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NASCARの伝統あるデイトナ500レースで電子制御燃料噴射装置の運用を開始

フロリダ州デイトナ・ビーチ-2012年2月23日-2月26日(日)に開催される全米自動車競争協会(NASCAR:National Association for Stock Car Auto Racing)の伝統あるデイトナ500レースの歴史に新たな1ページが加わります。本番当日、各競技車両はNASCARスプリント・カップ・シリーズの64年の歴史で初めて、フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)とマクラーレン・エレクトロニック・システムズが開発した電子制御燃料噴射(EFI)装置を搭載してレースに臨みます。

フリースケールが提供するプロセッサは、NASCARスプリント・カップ・シリーズの創設当初から全車両で利用されてきたキャブレターに取って代わる、エンジンの燃料装置および点火装置を制御するためのマクラーレンのエンジン制御ユニット(ECU)に利用されています。NASCARおよびスプリント・カップ・シリーズの上位に位置する各チームは、2011年のシーズンを通してその技術を検証しており、車両・ドライバのいずれもレースを戦う態勢が整っています。

電子制御燃料噴射装置は、さまざまな動作条件に基づいて適切な量の燃料を適切なタイミングでエンジンに供給します。本来は自動車の操縦性の向上、燃費の改善、および排気ガスの削減を目的に導入されたものですが、ストック・カー・レースでも同様の効果が得られます。これまで以上にレースが盛り上がりを見せる一方で、エンジンはより効率化されるとともにレースが実施されるさまざまなオーバル・コースやロード・コースに対して迅速に最適化されます。燃料噴射装置への移行の一端を担うフリースケールは“NASCAR公式車載半導体サプライヤ”に、マクラーレンは“NASCAR公式エンジン制御ユニット・サプライヤ”に指定されています。

フリースケールの上級副社長兼最高販売・マーケティング責任者(CSMO)であるアンリ・リシャールは、次のように述べています。「NASCARおよびマクラーレンとの協業によりスプリント・カップ・シリーズのレースの歴史に新たな1ページを加えられたことは、フリースケールにとって大きな名誉です。デイトナ500やこれから始まる一連のカップ・レースは、フリースケールに対するNASCARの信頼の証となり、モータスポーツを含む幅広い車載エレクトロニクス業界を牽引するフリースケールのイノベーションと技術を披露する場となるでしょう。」

NASCARの競技車両のほとんどの部品および機器は、レース用として数十年にわたって高度なカスタマイズが施されてきましたが、それは同時に市販の自動車にも反映されています。燃料噴射装置への移行は、この2つのタイプの自動車間の重要な相乗効果をもたらします。ECUが、各レーシング・チームがあらゆるレース条件で最高の性能と燃費を引き出す能力を最大限に高めるからです。

EFIへの移行に伴って、NASCARスプリント・カップ・シリーズの各レース・チームはフリースケールの先進の32ビットPower Architecture(R)ベースのエンジン制御プロセッサをコアに搭載する制御システムを導入します。このプロセッサは、現在最高レベルのエネルギー効率を誇る数百万台のエンジンにも利用されています。また、ECUには不正な加工を防止する機能があり、認定されたソフトウェアのみがレースで使用されることを徹底する上で役立ちます。さらに、NASCARは専用の電子ツールをイベントごとに用意して、違反していないかどうかを確認するための検査をすべてのECUに対して適宜実施する予定です。

NASCARの競技統括副責任者であるRobin Pemberton氏は、次のように述べています。「NASCARは、自動車メーカーおよびエンジン・ビルダーの各社からの強力な激励と支援を受けるとともに、世界トップの技術系企業であるフリースケールおよびマクラーレンとパートナー関係を締結して、EFIへの円滑な移行を進めることができました。2011年に燃料としてスノコ・グリーンE15の使用を開始し、それに合わせてEFIへの切り替えを完了したことにより、エンジンがより効率化され、毎日運転する市販の自動車に近い感覚でレースを楽しめるようになるでしょう。」

マクラーレンは、1966年以降カナディアン・アメリカン・チャレンジ・カップの参戦中に43回、アメリカGPで10回、誰もが知るインディアナポリス500マイル・レースで3回の優勝を飾るなど、アメリカの自動車レースで輝かしい成功を収めてきました。また、マクラーレン・エレクトロニック・システムズは2005年以降のNASCARチームへの部品サプライヤで、昨年生産を開始したマクラーレンの高性能スポーツカーであるMP4-12Cに搭載される一部のECUも供給しています。フリースケールの技術は、2000年以来マクラーレンのエンジン制御システムおよびデータ・システムに搭載され、レーシング技術の中枢としての役割を果たし、マクラーレンの重要なレース用プログラムのすべての頭脳として機能しています。フリースケールは、アメリカを拠点とする最大の車載エレクトロニクス・メーカーで、その技術は先進のエンジン・システムからナビゲーションやアクティブ・セーフティに至るまで、現在実用化されているほぼすべてのエレクトロニクスを使った自動車のイノベーションを実現しています。

マクラーレン・エレクトロニック・システムズのマネージング・ディレクターであるPeter van Manen氏は、次のように述べています。「私たちは、この最もエキサイティングなレース・シリーズでの燃料噴射装置への移行という歴式的な出来事に関われたことにとても満足しています。2011年の年間を通してNASCAR、エンジン・メーカー、エンジン・チューナー、および参戦チームと協業できたことをうれしく思います。今後のレースの準備も万全です。マクラーレンは、過去20年にわたってフォーミュラカー、スポーツカー、およびラリーカーのレースなど、トップ・レベルのモータスポーツへの電子機器の供給を続けていますが、このレースに携われたことはこの上ない喜びです。そして、目的の実現のために私たちが長期にわたる信頼のおけるパートナーであるフリースケールと全面的に協業できることも光栄に思います。」



マクラーレン・エレクトロニック・システムズについて
マクラーレン・エレクトロニック・システムズは、プロフェッショナル・モータスポーツ、高性能自動車、航空宇宙、および輸送市場向けの制御システムおよびデータ・システムの開発、製造、および供給を行っています。中核となる業務はエンジン制御ユニット(ECU)です。マクラーレンは、NASCARスプリント・カップ、FIA F1世界選手権、およびIZODインディカー・シリーズの公式のECUサプライヤで、マクラーレン・レーシング、F1コンストラクター、およびMP4-12Cスポーツカーの開発、供給、販売を担当するマクラーレン・オートモーティブを擁するマクラーレン・グループに属しています。本部はイギリス・ウォーキングおよびノースカロライナ州ハンターズビルです。詳細については、www.mclarenelectronics.comのWebサイトをご覧ください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、自動車用、民生用、産業用、およびネットワーキング・マーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、リンク(英語)、またはリンク(日本語)をご覧ください。




FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
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