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フリースケール、Tower System開発プラットフォームを拡張し、 Power Architecture(R)プロセッサおよびマイクロコントローラ・モジュールを提供

東京(フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン) - 2011年9月13日 - フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、優れた実績を誇るTower Systemモジュール式開発プラットフォームを拡張し、新たにPower Architectureテクノロジをベースとする高性能ソリューションを提供することを発表しました。Power Architectureテクノロジ・ベースのTower Systemプラットフォーム・シリーズの最新モジュールは、産業制御やファクトリ・オートメーション、エントリレベルのネットワーキングなどのアプリケーションに理想的なPowerQUICC (パワークイック)通信プロセッサ「MPC8309」を採用しています。

Power Architectureモジュールとしては、これまでに、産業ネットワーキングや車載、ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)などの市場向けのMPC5125モジュールが提供されています。今回発表のMPC8309ソリューションの後にも、フリースケールのPXシリーズ・マイクロコントローラおよびQorIQ(コア・アイキュー)マイクロプロセッサに対応したTower System製品が導入される予定です。

フリースケールは、Power Architectureテクノロジの持つ拡張性、エネルギー効率、優れた性能を活用して、ネットワーキングや車載、産業など、さまざまな成長市場において業界リーダーとしての地位を確立しています。Power Architectureテクノロジは、次世代ネットワーク・アプリケーションに求められる厳格な性能要件を満たしそれを上回るよう設計された高性能マルチコア・プロセッサから、コスト重視の組込み市場向けの堅牢な超低消費電力マイクロコントローラに至るまで、フリースケールの幅広いソリューションを支えています。

Power ArchitectureテクノロジをベースとするフリースケールのTower Systemプラットフォーム・シリーズは、Tower Systemの枠内で最大限の豊富な機能セットを提供し、60~2550 DMIPS(Dhrystone million instructions per second)の性能を持つPower Architectureプロセッサに対応する共通プラットフォームを実現します。Tower Systemソリューションは、共有MQXリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)およびCodeWarrior統合開発環境(IDE)と組み合わせることで、幅広いPower Architectureプロセッサおよびマイクロコントローラにて開発を行ったお客様のソフトウェアの再利用を可能にし最適化します。

フリースケールの特定顧客向け製品(CSP)事業部のディレクター兼ジェネラル・マネージャであるラジ・ハンダは、次のように述べています。「Power Architectureテクノロジをベースとするフリースケールの新しいTower Systemプラットフォームは、制御とネットワーキングに関するフリースケールの専門知識を詰め込んだ産業アプリケーション向けの低コストかつ迅速なプロトタイプ作成プラットフォームを実現します。MPC8309プロセッサ・モジュールは、ロボット・システムや産業ネットワーキング、ファクトリ・オートメーションといったアプリケーション向けの優れたプロトタイプ作成プラットフォームです。」

MPC8309産業開発キット
フリースケールの最新Tower Systemの中核を担うのは、非常に幅広い用途に対応するPowerQUICC通信プロセッサ「MPC8309」です。搭載するPower Architecture e300コアは、倍精度浮動小数点演算、16KBの命令およびデータ・キャッシュ、最大835DMIPS(417MHz時)の性能を実現しつつ、消費電力を1.6W未満に抑えます。プロセッサに統合されたQUICC(R) Engineコントローラは、通常であれば外部のASICやFPGAを必要とするPROFINET、PROFIBUS、EtherNet/IPなどの通信プロトコルを実行できるため、コストの削減と設計の簡素化を可能にします。

産業アプリケーション向けMPC8309 Tower System 開発キット(TWR-MPC8309-KIT)は、2つの主要コンポーネントで構成されます。

・ MPC8309プロセッサ・モジュール(TWR-MPC8309)は、わずか64mm×110mmのボードサイズながら、IEEE(R) 1588対応デュアル10/100 Ethernetポート、デュアルUSB 2.0コネクタ、PROFIBUS対応ツインRS-485ヘッダ、ヘッドフォンおよびマイクロフォン・ジャック用のオーディオ・ポート、MiniPCIコネクタ、ならびにSDカード・スロットなど、さまざまなコネクティビティを包括的にサポートします。

・ オプションのLCDドータ・カード(MPC830x-TLCD)は、12キー・タッチ・キーパッドを備えた3” x 2” OVGAカラー液晶ディスプレイ(LCD)を実現します。TWR-MPC8309メイン・ボードに直接取り付けることが可能で、スタンドアロンのシングルボード・コンピュータ(SBC)構成で利用できます。

