高速マルチメディア・インタフェース向けに新たな保護ICを発表

STマイクロエレクトロニクス 2011年02月01日 09時51分
From PR TIMES

HD画質を維持し、DisplayPort・HDMI・USB3.0・eSATA対応機器をESDから保護する
クラス最高の低キャパシタンスを実現した次世代保護IC
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コンスーマ機器向け保護ICの世界的リーダーであるSTマイクロエレクトロニクス
(NYSE:STM、以下ST)は、クラス最高の低容量性によりHD(高解像度)画質の
向上を可能にし、DisplayPort対応モニタやPC等におけるESD(静電気放電)
保護性能が改善する過渡電圧サプレッサ(TVS)を発表しました。外付け
HDディスプレイと接続するためのDisplayPort 出力を備えたポータブルPCは、
2013年までに約1億台出荷されると予測されています(1)。

DisplayPort、HDMI、USB3.0、eSATA等の高速外部接続規格では、ユーザによる
ケーブルの着脱時に発生する静電気パルスに起因したシステム回路の損傷を防止
する保護ICの性能向上が求められています。これらの製品は、外部コネクタの
個々の端子に接続され、静電気パルスのエネルギーを吸収または迂回させますが、
画質の劣化を防ぐためには信号ラインの負荷静電容量を可能な限り最小限に
抑える必要があります。

STは、最新のTVSであるESDAXLC6-1MY2を発表することで、超低キャパシタンスの
新たな基準を設定し、画質を維持すると共に各種規格に適合するESD保護を実現
しました。この超低キャパシタンス製品(eXtremely Low Capacitance、XLC)は、
信号ラインへの負荷が最大0.35pFです。同製品は低キャパシタンスであること
から信号帯域幅が6GHzから7GHzとなり、DisplayPortインタフェースの2.7Gbit/s
のデータ・ストリームを歪みなしで通過させることができます。新しいTVSは、
同様のチャネル当りデータ転送レートであるHDMI、USB3.0およびeSATA
インタフェースの保護にも対応します。

ESDAXLC6-1MY2は、大容量の従来品と同じ実装面積およびピン配置を採用して
いるため、任意の既存製品のアップグレードやセカンド・ソースとして利用
できるだけでなく、新しい設計においても幅広く使用されることになります。
プリント基板における実装面積は僅か0.6mm(2)で、信号ライン当りの必要
デバイス数は1個です。IEC 61000-4-2に準拠した保護機能を提供し、信号導体
との直接接触の場合に機器は最大±8kVのESDに耐えることができます。

ESDAXLC6-1MY2の特徴
・シングル・チャネル・デバイス:高速ライン1本を保護
・信号ラインとグランド間の最大容量:0.35pF
・信号帯域幅:6GHz以上
・IEC 61000-4-2 level 4認定取得
・超小型パッケージ: SOD882(1mm x 0.6mm)

ESDAXLC6-1MY2は量産対応が可能で、単価は12,000個購入時に約0.15ドルです。
大量購入時の単価についてはお問い合わせください。

(1) InStat社:「DisplayPort 2009: The New VGA or the New DVI?」

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は
103.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:リンク
STグループ(英語):リンク

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216

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