Sierra Wireless社のQ52 Omniテクノロジーを採用したモジュール
ディジ インターナショナル(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このほど、GSM/GPRS、全地球側位システム(GPS)、ORBCOMMサテライト(衛星通信)コネクティビティを1つのソリューションで開発できる組込みモジュール、「Digi m130」を発表しました。コンパクトなDigi m130は、フリートマネジメントや資産追跡アプリケーションに最適で、セルラーやサテライトネットワーク経由で移動機器・資産へのリモート接続ができ、機器メーカーが1つの設計の中で、セルラー、GPS、サテライトを付加する一番の近道となります。
「セルラーとサテライトの両方の機能を持つことにより、カスタマは、1つのネットワークから他へと容易に切り替えられるフリートマネジメントソリューションを開発することができます。車両がセルラーの受信範囲外に移動したときは、サテライトを使ってコネクティビティを維持することが可能です。GPS機能との融合により、企業は、実質的に地球上のどこからでも、5メートル以内の精度で製品を追跡することができます」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。
「素早く拡張できるマシン・ツー・マシン(M2M)のモビリティは、費用対効果に優れ、信頼性の高いグローバルエリアネットワークのソリューションへの大きな需要を形成しました。Digi m130とORBCOMMネットワークにより、私たちは、M2Mモビリティのマーケット向けの完全かつカスタマイズされたソリューションの開発が可能になりました。Digiは全面的なサポートを提供し、私たちは自社の最初のGPS搭載サテライトデュアルモードモデムにDigi m130を苦もなく統合できました」と、Maestro Wireless Solutions社のジェネラルマネージャ、バートランド・G・ブリュジエール氏は話しています。
Digi m130は、セルラー、GPS、サテライト機能に対応するフレキシブルな広域ネットワークコネクティビティを提供します。セルラーとサテライトのコネクティビティは、企業がネットワークを容易に切り替えられる、即時かつ常時接続の通信を提供します。車載(船上)GPSは、位置追尾とジオフェンスを可能にします。Digi m130は、ポピュラーなDigi m10とSierra Wireless製のインテリジェントな組込みモジュールAirPrime WMPシリーズに採用されているDigiのサテライトアプリケーションに特化したASIC(集積回路)テクノロジーを備えています。Q52 Omniは、WavecomとMobiAppsのパートナシップにより、それぞれの企業をSierraとDigiが買収する前に開発されたものです。
Digi m130のカスタマは、すぐに利用できるM2Mネットワークマネジメント向けのiDigiクラウドコンピューティングプラットフォームに2011年第2四半期までアクセスすることができます。iDigiプラットフォームは、ネットワーク接続された機器のセキュアなリモートアクセス、制御、管理および、完全なクラウドベースのアプリケーション開発を可能にします。また、容易なアプリケーション開発を実現するPython開発環境は、2011年3月までに利用可能になります。
Digiは、現在のSierra Wireless Q52 Omniのカスタマをすべてサポートします。Digi m130は、169ドル(10,000ロット)で提供します。また、開発キットは、1,299ドルで利用可能です。開発キットのカスタマは、Digiのワイヤレスのコンサルティング部門に無料で1時間の相談を受けることができます。コンサルタントは、Digi m130のソフトウェア開発やアンテナ設計へのアプローチについて説明します。詳細は、www.digi.com/m130をご参照ください。
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