固定回線のブロードバンド・アクセス・ネットワークリンクを提供するとともに、3GとWiFi、両方の無線ブロードバンド・サービスの展開を全国規模で向上させることができます。このほか、ネットワークの拡張により、チャイナテレコムでは、急速に変化するデータのトラフィック動向と顧客の需要に対し、迅速・簡単・柔軟に対応できるようになります。

アルカテル・ルーセントのアジア・パシフィック統括プレジデントであるラジーヴ・シン・モラレス(Rajeev Singh-Molares)は、次のように述べています。
「中国では個人・法人ともに、これまで以上に高度なサービスが求められており、必要な帯域幅も増大しています。また、中国は、社会の中で十分なサービスを受けていない人々に対しても、ブロードバンドの供給を拡大するという積極的な目標を設定しています。当社の光技術によって、こうした必要不可欠な今日の需要に対しチャイナテレコムは、高いコスト効果で対応しつつ、将来的な100G伝送のサポートに向けた、今後のネットワークの拡張・高速化の基礎を構築することが可能となり、今後数年間にわたり、100Gの大規模展開を遂行します。当社の高度なソリューションと広範な経験を活用することで、チャイナテレコムとアルカテル・ルーセントの関係がより強固なものとなると確信しています」

チャイナテレコムへ提供されるアルカテル・ルーセントのテクノロジー・ソリューション
アルカテル・ルーセントは、チャイナテレコムに対し、100G対応の統合OTN/WDM技術を、1830 Photonic Service Switch(PSS)とPhotonic Service Engine(PSE)チップと共に供給します。

1830 PSSは、卓越した容量、パフォーマンス、スピード、インテリジェンスを実現することで、超大容量データの長距離伝送に対応します。同プラットフォームは、シンプルな運用とコストの削減で業界をリードするGMPLS(Generalized Multiprotocol Label Switching)制御プレーンにより、OTNとWDMの技術との融合を単一のプラットフォーム上で実現しています。

1830 PSSを使用することで、チャイナテレコムは、同一のファイバペア上で10G、40G、100Gチャネルの組み合わせをサポートできるようになります。これによって、既存の光インフラを再利用して、サービス需要の拡大に対応しなければならない時には、ネットワーク上の容量をアップグレード・拡張できます。

今回展開されたソリューションは、ハイレバレッジ・ネットワーク(High Leverage Network™:HLN)アーキテクチャの主要素であるアルカテル・ルーセントの統合バックボーン・トランスフォーメーション(CBT)ソリューションの一部であり、伝送コストを削減し、コアネットワーク運用の複雑性を大幅に軽減できるよう設計されています。

原文: Alcatel-Lucent boosts China Telecom’s fiber optic data network to support nationwide broadband expansion
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<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、ネットワーキングおよび通信の技術、製品、サービスの分野をリードするイノベーターであり、世界の通信事業者、各種法人、および政府機関より、長年にわたりパートナーとして信頼をいただいています。アルカテル・ルーセントが擁するベル研究所は、技術革新でネットワーキングと通信業界の形成を担う世界最先端の研究開発機関の一つです。アルカテル・ルーセントは、lightRadio™(無線ネットワーク上で消費電力と運用コストを抑えつつ、超高速インターネット・アクセスを実現するソリューション)などの革新技術が認められ、MITテクノロジー・レビューによる世界で最も革新的な企業50社 の2012年度ランキングに選出されました。アルカテル・ルーセントは、「コネクテッド・ワールド(つながった世界)のポテンシャルを形にする」という企業ミッションのとおり、コミュニケーションをよりサステナブルに、より利用しやすく、そしてよりつながりやすいものにしてまいります。
業界トップクラスの豊富なグローバルサービスの経験を有するアルカテル・ルーセントは、世界各地のローカル・パートナーとして、130ヶ国以上で事業展開を行っています。
Euronext ParisおよびNYSE:ALU/フランス法人(本社:パリ)/2011年度売上高:153億ユーロ/
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<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/URL(日本サイト):リンク

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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 山﨑 由紀子
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7022
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
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