豊富な機能と価格競争力を備えた次世代STB用ICを発表

STマイクロエレクトロニクス 2011年01月17日 10時12分
From PR TIMES

新機能の開発と設計・生産の簡略化を可能にする
実績ある技術をベースにした新しいSTB向けデモジュレータ統合型デコーダ
--------------------------------------------------------------------
セット・トップ・ボックス(STB)用ICの世界的メーカーであるSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、価格競争力のある高性能STBに
向けた戦略を拡充するため、2品種の新しいシステム・オン・チップ(SoC)を発表
しました。同製品により、SD / HD機器が同じプリント回路基板(PCB)設計を共有
し、従来機器向けに開発されたソフトウェアを利用できるようになります。

STのグループ・バイスプレジデント 兼 ホーム・ビデオ製品事業部ビジネス・
マネージメントであるEric Jumeletは、次の様にコメントしています。「TV事業
者と機器メーカーは、STのこれら2品種の次世代デモジュレータ統合型デコーダ
ICにより、差別化されたサービスに対するエンド・ユーザのますます高まる要求
を極めて競争力のある価格で実現できます。」

STi7162(HD STB用) / STi5262(SD STB用)は、それぞれ広く使用されている
STi7167 / STi5267をベースにしています。Free-to-air / ケーブルTV / 地上
デジタル放送用STB、IPTVサポートが追加されたハイブリッド製品を対象として
いる各製品は、STB用デコーダにDVB-CおよびDVB-T規格に対応した
デモジュレータを統合し、オプションでイーサネット・サポートに対応していま
す。各製品はセキュリティ機能を内蔵し、コスト最適化されたSTBを対象とした
機能をサポートします。

STi7162とSTi5262はピン配置が同じため、機器メーカーはSD / HD機器に別々の
PCBを開発するコストを節約することができます。各製品のピン配置により、
複雑かつ高価な多層基板ではなく、シンプルな2層基板に構成できるため、PCB
設計が簡略化され、組立コストが低減します。また、実績のあるSTi7105および
STi7167とのソフトウェア互換性により、それらに対応した既存のソフトウェア
を再利用できるため、より革新的で付加価値のある機能のために開発リソースを
集中することができます。

STi7162/5262の主な特徴
・先進的な低消費電力プロセス技術(55nm)を採用
・DVB-C(ケーブル放送) /DVB-T( 地上波放送)用デモジュレータ
・SD / HD(MPEG2、H264、VC-1)信号用DELTAビデオ・デコード・システム
・2Dグラフィックス / ディスプレイ・サブシステム
(3Dユーザ・インタフェース効果に対応可能)
・Linux/OS21互換アプリケーション・プロセッサ(最大1000 DMIPS)

STi5262 / STi7162は、PBGAパッケージ(27 x 27mm、620ピン)で提供され、
現在入手可能です。価格については、お客様お問い合わせ先または販売代理店
までお問い合わせください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力と
設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、
マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。
2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: リンク
STグループ(英語): リンク

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumerセグメント
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]