世界のビルストックの総面積は、2011年に1451億平方メートルとなり、その75%は居住用であった。商用、居住用、工業用の建物は、世界のエネルギー消費の49%、地球温暖化ガス排出の47%を占めている。そのエネルギーの多くは無益に消費されており、コスト効率の良い方法によって削減することができる。しかし、世界の建物の総面積のデータや文献は不足している。建築業界は2008-2009年の金融恐慌からまだ完全には回復していないものの、世界のビルストックは今後10年間着実に拡大するだろう。米国の環境エネルギーなどの地球環境保護に関するクリーン技術関連市場の専門調査会社パイクリサーチ社の調査レポート「世界のビルストックデータベース 2011-2021年:主要国毎と用途毎の商用/居住用建物の総面積 - Global Building Stock Database:Commercial and Residential Building Floor Space by Country and Building Type: 2011-2021」は、ビルストックは2021年までCAGR2.3%で成長し、1825億平方メートルとなるだろうと報告している。
この成長の多くが中国での成長によるもので、毎年約20億平方メートルの商用・居住用のビルストックの増加が見込まれている。しかし、今後10年間は、北米、西欧などの地域での成長も大きいだろう。
「世界の多くの地域で、新築建造物のペースは遅く、2007年のレベルにとどまるだろうとみられることから、建築業者は、既存の建築物でのエネルギー効率を改善する技術に注目することになるだろう。今後数年間、商用や住宅用の不動産の回復が見込まれるが、新築建造物とビルストックの成長も共に多くのビジネスチャンスをもたらすだろう」と上級アナリストのEric Bloom氏は語る。
中国には、世界でも有数の広大な建築用敷地があり、商用・居住用の建物への投資も継続するため、今後10年間、世界のその他の地域の2倍以上の割合で増大を続けるだろう。現在、中国人の大多数である13億人が田園地帯に住んでいるものの、2021年までには人口の約52%は都市に移り、その時点での人口は約14億であるだろう。この様な中国での都市への移行は、中国の都市の構築と同時に進捗するだろう。中国のビルストックは、2011年に約349億平方メートルだが、2021年までCAGR4.8%で成長して557億平方メートルとなるだろう。
この調査レポートは、2011年から2021年の世界のビルストックの規模と成長のデータを提供し、その主要な促進要因と市場傾向を描き出している。世界の7つの地域のデータを、オフィス、小売り、教育、医療、ホテル・レストラン、機関・議会、倉庫、輸送・交通の8つの商用ビルタイプと、戸建と集合住宅の2つの住宅用タイプに分けて提供する。
【調査レポート】
世界のビルストックデータベース 2011-2021年:主要国毎と用途毎の商用/居住用建物の総面積
Global Building Stock Database
Commercial and Residential Building Floor Space by Country and Building Type: 2011-2021
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