GMO JMI、『スマートフォン利用者タイプに関する調査』を東アジアの主要4カ国・地域で実施

GMOインターネットグループ 2011年07月20日 13時09分
From PR TIMES

2011年7月15日
報道関係各位

GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
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GMOジャパンマーケットインテリジェンス
『スマートフォン利用者タイプに関する調査』を東アジアの主要4カ国・地域で実施
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 GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチの子会社、GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 細川慎一 以下、GMOJMI)は、GMOJMIが保有する日本・韓国・中国・台湾のモニターおよび提携モニターを対象に「スマートフォン利用者タイプに関する調査」を実施いたしました。

  ●調査対象:19~44歳のスマートフォン所有者4,000名
  ●調査期間:2011年3月21日~2011年5月30日
  ●調査方法:インターネットアンケート調査

【まとめ】
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■7つのスマートフォン利用者タイプに関する調査
(参考資料:図1~2)
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・日本、韓国、中国、台湾の4カ国・地域ともに半数以上が『熱狂的ファン』
 の傾向にある。
・日本では『機能満喫者』が多数である。

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■スマートフォンの利用方法に関する調査
(参考資料:図3~6)
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・日本では5人に1人が利用に苦労しているが、大半が通話より機能や
 アプリを利用している。
・日本を除く他の3カ国・地域では必要なアプリをダウンロードして
 利用する人が大半である。
・スマートフォンはPCの代替にはまだ早いと考える人が多数。

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■スマートフォンの持つ安全ロックの解除方法に関する調査
(参考資料:図7~8)
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・日本を除く他の3カ国・地域では安全ロックシステムの解除方法に対する
 認知度が高い。
・日本のスマートフォン利用者と比べて韓国・中国・台湾では、安全ロック
 システムを解除する人が多い。

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■今後のスマートフォンの課題
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 東アジア4カ国・地域のスマートフォン所有者のタイプ及び、その利用実態を調査しました。4カ国・地域すべてにおいて従来の携帯電話からより多機能なスマートフォンへの乗り換えが加速しており、スマートフォンは確固たる地位を築いています。しかし、依然として大多数のスマートフォン所有者がその機能を使いこなしているとは言い難いのが現状です。GMOJMIでは、スマートフォン市場の成長をさらに加速させるには、端末価格や料金プランの値下がりはもちろんのこと、ユーザビリティの向上が進むことが必要と考えます。
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【調査背景】
 海外市場での売上拡大あるいはアジア新興国への進出といった日本企業の海外進出の動きが活発化する中、文化的な背景や経済成長のステージが異なるアジア新興市場において日本企業が成長を遂げるためには、各市場のニーズの把握など、詳細な市場理解が不可欠です。
 GMOJMIでは、GMOリサーチと共同で日本、韓国、中国、台湾の東アジア主要4カ国・地域の市場理解を目的に、2011年4月から定期的にオンラインアンケート調査を実施しています。今回の調査ではiPhoneに加え、Android端末の販売拡大により利用者が増加している「スマートフォン」を調査テーマに選び、従来の携帯電話とは異なるスマートフォンならではの使い方において4カ国間での違いを明らかにするべく、「スマートフォン利用者タイプに関する調査」を実施いたしました。

【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社について】
 GMOインターネットグループのGMOリサーチの子会社で、市場調査・分析および調査データを基にしたコンサルティングサービスを提供しております。市場調査方法においては、従来どおりの市場調査はもちろん、CAPI(*1) /CATI(*2)、オンライン調査や携帯電話を通じての調査など、市場調査のスピードを大幅に短縮する方法を積極的に取り入れています。また、CVG(Consumer Vision Goggles)やウェブ・アイ(Web Eye)等、弊社独自の調査手法を用いた視覚的リサーチ(アイトラッキング)も提供しております。最先端の技術を駆使したGMOJMIの市場調査は、迅速かつ最適な意思決定のお手伝いをいたします。

(*1) CAPIとは、Computer Assisted PersonalInterviewの略で、コンピュータ
  を使いながら実施する、聞き取り調査のこと。
(*2) CATIとは、Computer Assisted TelephoneInterviewの略で、コンピュータ
 を使いながら実施する、電話調査のこと。

以上


【参考資料】
※調査データのグラフ等の詳細は下記URLをご参照下さい。
 URL:リンク

■7つのスマートフォン利用者タイプに関する調査
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(図1) 日本・中国・韓国・台湾における7つのスマートフォン利用者タイプについて

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  東アジア4カ国・地域のスマートフォン利用者に、AllAreaCodes.comが
 発表したiPhone(R)利用者のタイプ分類(全7タイプ)に自身を当てはめて
 もらったところ、各国のスマートフォン利用者の半数以上が使用している
 スマートフォンに対してロイヤルティが高く、『熱狂的なファン』である
 ことが分かりました。また、日本では他の3カ国(中国、韓国、台湾)と
 比べて十分に機能を使いこなせている『機能満喫者』が多く、日本以外の
 3カ国では友人の影響で購入した『まわりに流されやすい人』が多い傾向
 にあることが分かりました。

 ※米国でiPhone利用者のタイプを評価する際に頻繁に利用される
 AllAreaCodes.com作成のタイプ分類で、『The Fan boy (熱狂的ファン)』
 『The Unappreciative (まわりに流されやすい人)』、
 『The Over user (機能満喫者)』『The Desk Job (職務上の利用者)』
 『The Hacker (ハッカー)』、『The Senior Citizen(高齢者)』
 『The Complainer(不平家)』の7タイプある。
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(図2) 日本における7つのスマートフォン利用者タイプについて

