ビットアイル、クラウドサービス“Cloud ISLE”の次世代基盤を構築

~ブロケード、日本IBMの先進技術によるハイパフォーマンスと高い拡張性を両立するサービス基盤~

株式会社ビットアイル(本社:東京都港区 代表取締役社長兼CEO:寺田航平 以下ビットアイル)は、ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:青葉雅和 以下:ブロケード)および日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区 社長:橋本孝之 NYSE:IBM、以下:日本IBM)の協力のもと、Cloud ISLEブランドで展開するクラウドコンピューティングサービスの次世代統合サービス基盤(以下、新基盤)を構築しました。ビットアイルは、新基盤を活用し、顧客のITインフラ利用要件にきめ細かく対応するサービスを順次投入してまいります。

クラウドコンピューティングの普及は、コンピュータシステムの利用形態を所有から利用へと変化させるとともに、機動的なITインフラ調達手段を利用者にもたらしました。IDC Japan株式会社の調査によれば、国内クラウドサービスの市場規模は、2014年には2009年比4.9倍の1,534億円へと大きな拡大が予想されています*。一方で、パブリッククラウドなどでは、利用規模の拡大に伴うデータI/Oやネットワークのボトルネックなどによる、パフォーマンス低下や安定性の低下などの問題が顕著になっているのも事実です。

ビットアイルは、こうしたクラウドコンピューティング基盤の問題を抜本的に解決し、かつ、ITインフラへの多様なニーズに対応するサービス展開を実現するために、最新のサーバ・ストレージ・ネットワーク機器を導入。進化したイーサネット技術であるFCoE(ファイバーチャネル・オーバ・イーサネット)(※1)でのストレージ・アクセスを可能にするブロケードの「Brocade 8000」と、ストレージ仮想化によりI/Oパフォーマンスと容量の大幅な向上を実現するIBMの「IBM® System Storage® SANボリュームコントローラー」を採用し、これまでにない高いパフォーマンスと拡張性を両立しながら、高い信頼性と可用性、ならびに高いコストパフォーマンスを実現するサービス基盤を構築いたしました。

ビットアイルは、この新基盤とこれまでのデータセンターサービスをもとに、「仮想リソース/物理リソース」「専用環境/共用環境」「従量課金による柔軟性/固定費化による規模の経済性」「短期利用・長期利用」といった利用形態の選択・組み合わせにより、顧客の事業・サービス特性やコンピュータシステムが求めるインフラ要件に対応する選択肢をこれまで以上に多様化させるサービスを提供することが可能になります。これにより、顧客企業の事業を支える安定したITインフラとTCO削減の実現に貢献することができると考えております。

ブロケードと日本IBMは、新基盤の設計・構築にあたり、製品の提供のみならず技術情報や各種検証の後方支援などを提供します。また、今後の運用においても技術的なサポートを提供していきます。
ビットアイルは、今後も先進的な技術を積極的に採用し、顧客企業の事業特性に合った最適なITインフラ構築を実現するサービスを提供してまいります。


■Cloud ISLE次世代統合基盤の構成
【最新の高スペックサーバで構成されたサーバファーム】
処理性能の高い最新のIBMのx86サーバ「IBM System x®」シリーズをベースに、仮想リソースプールと物理リソースプールを構築し、システム要件に最適なサーバリソースの選択・組み合わせを提供。

【高パフォーマンスと高い信頼性を実現するストレージファーム】
一般的なクラウド基盤の問題となるデータI/Oのボトルネックを「IBM SANボリュームコントローラー」によるストレージ仮想化と大容量キャッシュの効率利用によってパフォーマンスを極限まで高めることで解消し、冗長構成により信頼性・堅牢性・可用性を確保。

【IPとSANを統合したネットワークファーム】
広帯域のインターネット接続回線と、ファイアウォール機能・ロードバランサー機能を標準提供することにより、高度なネットワーク機能要件と、増え続ける大量のアクセストラフィックに対応。
加えて、一般的なクラウド基盤においてシステム性能のボトルネックとなるサーバ間通信を「Brocade 8000」による10Gbpsイーサネット化により解消。また、FCoE技術によりファイバーチャネルの信頼性と性能を維持しながら、IPネットワークとストレージネットワークを統合し、構成をシンプルにすることで、高い拡張性と大幅な運用効率化を実現。結果として、大幅なコストパフォーマンスの向上を実現。

