ソフトウェア資産管理(SAM: Software Asset Management)の水準向上を目指し、ソフトウェア企業、監査法人、SAM構築支援コンサルティング企業が連携

一般社団法人 ソフトウェア資産管理評価認定協会 2010年12月14日 11時29分
From PR TIMES

2010年12月1日付で、ソフトウェア資産管理(Software Asset Management、以下SAM)の水準の向上を目的として、「ソフトウェア資産管理評価認定協会」(Association for SAM Assessment & Certification: SAMAC 以下、当協会)が設立されました。当協会は、ソフトウェア企業であるマイクロソフト株式会社、アドビシステムズ株式会社、オートデスク株式会社、監査法人のトーマツ、あずさ監査法人、SAM構築支援コンサルティング企業の株式会社クロスビートの有志によって設立された一般社団法人(非営利団体)です。

現在、企業および公共機関において、IT資産の必要性や重要性は急速に拡大しています。IT資産はあらゆる組織において中枢業務に組み込まれ、様々な業務において多数のスタッフがITに深い関わりを持つようになっています。

このような環境において、情報漏洩対策を含むセキュリティの確立をはじめ、IT投資コストの最適化、さらに、組織運営の根幹にも関わるコンプライアンスは年々高まりつつあります。これらの課題を解決する上で、ソフトウェア資産管理(SAM)は、極めて有効かつ不可欠なプロセスです。

しかし、SAMは、いまだ定義や手法が標準化されておらず、コストを投下してSAM構築に取り組んでも、その達成度や規格が要求する事項への対応に大きな差異が存在するため、結果としてSAMの当初の目的が達成されないといった状況も生じています。

当協会は、このような状況の主な要因は以下の2点にあると考えています。

1.SAMの導入について正しい理解を有する人材が不足していること。
2.SAMの導入に関して品質や達成度を適正に評価、認定する仕組みが存在しないこと。

そこで、当協会は、「ISO/IEC19770」、もしくは、それに関連するJIS規格に準拠したソフトウェア資産管理の適正な普及を図り、企業、公共機関等の組織における業務プロセスにSAMが導入されることを目指し、その目的の達成に向けて、以下の活動を通じて、IT社会の発展に寄与する団体として活動していきます。

1.ソフトウェア資産管理の成熟度評価規準の策定
2.ソフトウェア資産管理の成熟度認証事業
3.ソフトウェア資産管理の成熟度評価資格者の認定育成事業
4.ソフトウェア資産管理の成熟度評価資格組織の認定事業
5.前各号に掲げる事業に付帯または関連する事業


【設立メンバー】
有限責任監査法人トーマツ エンタープライズ リスクサービス部: 田村 仁一
有限責任 あずさ監査法人 ビジネス・アドバイザリー事業部: 薩摩 貴人
株式会社クロスビート 取締役: 篠田 仁太郎
オートデスク株式会社 ソフトウェアアセットマネージメント部: 片岡 伸吉
アドビシステムズ株式会社 ライセンスコンプライアンス管理部: 宮澤 啓一郎
マイクロソフト株式会社 ライセンスコンプライアンス推進本部: 相田 雄二、手島 信行


【オブザーバー組織】
・特定非営利活動法人 ソフトウェア資産管理コンソーシアム(SAMコンソーシアム)
URL: リンク

【会員募集】
当協会では、設立理念の実現に向けて「ソフトウェア資産管理評価・検討委員会(SAMAC)」を運営しています。当協会の活動趣旨に賛同し、共にソフトウェア資産管理を普及・推進していただける会員、賛助会員を募集しています。また、当協会は、ご希望の組織に対してパイロット評価も提供します。現在、パイロット認証希望組織を募集しています。ご要望やご質問の際は、以下のアドレスまでお問い合わせ下さい。
E-mail: info@samac.or.jp

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]