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 日本では、Apple社のiPhoneやソニー・エリクソン製のAndroid端末
 Xperia(TM)X10の利用者で20~30代の男性に『熱狂的ファン』が多く、また
 iPhone4やサムスン電子製のAndroid端末Galaxy Sの利用者には、
 性別・年齢を問わず『機能満喫者』が多いという結果になっています。
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■スマートフォンの利用方法に関する調査
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(図3) スマートフォンの利用における難易度について

(図4)スマートフォンでも通話がメイン機能なのかについての調査

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 4カ国・地域すべてにおいて、スマートフォン利用者の約1~2割が端末
 の利用を難しいと感じています。特に日本では、『機能満喫者』が他の
 3カ国に比べて多かったものの、使いこなせず苦労する人も5人に1人と高い
 割合で存在していことが分かりました。また、基本機能の「通話」をメイン
 に使っている人は、日本が一番少ない約16%という結果になりました。
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(図5)スマートフォンのプリインストールアプリの利用について

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  スマートフォンの特長である、豊富なアプリや機能の利用においては、
 日本ではほぼ6割が最初から端末が備えている機能やプリインストール
 されているアプリを使用していることが分かりました。反対に他の3カ国
 ・地域では、70~80%の人が初期の段階からインストールされているアプ
 リは使用せず、自分が必要なものをダウンロードして使っている人が大半
 を占めています。これは、日本ではまだ有料アプリを購入することに対す
 る抵抗感があることや、日本語に対応したアプリがまだ少ないこと、また
 Android端末の場合、マーケットの充実度や使い勝手があまりよくないこと
 などが原因になっていると考えられます。
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(図6)PCの代替機としてのスマートフォンについて

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  近年ではスマートフォンやタブレット端末の登場によってIT端末として
 の主役がPCからスマートフォンやタブレット端末に置き換わるといわれて
 いますが、今回の調査では、全4カ国・地域のスマートフォン利用者の60%
 以上は、まだスマートフォンがPCの機能を代替できていないと感じていま
 す。インターネット利用環境がPCの方が快適であることに加え、PC向け
 インターネットサービスのスマートフォン対応やアプリ化が進んでいます
 が、現状ではまだ、これらのサービスがスマートフォンのみで完結できて
 いないためと考えられます。
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(図7) スマートフォンの持つ安全ロックの解除方法の認知度について

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  スマートフォンのハードウェアとソフトウェアの間にある安全ロック
 システムを解除し、マルチタスクでの動作やプリインストールされた
 アプリの削除、通常は使用できない機能やアプリの利用など、様々な
 カスタマイズを可能する方法をAndroid端末では「ルート化」、iPhone
 では「ジェイル・ブレイク(脱獄)」といいます。これについて認知度が、
 日本では40%以下であったのに対して、他の3カ国では約70~90%のスマート
 フォン利用者が認知しているという結果になりました。
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(図8)安全ロックを解除したスマートフォンの利用について

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  ルート化またはジェイル・ブレイクの内容や実現方法を理解している
 スマートフォン利用者で、実際に行っているのは、日本では約13%に過ぎ
 ませんが、他の3カ国・地域では25~30%ということが判明しました。
 ルート化またはジェイル・ブレイクを行うことは、キャリアとの契約違反
 であることに加えて電波法に抵触する恐れのあること、またウィルス感染
 や個人情報の漏洩リスク、メーカーが想定した範囲を超えた操作になるた
 めサポート(修理など)を受けることができなくなります。実際に行う人が
 少ないのは、こうした背景があるのではと推測できます。
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【調査概要】
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 調査テーマ  : スマートフォン利用者タイプ調査
 調査項目   : 年齢・性別
          スマートフォンの利用に関する内容(態度)
 調査手法   ; インターネット調査(クローズド調査)
 調査地域   : 日本、中国、韓国、台湾
 調査対象   : 19-44歳の携帯電話所有者 
 回収サンプル数:各地域1000サンプル  合計:4000サンプル
 実施日程   :日本:2011年5月11日~15日
         中国:2011年5月18日~30日
         韓国:2011年3月21日~24日
         台湾:2011年5月18日~30日
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※本調査結果の引用・転載の際はクレジット記載「GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社調べ」をお願いいたします。


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【調査に関するお問い合わせ先】
●GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
ビジネスディベロップメント部 山田
TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105
E-mail:takatoshi.yamada@gmo-jmi.jp
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【報道関係お問い合わせ先】
●GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社  社長室 田野
 TEL:03-5784-1100 FAX:03-5784-1105  E-mail:pr@gmo-research.jp

●GMOインターネット株式会社 グループ広報部 細田・石井
 TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611 E-mail:pr@gmo.jp
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【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社】
(URL:リンク
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会社名 GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■市場調査分析、広告、宣伝、出版に関する業務
     ■市場の調査並びにマーケティング調査に関する
      コンサルタント業務
     ■マーケティングリサーチ及び経営情報の調査、
      収集、提供
     ■各種市場調査の企画、実施
資本金 5,000万円
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【GMOインターネット株式会社】(URL:リンク
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会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容  ■WEBインフラ・EC事業
      ■インターネットメディア事業
      ■インターネット証券事業
      ■ソーシャル・スマートフォン関連事業
資本金 20億円
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■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp/

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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