TWR-MPC8309メイン・プロセッサ・モジュールは、オプションのMPC830x-TLCDドータ・カードを取り付け、スタンドアロンのシングルボード・コンピュータ(SBC)構成として利用することが可能で、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)やゲートウェイ、オペレータ・インタフェース端末などのアプリケーションに対応します。また、このモジュールは、ロボティクスや試験/計測、その他さまざまなファクトリ・オートメーション・アプリケーションの開発をサポートします。

まもなく追加されるフリースケール製マイクロコントローラ用Tower Systemソリューションの新製品
フリースケール製マイクロプロセッサ用の新ソリューションに加え、フリースケールのPXシリーズ・マイクロコントローラに対応する新しいTower Systemモジュールも、2012年に出荷が開始される予定です。

フリースケールのPXシリーズ・マイクロコントローラは、モーション制御や発電装置、医療機器、航空宇宙、防衛、モータ駆動、再生可能エネルギー発電、ロボティクスなど、高度な産業制御アプリケーションをターゲットにしており、処理性能や安全性、集積度など、産業市場の厳格な要件を満たすよう設計されています。Power Architecture e200コアをベースとするPXシリーズ・マイクロコントローラは、最大600DMIPSのシングルコア性能、マルチコア・オプション、最大4MBの組込みFlashメモリを備えています。1つのPXマイクロコントローラで、最大6つのモータ制御、高度な数学的アルゴリズムの処理、通常3つにとどまる通信接続よりも多い数の通信接続の管理を、すべて同時に実行します。

価格と供給
TWR-MPC8309プロセッサ・モジュールの参考価格は199ドル(USD)、MPC830x-TLCDタッチLCDドータ・カードの参考価格は99ドルです。9月より注文受付を開始しており、配送は11月に開始される予定です。TWR-MPC8309プロセッサ・モジュールには、電源、ケーブル、クイック・スタートCDが同梱され、回路図やガーバー・デザイン・ファイルもすべて提供されます。Ubootや診断/デバッグ・ユーティリティなどのソフトウェアもTWR-MPC8309プロセッサ・モジュールに付属し、Linux(R) OSとMQX RTOSがサポートされます。

TWR-MPC8309プロセッサ・モジュール、TWR-INDCRTL拡張カード、1組のTWR-ELEVライザ・ボードを組み込んだ一括型のTWR-MPC8309-KITは、2012年第1四半期に出荷開始を予定しています。TWR-INDCTRL 拡張カードは、CANをサポートするDB9コネクタを4ポート、モーターコントロール用4ポート、10/100 Ether (IEEE1588) ポート、SPI、I2Cポートで構成されています。TWR-MPC8309のコンポーネントはすべて、フリースケール・ダイレクト(Freescale Direct)や販売代理店から個別に購入することができます。

MPC8309プロセッサの1万個購入時の1個あたりの参考価格は、9ドル未満です。

2011年3月に発表されたPXシリーズ・マイクロコントローラは、2012年初頭よりTower Systemで利用できる予定です。

フリースケールのTower Systemについて
フリースケールのTower Systemは、モジュール式の開発プラットフォームで、アプリケーションのプロトタイプ作成と評価を迅速化します。コントローラやペリフェラルのモジュール・エコシステムは常に拡充を続けており、幅広い選択が可能です。開発ボード(モジュール)と必要な機能を選択して組み合わせるだけでTower Systemを構築できます。また、ハードウェアは標準化されたオープン・ソースとして提供されるため、機能追加やカスタマイズを施した追加モジュールを独自に設計できます。

オンライン・コミュニティ
Tower Systemを用いた設計を行うエンジニア同士が交流する場を提供するため、フリースケールではオンライン・コミュニティ「Tower Geeks」を用意しています。Tower Geeksは、動画や掲示板、フォーラム、ブログなどさまざまな形式を通じて、新しいTower System設計に関する交流、探求、開発を促進します。また、メンバーになると、FacebookやTwitterなどさまざまなソーシャル・メディアを通じてTower System情報をフォローすることができます。詳細については、www.towergeeks.orgのWebサイトをご覧ください。


フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、自動車用、民生用、産業用、およびネットワーキング・マーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、リンク(英語)、またはリンク(日本語)をご覧ください。


FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。

(C)2011フリースケール・セミコンダクタ・インク

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