ROA Holdingsの最新ICT市場無料コラム
【 コラムの内容 】
2012年6月に、マイクロソフト(Microsoft)がWindows8 OSをベースとして自社製タブレット端末「Surface」を発表しました。
これまで長い間ソフトウエア分野のみに傾注し、OSライセンス料を収益の柱としてきたマイクロソフトが、はるばるデバイスベンダーとして新規市場参入する理由。それはおそらく「PC」という同社が黄金時代を謳歌したデバイスをベースに、自社を中心とした強力なエコシステムを再構築することであると想定されます。
マイクロソフトとしては、レッドオーシャン化しつつあるスマートフォン分野はひとまず保留にし、B2Bタブレットという未だ開拓中のセグメントを狙って攻勢をかけ、そして既にシェアを握っているPC分野にも裾野を広げることで「Tablet PC」として市場の巻き返しを狙うことが、短中期的な狙いであると考えられます。
本レポートにおいては、Surfaceが発表されたことにより、今後起こりうるインパクトを列挙し、その結果として関連プレーヤーや市場に波及する変化を考察しています。
【 目次 】
1 Overview
2 Surface市場投入がもたらす3つのインパクト
2-1 Windows OSライセンス料金の大幅低減化
2-2 他OS向けアプリ開発者のWindows流入
2-3 ノキアとマイクロソフトの完全統合
3 結論
3-1 Tablet PCがPCのデファクトスタンダードに
3-2 OSベンダーマーケットの構図が激変
3-3 ネイティブOSベンダーv.s.ブラウザ系OSベンダーの争いに
【 図表目次 】
図目次
[図1-1] SurfaceのWindows 8を基軸とした短中期的戦略
[図1-2] マイクロソフトのOS/アプリ流通の対応状況
[図2-1] SurfaceのWindows8を基軸とした長期的戦略
[図3-1] OSベンダー別OS/マーケットプレイスの対応状況
[図3-2] OSベンダー争いの2極化
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その他支店 : ソウル支社
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専門研究分野 : アジアを中心とした通信産業及びデジタルコンバージェンス産業
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