(大阪府箕面市)箕面市における空間放射線量の独自測定を開始~今後も定期的に測定を継続~

箕面市では、原発事故に備え、平常時の数値を把握し、市民の皆様の安全安心に役立てるため、空間放射線量の独自測定を開始しました。第1回目となる平成24年5月29日(火)には、市役所や各小学校など市内18か所で測定しましたが、結果はいずれも平常値の範囲内でした。今後も引き続き定期的に放射線量の測定を行い、結果を市ホームページで公表していきます。
今回開始した定期測定は、美浜原発、大飯原発などで福島第一原発のような事故が起こった場合、箕面市にも放射性物質が飛散する可能性があるという滋賀県の予測(大阪府では平成24年3月16日発表)を受け実施したものです。



1 空間放射線量の測定について
箕面市では、原発事故に備え、平常時の空間放射線量の数値を把握し、市民の皆様の安全安心に役立てるため、独自測定を開始しました。
第1回目となる平成24年5月29日(火)には、市役所や各小学校など市内18か所で測定しましたが、結果はいずれも平常値の範囲内でした。今後も引き続き定期的に放射線量の測定を行い、結果を市ホームページで公表していきます。

(1)定期測定の概要

○当面は下記のタイミングで定期的に放射線量を測定し、市ホームページで公表していきます。
市役所 毎週火曜日 午前9時
両支所、箕面公園、小学校 3か月ごと

○測定方法
測定方法については、先行して測定を行っている長野県松本市に習い実施します。

測定場所(18か所) 高 さ

市役所 屋上 地上から15.4 m(空間中の状況のみを測定)
豊川支所玄関前 地上から1mの地点(人体への影響を測定)
止々呂美支所玄関前
箕面公園
市内各小学校校庭 地上から50cmの地点(児童への影響を測定)

   *測定場所で空気中のガンマ線を5回測定し、平均を算出します。

  ○ちなみに箕面市では、空間放射線量以外にも水道水への放射性物質検査を概ね月1回実施しており、ホームページで公表しています。

(2)5月29日の測定結果
○測定値は、0.06マイクロシーベルト毎時から0.13マイクロシーベルト毎時の範囲でした。
○自然界では宇宙線や空気、大地に含まれる天然の放射性物質があり、通常0.2マイクロシーベルト(毎時)程度までの放射線が観測されます。なお、地面の放射性物質から影響を受けるため、一般的に、地表に近づくにつれて線量は高くなる傾向があります。

測定地点 地面の状況 高さ 測定結果(マイクロシーベルト毎時)
箕面市役所 屋上 地上から15.4m 0.06
止々呂美支所 アスファルト 地上から1m 0.08
豊川支所 タイル 0.09
箕面公園 土 0.10
箕面小学校 土(校庭) 地上から50cm 0.12
止々呂美小学校 0.12
萱野小学校 0.11
北小学校 0.13
南小学校 0.11
西小学校 0.12
東小学校 0.13
西南小学校 0.11
萱野東小学校 0.11
豊川北小学校 0.13
中小学校 0.10
豊川南小学校 0.12
萱野北小学校 0.12
彩都の丘小学校 0.11

2 経過
滋賀県は、美浜原発、大飯原発などで福島第一原発のような事故が起こった場合を想定した放射性物質拡散予測(放射性ヨウ素の甲状腺被ばく等価線量最高濃度分布)を平成23年に行いました。(大阪府では平成24年3月16日発表)
このうち大飯原発からの拡散シミュレーション36ケース中3ケースにおいて、箕面市に50ミリシーベルトから100ミリシーベルトの放射性物質が飛散するという予測となっていました。
   文部科学省が設置する24時間測定のモニタリングポストは、北摂では茨木市に設置されていますが、箕面市内ではこれまで国・府の空間放射線量の定点測定は行われていませんでした。このため箕面市は、市独自に定期測定を行うことを決定し、検査機器を購入のうえ、今回第1回目の測定を行いました。

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