-著作権管理技術の応用により、文書共有時の情報漏えい防止を実-
機密情報が含まれた文書を社外の特定者と共有する際には、メールの誤配信や特定者以外への転送などにより、情報漏えいのリスクを伴いました。
今回、日立情報が開始する「SecureXD」は、DRM の応用により、Microsoft® Office アプリケーションなどで作成された文書や帳票等を、社外の特定者と情報漏えいの心配なく安心して送受信・共有できるSaaS型のサービスです。ワープロや表計算・プレゼンソフト等で作成された文書の暗号化に加え、eメールアドレスをベースにした認証基盤の提供により、メールの誤配信や特定者以外への不用意な転送等による情報漏えいを防止します。これにより、PDFやEXEファイル等の中間フォーマットへ変換することなく、普段利用しているオフィスソフトのフォーマットのまま社外特定者との文書共有を安全に・安心して行えます。
また、文書の利用状況を常時監視しますので、文書の開封確認・使用ログの管理、送信後の利用権限再設定(ドキュメントの廃棄)などの機能により、情報の不正利用を防止します。さらに、受信者へ権限を付与すれば編集などの共同作業も可能です。
なお、「SecureXD」のセキュリティ基盤には、DRM 専門企業として蓄積した経験とノウハウを基盤に設計されたFasoo社の製品「Fasoo Secure Exchange」を利用しています。また、日本でのサービス開始に際しては、韓国のLG HITACHI Ltd.より技術支援を受けています。
日立情報では「SecureXD」を、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして国内企業を中心に拡販し、2012年度までに4億円(累計)の売上達成を目指します。
<「SecureXD」の特長>
・Microsoft® Outlook® と連携し、メール送信時に添付ファイルを暗号化することが可能です。
・オフィスソフト等の各種アプリケーション(Microsoft® Office、PDF、WordPad、Notepad 等)で作成されたファイルを、中間フォーマットに変換することなく暗号化します。
・メールアドレスを利用した認証方式のため、社外ユーザの ID/パスワードの管理が不要です。
・文書の閲覧、編集、印刷、画面キャプチャー等の機能使用可否を制御します。
・文書の閲覧回数、期間、PC 台数、廃棄までを制御でき、送付済みのドキュメントも簡単に廃棄(失効制御)が可能です。
<提供価格(税込み)>
1ユーザあたり3,150 円/月~
※初期導入費用が別途必要です。
<「SecureXD」対応アプリケーション>
アプリケーション バージョン 対応フォーマット
〔Microsoft® Office〕 XP、2003、2007 :doc、xls、ppt、docx、xlsx、pptx ほか
〔AcrobatReader®〕 7.x、8.x、9.x :.pdf
〔WordPad/Notepad〕 Windows® XP、Windows Vista® :.txt、.rtf
<Fasoo 社について>
韓国及びグローバルなセキュリティSolution を展開しており、韓国企業「SAMSUNG グループ」をはじめエンタープライズセキュリティとして710 社(2010 年5 月基準)の出荷実績があります。
※記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
※Harmonious Cloudは、株式会社日立製作所の登録商標です。(リンク)
◆印刷用はこちら(PDF)からリンク
◆関連サイト:SaaS型社外文書共有サービス SecureXDリンク
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