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ネットワンシステムズ、神戸市危機管理情報システムの共通基盤を仮想環境で構築


 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:吉野 孝行、以下ネットワンシステムズ)は、本年4月に完成した神戸市危機管理センター(以下、危機管理センター)で活用する「神戸市危機管理情報システム」(以下、危機管理情報システム)の共通基盤システムを仮想環境で構築しました。

 今回構築した共通基盤システムは、危機管理に関わる5つの業務システムが稼働する仮想マシンの提供とともに、各業務システム間のデータ連携機能を一括して備えています。
 これにより神戸市は、危機管理情報システム全体での一括導入ではなく、業務システム単位での導入が可能になり、システム導入コストを当初想定の50%以下に抑える、大幅なコスト削減を実現しました。さらに仮想環境を各業務システムの共通基盤とすることでダウンタイムを最小限にし、信頼性の向上を実現しています。

■危機管理情報システム概要図

<概要図は画像をご参照下さい>
 「共通基盤システム」はCisco社のスイッチ、VMware社の仮想化ソフトウェアによる仮想サーバ及びストレージ、そしてXML/SOAPを用いたデータ連携ソフトウェアで構成されています。また、各業務システムが共通で利用する職員関連データを格納しています。

■危機管理情報システムにおける共通基盤の導入背景と効果
 これまで神戸市が危機管理に使用していたWebシステムは、過去に発生した既知の災害を想定して構築されていたため柔軟性に欠けており、2009年5月に新型インフルエンザへの対応という新しい脅威が起こった時にはうまく活用することができませんでした。これに対して神戸市では、危機管理センターの整備と同時に、危機の種類には関係なく迅速な情報流通を実現する新しい危機管理情報システムの整備を検討した結果、以下の5つのシステムを構築することを決定しました。

 1.初動判断システム:どのような情報を、誰に送信するかを制御
 2.緊急連絡システム:あて先が決定した情報を市役所内PCに伝達
 3.職員参集システム:あて先が決定した情報を職員の携帯電話に伝達
 4.自動集計システム:表計算シートで職員が作成する情報をまとめる
 5.地図表示システム:表計算シート上の情報を補助的に地図上に展開

 さらに神戸市は、導入コストの削減並びに運用コストの削減を目的として、危機管理情報システム全体の一括発注ではなく、業務システム単位での導入を実現することを検討し、5つの業務システムをSOA(Service-Oriented Architecture)の概念で独立性を高めて結合するとともに、各業務システムが稼働する仮想マシンを提供する「共通基盤システム」を6番目のシステムとして採用することを決定しました。

 神戸市は、6システムについて個別に競争入札を行い、ネットワンシステムズは「共通基盤システム」において神戸市の要件に対し、高度な技術力を基にした最適な提案を実施し落札しました。この結果、システム導入コストを当初想定の50%以下に抑える、大幅なコスト削減を実現しました。また、仮想環境を導入することによって、ハードウェアやOSの更新周期に依存することなく、業務システム主導の管理・更新を実現するとともに、各業務システムの稼働信頼性を向上させています。

 さらに神戸市では、今回構築した共通基盤システムについて、将来的には危機管理情報システムに加えて様々なシステムを稼働させるプライベートクラウドへの発展も視野に入れています。

■共通基盤システムに対するお客様のコメント
 共通基盤システム構築にあたり、神戸市危機管理室システム整備担当係長の亀井浩司氏から次のコメントを頂いております。
「共通基盤システムは、マルチベンダーでの仮想化環境であり、また、他のシステムについての理解も必要な難しいシステムということから、当初はリスクが高いと感じていました。これに対してネットワンシステムズは“要件の本質は何か”と追求する姿勢がありました。さらに豊富な仮想化環境の構築実績があることから、安心してプロジェクトを進めることができました。」

 また、神戸市危機管理室 危機対応担当課長 川中徹氏から次のコメントを頂いております。
「この危機管理情報システムは、情報を収集して告知するというところに重きを置いて開発しており、アイデア次第で様々な場面に活用が可能です。危機発生のときしか使えないというものではありません。我々が最終的にめざしているのは市民サービスのさらなる充実で、今後は市役所内での普及を進めながら、どんどん“普段使い”していきたいと考えています。」


神戸市危機管理センターについて
 日本でも高い先進性を誇る危機管理体制をもつ自治体のひとつである神戸市は、1995年に発生した阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた経験から、行政区域内の公共施設耐震化や災害に強い上下水道の整備など、積極的に取り組みを行い、2002年には、市行政各部の非常時対応を統括する部門として危機管理室を創設するなど、市民サービスの充実を図ってきました。その一環として設立されたのが、2012年4月に完成した新庁舎 神戸市危機管理センターです。一体的な危機対応を行う中枢拠点として、風水害や震災を含めたあらゆる危機に対応できるよう初動体制の強化、危機情報の共有体制の強化、地域防災力の強化を目指しています。

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