【コロケーションによるユーザー専用環境との連携を実現するBit-isle V-LANサービス】
データセンター事業者ならではの、コロケーション(ハウジング)環境とクラウド環境の連携サービスを提供。固定的なリソースはコロケーションに、一時的なリソースをクラウドからといったハイブリッド環境の構築をサポート。


■ブロケード「Brocade 8000」の採用理由と特長
 ・次世代イーサネット技術を採用しながら、ファイバーチャネルの信頼性、堅牢性を維持するFCoE対応の高性能スイッチ
 ・LANとSANを統合することで、スイッチ、ネットワーク・アダプタ、ケーブルを集約。シンプルな構成を実現し、運用管理効率の向上を図り、同時に消費電力を削減
 ・Brocade 8000と共にと統合型ネットワーク・アダプタ「Brocade 1000 CNA」を併せて採用。
  包括的なFCoE環境を構築することで、安定稼働を実現。将来のリソース増強要求にも水平型で柔軟かつシンプルな構成で対応できる高拡張性


■IBM「IBM System Storage SANボリュームコントローラー」の採用理由と特長
 ・最大32PBまでの大容量と、合計256台のIBMや他社製のSAN対応ディスク装置の接続に対応した、統合ストレージ環境を実現するストレージ仮想化アプライアンス製品
 ・異機種混在環境においても、必要なストレージ容量を随時かつ最適にオンラインで増設が可能、かつモジュール単位の大容量の拡張にも対応する、高い柔軟性と拡張性
 ・内蔵の大容量キャッシュメモリーにより、構成に依存しない高いパフォーマンスを発揮
 ・先進のミラーリング機能(VDisk Mirroring)による、データ移行やバックアップ、保守の際にもシステムを止めずに対応できる高い信頼性と可用性、これにより、従来のストレージ間ミラーリング機能では実現できなかった、完全冗長化・障害時自動復旧を実現
 ・負荷の高いボリュームを自動的に、アクセスの早い半導体ドライブであるソリッド・ステート・ドライブ(SSD)領域へ移動させ、ストレージ全体のパフォーマンスとコストを最適化するEasy Tier機能を実装

以上

※1 FCoE(ファイバーチャネル・オーバ・イーサネット)
ストレージとサーバなどを接続するファイバーチャネル(FC)のプロトコルを機能拡張を施した新しい10Gbpsイーサネット(Ethernet)であるデータセンター・ブリッジング(DCB)のフレームとして運ぶためのプロトコル仕様で、LAN(イーサネット)とSAN(ファイバーチャネル)のI/O統合を実現することが可能となる。

*出典: IDC Japanプレスリリース「国内クラウドサービス市場予測を発表」(2010年9月)

【株式会社ビットアイルについて】
株式会社ビットアイルは、①インターネットデータセンター(iDC)の運営等を行うiDC サービス、②ハードウェアからソフトウェアまでの運用サービス、監視サービス、セキュリティサービス、レンタルサービス等を提供するマネージドサービス、③システムインテグレーションサービス、エンジニアリングサービス等を提供するソリューションサービスという3つのサービスにより、顧客のニーズに合致したあらゆるIT サービスを、ワンストップ(顧客のストレスを最小化)で、可能な限り月額課金化(顧客が利用しやすいサービス形態)して提供する「総合ITアウトソーシング」事業を展開しています。

社名: 株式会社ビットアイル(JASDAQ:3811)(英文表記:Bit-isle Inc.)
所在地: 東京都港区東新橋1-9-2
設立: 2000年6月
資本金: 27億2,394万円(2010年7月31日現在)
代表者: 代表取締役社長兼CEO 寺田 航平
URL: リンク


【ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社について】
社名: ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
(Brocade Communications Systems K.K.)
設立: 2001年4月17日
代表者: 代表取締役社長 青葉 雅和
URL: リンク


【日本アイ・ビー・エム株式会社について】
下記サイトを参照ください。
ホームページ: リンク

IBM、IBM ロゴ、ibm.com、およびSystem x、System Storageは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、 リンクをご覧ください。



<本リリースに関するお問合せ先>

株式会社ビットアイル
社長室
TEL:03-6252-3522
e-mail: ir@bit-isle.co.jp

ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
ブロケードPRオフィス
TEL:03-3384-3434
e-mail: brocade@ambilogue.com

日本アイ・ビー・エム株式会社
ダイヤルIBM
TEL: 0120-04-1992

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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