アルテラとEutecus社、世界初FPGAベース1080p/30fps対応ビデオ解析ソリューションを発表

日本アルテラ株式会社 2011年10月19日 15時32分
From PR TIMES



・シングルチップ・ソリューションによる1080p/30fps HD解像度でのビデオ解析。
より高い精度、ディテール描写、柔軟性の実現に寄与

アルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人: 東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:日隈 寛和、NASDAQ:ALTR、以下、アルテラ)は、米国時間10月18日(日本時間10月19日)、Cyclone(R) IV FPGAによる世界初のFPGAベースのフルHD 1080p/(30フレーム/秒)30fps対応ビデオ解析ソリューションを発表しました。これにより、高精細(HD)画像監視ソリューションにおけるリーダーシップを拡大します。

アルテラのシングルチップ・ソリューションは、従来のデジタル・シグナル・プロセシング(DSP)ベースのアプローチでは不可能であった、詳細なピクセル精度と非常に高いスループット(60メガピクセル/秒)を組み合わせることで、卓越したビデオ解析性能を提供します。当ソリューションには、FPGAでの解析機能を実行するEutecus社のMVE(TM)(Multi-Core Video Analytics Engine)IPが含まれています。当ソリューションは、HDネットワーク・カメラに容易に統合できるため、事故検知、車両数計測、出口車線検知、停止車両、赤信号違反、車両の誤方向への進入などを監視する交通監視アプリケーションをはじめとする、さまざまなアプリケーションに最適です。

アルテラとEutecus社のFPGAベースビデオ解析ソリューションは、フルHD1080p/30fpsでのリアルタイム画像処理に必要な処理能力を提供できる、最初にして唯一のソリューションです。FPGAの性能と柔軟性によって、こうした重要機能の実行における他の技術からFPGAへの置き換えが、急速に進んでいます。

高性能化により、何十ものユーザー定義ルールを追跡できるようになります。例えば、ユーザーは、ルールを定義し、アラートを設定することができます。そして、誰かがが部屋に入ってきた場合や、空港のターミナルやビルの玄関の立ち入り禁止領域に入ってきた場合など検出したい事象に合わせて、ルールを遠隔操作で変更することができます。ビデオ解析により、ユーザーはビデオの監視を自動化できるようになり、特定の事象を検出し把握するために何時間もかけてビデオをスキャンする必要がなくなります。

アルテラのCyclone IV FPGAは、Eutecus社のMVE IPを使用する解析機器アプリケーションのカスタマイズをより柔軟にできるようになります。 このIPは、大規模な並列アルゴリズムおよび専用コプロセッサと、Cyclone IV FPGAに組込まれた複数のアルテラのNios(R) II コアを統合するもので、特定のアプリケーションにおいて、事象検出用のパラメータとルールをカスタマイズできるソフトウェアGUIも備えています。またEutecus社のIPには、自社の画像管理システムと接続したり、あるいは独自のカスタムGUIの開発を可能にする強力なアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)も含まれています。

アルテラのビデオ解析ソリューションの性能と柔軟性により、システム性能と同時に実行するルール数とのトレードオフを気にする必要がなくなるという、ユニークな利点を提供します。

またアルテラは、このビデオ解析ソリューション向けにシングルベンダー・ソースモデルを提供します。 IPとFPGAの両方をアルテラから直接購入することができるため、画像監視システムの開発を著しく簡素化します。この購入モデルにより、ライセンス料、NRE(Non-Recurring Engineering)費用、あるいはロイヤリティについてEutecus社とやり取りを行う必要がなくなります。

アルテラ 軍事/産業機器/コンピュータ/コンシューマ/ストレージ・ビジネス・ユニット担当バイスプレジデントの(Arun Iyengar)は、「Eutecus社のMVE解析技術と当社FPGAの卓越した画像処理機能の組み合わせにより、リアルタイムで変更する気象条件に対して、複数のルールを設定し、複数の対象の追跡が可能になるため、従来の技術よりも強力で柔軟性の高いソリューションを提供できるようになりました。また当ソリューションは、リアビューやサラウンドビュー・カメラを含む自動車ドライバー・アシスタンスなどのアプリケーションにも活用することができます。FPGAおよびIPを当社から提供するワンストップショップ・アプローチは、解析機能を高めたいと考えるお客様の障壁を取り除くものです」と述べています。

Eutecus社 CEO(最高経営責任者)兼社長のCsaba Rekeczky(クサバ・レケッツキー)氏は、「アルテラのCyclone IV FPGAとQuartus(R) II 開発ソフトウェアは、当社のMVEソリューションに最適な設計環境を提供するものです。画像解析機器のお客様は、当社の高度にモジュール化された柔軟でスケーラブルなIP製品と、アルテラの高性能でカスタマイズ可能なFPGAを利用して、当社とアルテラとのパートナーシップをを活用することができます」と述べています。


【Eutecus社について】
Eutecus社は、独自に開発したCellular Visual Technology (CVT(TM))をベースに、民生用ならびに軍事用アプリケーション向けの高スループット画像解析におけるスケーラブルなマルチコア・プロセッサおよび組込みソフトウェアを開発、提供しています。アプリケーションに特化したsystem-on-chip(SoC)構成の低コストFPGAベースのシングルチップ・ソリューションとして実装される真のマルチメガ・ピクセル画像処理能力と、並列イベント検出機能を備えたマルチコア・画像分析エンジン(MVE(TM))は、Eutecus社によって独自に提供されているOEM製品です。


【アルテラ・コーポレーションについて】
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988年に NASDAQ に上場しました。FPGA / CPLD、ASICなど、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジー・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は1990年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラに関する詳細情報は、同社Webサイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、RSS、Twitterでも情報提供を行っています。

・ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS, STRATIXの製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、リンク に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。  



プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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